データで見る「オフボールディフェンダー」たち。/マティス・サイブル、ゲイリー・ペイトン2世、アレックス・カルーソ、ブルース・ブラウン、KCPetc.

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データで見る「オフボールディフェンダー」たち。/マティス・サイブル、ゲイリー・ペイトン2世、アレックス・カルーソ、ブルース・ブラウン、KCPetc.

データサイトBBall IndexのHeadshot plotsを用いて昨季’22NBAのオフボールディフェンダーたちを見てみましょう。Headshot plotsとは↓のような画像の事です。顔写真付きで可視化されているので色々と妄想しやすいのが最大の利点。

今回使う指標は縦軸がオフボールチェイサーディフェンス(※1)で横軸がパッシングレーンディフェンス(※2)です。1000分以上出場者対象。あくまでBBall Indexの指標によるものですが楽しんで頂ければ。

※1:ステフィン・カリーのようなオフボールスクリーンを使ってオープンになろうとするプレイヤーを追跡する能力。

※2:75ポゼッションあたりでのインターセプトとデフレクションの割合。

オフボールディフェンダー/オフボールディフェンスと言っても色々な役割・種類がありますが今回はぺリーメーター系統(3P含む)に焦点を当てています。

全選手ひっくるめた結果がこちら↓。

シクサーズのマティス・サイブルが突出してます。

いやぁサイブルは本当に見入ってしまう粘っこいディフェンスしますよね。1、2年目の時点で高い評価を得ていたので、素直に1on1などでサイブルを相手にする選手はどんどん減ってる印象ですけど、相手スクリーンの足元や腰に対して踵やケツをねじ込んでチェイスして、相手を躊躇わせたりブロックしたりと本当にお金の払えるディフェンスを見せてくれてると思います。

ウィークサイド守ってる時も抜け目なくパスアウトやリロケイトのパスを狙ったりと隙が少ないです。

カルーソは正直オンボールの時の闘犬のようなディフェンスが印象に強くて意外でした。いや「オフボールディフェンスが下手」とは全く思ってなかったですけど、サイズ・ウィングスパン的にロンゾの方がそういうイメージが強いです。来季もっとよく見てみます。

GP2は勿論納得なんですけど、ウォリアーズ勢は他にも誰か目立つ位置にいそうと思ったので「GP2だけ」ってのが意外といえば意外でした。ファイナルで「セルティックスのドライブからのパスアウト先を封じてターンオーバー誘発」ってシーンをよく見た気がします。

そういえば同じく堅守を誇るセルティックス勢も見当たりませんね。うーん、意外。

KCPとブルース・ブラウンがオフボールチェイサーディフェンスで高い位置にいます。そして二人とも来季からナゲッツに新加入。マレー、MPJ復帰を含めればナゲッツは「今オフ1の補強」をしたチームかもしれません。

今回の「データで見るシリーズ」はここまで。ではまた次回。

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