NBA2023から過去10年間の各距離毎No.1シューターたち。/NBA2023遂にハッキリと2Pと3Pが逆転。リーグ平均得点と3Pの歴史。/レブロン、ヨキッチ、マレー、ステフィン・カリー、ヤニス、デュラント、クリス・ポール、トレイ・ヤング、リラード

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NBA2023から過去10年間の各距離毎No.1シューターたち。/NBA2023遂にハッキリと2Pと3Pが逆転。リーグ平均得点と3Pの歴史。

1990年代前半以降長らく3Pのリーグ平均PPS(points per shot。シュート1本あたりでの得点)は2Pよりも上回っていました。

2022シーズンになって並び、2023シーズンで遂にハッキリと逆転したそうで。

このグラフだけで「今のNBAでは3Pが云々、2Pが云々」みたいな大仰な事は語れませんけど、非常に興味深いグラフです。引用元:@automaticnba

3PのPPSは若干のブレはありますが2000シーズン以降は比較的安定しているのに対し、2PのPPSは2016シーズン以降急激に右肩上がり。

2016シーズンというと3Pの試投数が急激に増え始めた時期です。

「3Pの多投によりオープンスペースがもたらされ、2Pのショットメイキングにも恩恵があった」ってのが通説というか無難な見方なわけですけど、実はここ4シーズンのリーグ平均3PAはほぼ横ばいです。2023は2022よりも減っています。

2009シーズン以降一部リーグ平均スタッツ。ここ5年はペースも100前後でほぼ横ばい。リンク

なんですけども、2PのPPSは依然として上昇傾向にあります。

何故か。

・・・・

みんなしゅーとがうまいから!

2023プレイオフにてジャマール・マレーが超タフショットを決めた事にグッドサインを送るレブロン・ジェームズ。ドヤ顔ダブルグッドサインで応えるマレー。
何気ないシーンですけど、対戦相手でありながらレブロンもマレーへ「おかえり」って言ってるみたいで大好きなシーン。

真面目な話。理由を詳しく語ろうと思うと何冊も本が書けちゃうレベルの長さになるので、超雑に「選手のスキルレベルの上昇と効率的な戦術概念の浸透とオフェンシブな試合展開を望むリーグオフィスの意向」とだけ。(あくまで私の雑な見解です)

少し話が逸れたのでもう一度件の画像を見てみましょう。

2022シーズンに3PのPPSが下がったのは、ルール上ドローファウルへ厳しくなりディフェンス・コンテストがよりアグレッシブになった事の影響も大きいでしょうか?特に開幕当初はスランプになった選手が多くて、公式ボール変更の影響もよく話題になっていました。

画像内にある“Shortened 3p line”についてですが、1995~1997シーズンは3Pラインが一時的に短くなりました。23feet9inches(7.24m)から一律でコーナーと同じ22feet(6.71m)になりました。

理由は「マイケル・ジョーダンの引退やリーグ平均得点減少による人気の低下に歯止めをかけたかった」などと言われております。wikiへのリンク CBS Sports記事へのリンク

ただ平均得点減少の歯止めにはあまり効果がなく、

3Pラインが短くなった1995は3PAが激増し3PMも約2本増えるも平均得点は101.4で前年からほぼ据え置き。1998シーズンには3Pラインは元通りに。

結局、平均得点の減少は2004シーズンまで続き、2004には93.4にまで落ち込みます。

色々あって2023現在は114.7まで上昇。2022から約4点も増え史上9位、1971シーズン以降では最多の数字です。

詳しく見たい方はこちらへ→リンク

NBAに歴史あり。来季はディフェンスが巻き返すのか。今後の動向は如何に。乞うご期待!

と、これまた雑にまとめたところで

今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。

過去10シーズンの各距離毎のPTS Addedリーダーたち。(※)

※:ざっくり言うと「リーグ平均期待値と比べ、どれだけ量を多く・効率良くシュートを決めているか」をまとめて表した指標。

イメージ通り過ぎて特に言う事がない!

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