経済誌Forbesフォーブスが「2023世界の高収入アスリートTOP10」を公開。NBAサラリーと副収入の割合は?/歴代キャリア3P%TOP40ランキング。/エンビードの意外?なスポーツマンシップ。/レブロン、ステフィン・カリー、ケビン・デュラント
2023/5/2、アメリカ経済誌Forbesが“Top 10 highest paid athletes in 2023”「2023世界の高収入アスリートTOP10」記事を公開。リンク
1位クリスティアーノ・ロナウド。$136 million(1億3600万ドル。2023/5/2現在のレートで185億5184万4000円)。On-Field(競技をする事で得た収入): $46 million | Off-Field(広告契約等競技外での収入): $90 million。サッカー。ポルトガル国籍。38歳。
2位リオネル・メッシ。$130 million。On-Field: $65 million | Off-Field: $65 million。アルゼンチン国籍。サッカー。35歳。
3位キリアン・エムバペ。 $120 million。On-Field: $100 million | Off-Field: $20 million。サッカー。フランス国籍。24歳。
4位レブロン・ジェームズ。$119.5 million。On-Field: $44.5 million | Off-Field: $75 million。バスケ。アメリカ国籍。38歳。
5位サウル・アルバレス(通称カネロ)。$110 million。On-Field: $100 million | Off-Field: $10 million。メキシコ国籍。ボクシング。32歳。
6位ダスティン・ジョンソン。 $107 million。On-Field: $102 million | Off-Field: $5 million。アメリカ国籍。ゴルフ。38歳。
7位フィル・ミケルソン。$106 million。On-Field: $104 million | Off-Field: $2 million。アメリカ国籍。ゴルフ。52歳。※チャリティゴルフでチャールズ・バークレーと組んでステフィン・カリー&ペイトンン・マニングのペアに勝利した事もあります。
8位ステフィン・カリー。$100.4 million。On-Field: $48.4 million | Off-Field: $52 million。アメリカ国籍。バスケ。35歳。※ゴルフでも収入でもミケルソンに僅かに及ばず。(二人並んでるのが奇遇だと思っただけで悪意はないです)
9位ロジャー・フェデラー。$95.1 million。On-Field: $0.1 million | Off-Field: $95 million。スイス国籍。テニス。41歳。
10位ケビン・デュラント。$89.1 million。On-Field: $44.1 million | Off-Field: $45 million。アメリカ国籍。バスケ。34歳。
↓画像は過去10年TOP10アスリートのOn-Field・Off-Field収入をグラフ化したもの。
「その競技をする事で得た年俸・賞金」と「その他広告契約料や副収入」の割合は大体半々。
2015と2018に「その競技をする事で得た年俸・賞金」の割合が大幅に増えたのは主にフロイド・メイウェザーJrのファイトマネーによるものですね。
2018のTOP10リスト。
2015のTOP10リスト
ボクシング・格闘技は1試合あたりの報酬が非常に高いです。そのトレーニング含め健康や引退後の人生を削りながらアスリート生活を続けている側面が他スポーツと比べると強いですし、そういった影響もあるんですかね。シンプルに人気なのは勿論。
昨2022はこんな感じ。
NBAからはレブロン・ジェームズ、ステフィン・カリー、ケビン・デュラント、2022はヤニス・アデトクンボの名前も。4人共優勝経験ありで知名度の高いスーパースターですから、さもありなん。他の年のリストはこちらで。
定期的にチェックしているわけではありませんが、Forbesはスポーツ・スポーツ選手もよく取り上げていて、ESPNやThe Ringer等のスポーツメディアとは違った観点の記事が面白いです。経済誌なので収入・収益・その使い道等々「お金にまつわる」記事が主ですけど、アスリートやその関係者の意外な一面が窺えます(※)。
※:最近ではジョエル・エンビードのインタビュー記事がお気に入り。リンク
エンビードは延長契約交渉を自らして代理人手数料の4%を節約したり(円にすると数億円の節約)、投資にも積極的。
そうして得た多額のお金を非営利団体の設立、ホームレス支援、地元コミュニティ・アフリカ支援、Covid-19 検査の開発支援等々慈善活動にも還元。
これも立派なスポーツマンシップの一種だと思います。
今回紹介したのはForbesのものですけど、他にも色々なメディアが「アスリートの収入・お金にまつわる」ランキングや記事を作成していて、それぞれ違いもあって興味深いです。(「highest paid」で検索すれば沢山引っかかります)
それはそうとForbesと聞くと一瞬Bryn Forbes ブリン・フォーブスが頭によぎりますな。
ついでに歴代キャリア3P%ランキング。2023/5/3時点。
今回はこの辺で。ではまた。
以下NBAとは全く関係ない余談。
最近はめっきり少なくなりましたけど、以前は格闘技の試合もたまに観てました。贔屓のチームが負けたイライラを格闘技観戦で発散する感じですね。バスケ・NBAよりは思い入れが少ない分頭空っぽにして楽しめました。
以下はその思い出話というか自分語りというか、とにかく好きだった選手たち。
マイク・タイソン
私のようなド素人にもわかりやすく凄い人。
格闘技を観てて不思議でしょうがなかった事の一つが「パンチ力の違い」で、筋骨隆々でパワーがあってタイミングもよくパンチを当ててるように見えるのにちっともKO出来ない選手がいたり、その逆な選手がいたり。
その点タイソンは見た目からしてパンチ力凄そうなんですけど(ただヘビー級にしては低身長)、倒し方のインパクトはもっと凄かったです。「ちょっとカスっただけ」とか「フッと出したパンチ」でタイソンよりドデカい相手がフラフラになったり、倒れて微動だにしなかったり。
この青年↓が
こんなですからね。
そこには私の知らないしっかりとしたメカニズムがあるんでしょうけど、「理不尽にも思える人間の強さ」が見れて楽しかったです。
ナジーム・ハメド
人気ボクシング漫画「はじめの一歩」に出てくるブライアン・ホークのモデルとも言われる選手ですね。WOWOWで「悪魔王子」なんて呼ばれてました。(英語圏では単にPrince呼び)
まぁノーガードで避ける。笑う。倒す。の三拍子。
今のNBA選手に無理矢理例えたらジャ・モラントやカイリー・アービングでしょうか。常に目が離せない一目でわかる楽しさに詰まってました。
悪魔王子も今は貫禄?が出てきたようで。
大月晴明
格闘技に詳しい知人から「お前が好きそうなヤバい日本人がいる」と言われて見てみたら案の定好きになってヤバかった日本のキックボクサー。
相手の顔をゆがませるショッキングなKOシーンもありました。(2002年のvs増田博正。気になる方、大袈裟じゃなく閲覧注意です)
反面、相手をKOした後両手をクルクルさせるセレブレーションが可愛かったです。というかインタビュー内容では丁寧で腰の低い選手でしたね。そういうギャップも面白かったです。
後楽園ホールには何度か赴きましたが、観客席とリングが近くて音や臨場感がダイレクトに感じられて楽しかったですね。
ジョルジュ・サンピエール(通称GSP)
今でもたまに試合を見返すフランス系カナダ人総合格闘家。
日本のアニメ・漫画文化をリスペクトしてくれてるアスリートは最近多いですが、GSPは幼少時いじめられていたのをキッカケに空手を習い始め柔術に傾倒していった事もあって、常に日本の武道や価値観に敬意を示してくれています。
GQスポーツチャンネルの番組「始めの給料1ミリオンドルをどう使ったか?」では相変わらずのナイスガイぶりを見せてくれて嬉しかったですね。
ちなみに1ミリオンドルの一部使い道は「お前の金はお前のために使え」と嫌がる両親に無理矢理借金返済と車をプレゼント。(GSPは高級車をプレゼントしたかったそうですが「日本車が長持ちするから」とトヨタ車を選択。動画へのリンク。)
アメコミ映画「キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー」観てたら悪役として出演しててビックリしました。しっかり「スーパーマンパンチ」(GSPのシグネイチャームーブの一つ)をするシーンもあってニンマリ。
UFCファイターですと他にBJ・ペンとかクレイ・グイダの試合もビデオ・DVDでよく観てましたね。えらく懐かしく感じます。
語り始めると話が長くなるのはバスケも格闘技も同じですな。またUFCでも追いかけてみますかね。
カイル・ラウリーとジャマール・マレーも仲良く楽しんでますし。
キリがないのでこの辺で。ではまた。