【FIBAワールドカップ/NBA】FIBAでも続出?NBAのジンクス、“ユーイング・セオリー”とは?大会4日目試合結果まとめ。
“The Ewing Theory”「ユーイング・セオリー」
「ユーイング・セオリー」とはアナリスト/記者のビル・シモンズによって提唱された理論、というかジンクスです。
ざっくり言うと「チームにとって重要なスターが怪我で不在になったりチームから去った後、そのチームが飛躍を遂げる現象」を指します(※)。
※:ニューヨーク・ニックスの大黒柱パトリック・ユーイングは1999シーズンのカンファレンス・ファイナル第2戦で負傷し、残りの試合を欠場。
しかし、ニックスは幾度も死闘を繰り広げてきたペイサーズにユーイング抜きで勝利し、史上初の第8シードでNBAファイナル進出。この出来事が由来で「ユーイング・セオリー」と名付けられました。
ちょっとした小ネタみたいなもんで「セオリー」やら「理論」と呼べるほどのもんでもありせんが、詳しく知りたい方はこちら→ビル・シモンズによる説明へのリンク
大会3日目、八村塁が不在の日本代表はラウリ・マルカネン擁するフィンランドに歴史的大勝利。
この事実に浮かれたまま、クリスタプス・ポルジンギス不在のラトビア対フランス戦を観ていたら、こちらも最後の最後にラトビアが試合初のリードを奪いアップセット。
そしてフランスはまさかの1stRound敗退が決定。東京五輪とEurobasket2022で2位、東京五輪予選や4年前のワールドカップではアメリカ代表も破った強豪国が。メンバーもその時とそこまで変わらないのに。
兎に角ビックリ仰天ですけど、そんな事よりもラトビアを称えるべきですね。おめでとうラトビア!
アップセットというほど下馬評差があったわけではありませんが、ドイツもフランツ・バグナー欠場のピンチの中オーストラリアに勝利。(フランツ・バグナーのフィンランド戦出場は「五分五分」だそうで。リンク)
国際大会の熱気や波乱は、まさしく“老いた心への栄養剤”です。その残酷さ含め。
はたして大会4日目はどうなるか。
大会4日目全試合結果まとめ。
4日目はユーイング・セオリー起きず。アメリカ、スロベニア、スペインらが勝利をおさめ、概ね下馬評通りの結果となりました。ちょっと寂しい。
コートジボワールはイランとの接戦を制し勝利。
それにしてもFIBAのレフェリーは残り時間点差関係なくテクニカルファウルやキャリーをコールしますな、本来そうあるべきなんでしょうけど。
なにはともあれ明日(今日)から予選3試合目、運命を左右する試合が続きます。頑張れ日本、頑張れ世界中のバスケ人。
今回はこの辺で。ではまた。