【NBA】ここ9年間のAll-Rookie-Teamと20年間の新人王一覧とスタイルチェンジを遂げた新人王と求められる新人王他。
過去20シーズン、その年のルーキー・オブ・ザ・イヤー(以下ROTY)がプレイオフに進出したのは4例のみ(2022スコッティ・バーンズ、2018ベン・シモンズ、2017マルコム・ブログドン、2009デリック・ローズ)
2004~2023ROTY一覧。
基本的にトッププロスペクト(その年屈指の有望若手)は前年下位チーム≒再建チームに指名される為、強豪チームからROTYやAll-Rookie-Team選手が排出される事は比較的稀です。
レブロン・ジェームズ、ケビン・デュラント、クリス・ポールら後のプレイオフ常連レジェンドですら1年目はプレイオフ未進出です。
過去9シーズンのAll-Rookie-Team一覧。
再建チームや、有体に言ってしまえば弱小チームの中でメインオプション・中心選手を務め1年目に目覚ましい個人成績を残すも、チーム全体が強くなっていく過程でドロップアウトしてしまう例も珍しくありません。
「素晴らしい選手には違いないけれど、優勝チームの大黒柱には物足りない。さりとて2ndオプションやロールプレーヤーにも向いていなかった」といった“帯に短し襷に長し”なケースは残念ながらあります。誰とは言いませんが上記ROTYやAll-Rookie-Teamの中にも当然います。
その点、2022ウォリアーズ優勝に大貢献したアンドリュー・ウィギンスはROTYを獲得した後に見事なスタイルチェンジを遂げた稀有で素晴らしい例です。ウルブズ時代よりもセルフクリエイトしなければいけない場面やUSG%は減った分、キャッチ&シュート3P他各種%を向上させ、臨機応変さやスタミナが求められるウォリアーズのオフボールムーブメントにも見事に適応。卓越したディフェンスは言わずもがな。
ウィギンズの各種スタッツ一覧。
そしてこの笑顔。
ROTY、All-Rookie-Team受賞者がそのままスーパースターへと成長していく過程も勿論尊いですが、コーチ・チームから求められる姿に努力して変わっていく過程も非常に尊い。
今季2024も新チームでのアジャストや怪我・不調からの再起など多少なりともスタイルチェンジが求められる元ROTY・元All-Rookie選手は大勢いるでしょう。
彼らが今後どんな成長・変化を見せてくれるか、期待しております。
それはさておき
デビュー戦のインパクトで言ったらマイケル・カーター・ウィリアムズはGOATかも?
今回はこの辺で。ではまた。