「予測システム/予測モデル」を使った複数の来季’23TOP10選手ランキング、皆バラバラ。エンビード、レブロン、ドンチッチ、ヤニス、ヨキッチ、ステフ、テイタムetc.
まず「予測システム/予測モデルって何?」という方にご説明いたします。
少し前からアメリカでは「スポーツギャンブル」と「実際の試合結果と連動したスポーツシミレーションゲーム」が大ブームです。後者は「ファンタジースポーツ」と総称され、有料無料のものを含め数多の会社/サイトが運営しています。
そこでユーザーから「予想のための指標や攻略法はないものか?」的な需要が高まり、Projections(予測)システム/モデルが増加し、既存のもの含め注目を集めるようになりました。先日紹介したBBRのSimple Projection Systemもその中の1種です↓。
チームの勝敗・個人スタッツ・賞選考等々、賭け/予想対象は沢山の種類があって、自ずとProjectionsシステム/モデルの数も1試合の結果/スタッツだけを予測するもの・“来季全体の活躍度予想を1つの数字にまとめて表したもの”etc.と豊富です。
今記事のランキングは“来季全体の活躍度予想を1つの数字にまとめて表したもの”です。
一つ留意しておくべき点としましては、これらは“予測”であって“選手の実力”や“過去実績の評価”とイコールではありません。
具体的な計算式は不明でサイトによって違いもありますが、大半の数値が選手の年齢・過去成績・欠場実績他膨大な過去データから成長を予測、似た成績の選手たちを比較するなどして数値を出しています。なのでランキングが低いからと言って、それが選手への軽視とは限りません。
念を押しますと、これらProjectionsシステム/モデルは“予測”のためにあって現在の能力評価には向いていませんのでお気を付けください。現在の能力評価には他に向いてるものがありますしね。
前置きが長くなりました。では、いくつか紹介していこうと思います。
まずはfantasydata.comのTOP10選手ランキング。2022/9/8時点。※画像クリックで拡大
hashtagbasketball.comのもの。
DARKOによるもの。
結果はタイトル通り、皆バラバラ。「未来」「将来性」ってキーワードを意識すると「どこもドンチッチの独壇場かなー」なんて思ったんですけど、来季はまだヤニス、ヨキッチ、エンビード皆20代ですしKDやステフも円熟味の増す年齢。
来季38歳のレブロンが全てでTOP10入りしてるのは、システム相手に小一時間問い詰めたいです。「疑わしい」って意味じゃなくて面白そうですので。
冒頭で長々と説明しましたが、実際はもっと複雑で、それぞれ違った計算式を持っていますからバラバラなのも当然と言えば当然でしょうか。数字の概念にも細かな違いがありますし、DARKOのDPMは「来季全体予想」というよりも「来季1試合当たりの活躍度予想」と言った方が近いですし。
私は「スポーツギャンブル」も「ファンタジースポーツ」も嗜みませんが、DARKOはモデルの説明を聞いてるだけでも面白いので、その手の数字が好きな方にはオススメです。私はその手の数字が特に好きじゃないけど楽しかったので、やっぱり全員にオススメです。→リンク
Projectionsシステム/モデルは1試合単位の予測をするものの方が主流なようで、思ってたほど来季全体を予想するものがありませんでした。ページはあってもまだnot available利用不可だったり。ごめんなさい。
けど見比べるには3つくらいで丁度良かったのかな、とも思ったり。なにはともあれ、若手とベテランが混在していて当分退屈する事はなさそうで何よりです。
今回はこのへんで。ではまた。