【FIBAワールドカップ/NBA】アメリカ代表に勝ったリトアニアに勝ったセルビアに勝ったイタリアにアメリカ代表が勝ったカオスなFIBAワールドカップ準々決勝1日目。セルビアと日本の素敵な関係。/ヨキッチ、ドンチッチ #バスケW杯 #FIBAWC

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【FIBAワールドカップ/NBA】アメリカ代表に勝ったリトアニアに勝ったセルビアに勝ったイタリアにアメリカ代表が勝ったカオスなFIBAワールドカップ準々決勝1日目。セルビアと日本の素敵な関係。

先日リトアニアはアメリカに勝利。

そのリトアニアに本日(2023/9/5)セルビアが勝利。

そのセルビアにイタリアは2nd Roundで勝利。

そのイタリアにアメリカは本日勝利。

・・・・・

対戦型スポーツではこういった“4すくみ”のような状況は珍しくありませんけども、超大国アメリカや各国の因縁があると殊更カオスに感じます。

ちなみにイタリアの熱血ヘッドコーチ、ジャンマルコ・ポッチェッコさんは選手としてアメリカ代表に勝利した事があったり。

レブロン、ダンカンら錚々たる面子のアメリカ相手にノールックパスを決めるジャンマルコ・ポッチェッコ。2004年なので皆若かったです。
リンク

あらためまして

リトアニア対セルビアの試合結果

イタリア対アメリカの試合結果

セルビアとアメリカはひとまずおめでとうございます。観戦に訪れていたジェームズ・ゴールドスタインも満足した事でしょう、多分。

レイカーズとクリッパーズの殆どの試合を観に来る有名なスーパーファン。
オースティン・リーブスの応援?映画『ハッスル』にもゲスト出演してたのでアンソニー・エドワーズつながり?それよりもシンプルにバスケ大好きって事ですかね。

リトアニアとイタリアも順位決定戦でまだまだ熱い戦いを期待しております。

で、本記事はセルビアについて。

“国際化”が謳われて久しいNBAですけども、セルビアという国は特に興味深く思います。

2023/9/5現在、NBAチームに在籍するセルビア人選手一覧。

セルビアの人口は約714万人。面積88,361km2

人口は埼玉県と同程度、面積は北海道と同程度です。

埼玉県と北海道と同程度の人口・面積の国から上記ニコラ・ヨキッチらに加えブラデ・ディバッツ、ぺジャ・ストヤコビッチなど30人近くのNBA選手を輩出しています。

ペジャとディバッツ。
セルビア人選手一部一覧。RealGM

バスケットボール以外にも

テニスのノバク・ジョコビッチ。

ヨキッチとの関係について語るジョコビッチ。リンク
優勝後ジョコビッチからのテキストメールをチェックするヨキッチ。リンク

サッカーのドラガン・ストイコビッチ

私にとっては一番馴染み深いのでストイコビッチをあげましたが、他にも凄いセルビア人サッカー選手は沢山いるそうです。

スポーツ以外では発明家のニコラ・テスラもセルビア系のアメリカ人だそうで。

とにかく凄い方々が沢山です。

セルビアは旧ユーゴスラビアの中の一国で地理的にも複雑な歴史を持っていますので、日本の感覚に照らし合わせること自体がおかしいのかもしれませんが、特殊な育成プログラムや秘訣のようなものを持っているのかと勘繰りたくなります。

NBAチームのフロントもそう思ったのか(?)、ラプターズの新HCに任命されたダーコ・ラヤコビッチさんはセルビア人です(2014シーズンからNBAでアシスタントコーチに就任)。2021年からウォリアーズでアシスタントコーチを務めているデヤン・ミロイェヴィッチさんもセルビア人です。

デヤン・ミロイェヴィッチは元々セルビアのKK Mega Basketでヘッドコーチを務めていました。

このKK Mega Basketっていうチームが面白い運営体制をしてまして。

雑に言うと、選手育成に力を注いでいて自チームの有力選手もバンバン放出しちゃうらしいんです。チームを勝たせようと思ったら有力選手はキープしとくのが良いに決まってるんですけど、KK Mega Basketはそもそも「選手のキャリアアップのためのチーム」って側面が強いらしいんです。

ミシュコ・ラズナトビッチというセルビアでの大物代理人が運営に携わっていて、ニコラ・ヨキッチ、イビツァ・ズバッツ、ヴァシリエ・ミシッチ、ニコラ・ヨビッチなどKK Mega Basketにいた有望な若手はラズナトビッチが積極的にNBAやユーロのビッグフランチャイズに売り出して、選手のキャリアアップの架け橋になっているんです。

KK Mega BasketからNBAにドラフトされた選手。

ドラフトにはかかりませんでしたがボバン・マリヤノビッチも在籍してました。
新聞の小さなスポーツ欄からヨキッチの才能を見出し、ヨキッチが当時史上最高額だった5年276Mの契約にサインした時に側にいたのもラズナトビッチ。
「夏休みの宿題見てもらってる子供と親」みたいな写真ですけど。

「有望な選手を国内で見る機会を減らしている」といった批判の声も一部セルビアの方からはあるらしいんですけど、私にっては有難い話です。

KK Mega Basketには他にも面白い部分があって、本記事では便宜上KK Mega Basketと表記してますが、スポンサードに柔軟でチーム名が毎年のように変わっています。

バスケットボールチームなのに「サッカーベット」とか「モーツァルト」とか。

「有望な選手を国内で見る機会を減らしている」といった批判の声が上がるくらいですから、当然セルビア全体でスポーツ熱は高く、過去にはルカ・ドンチッチも「セルビアとギリシャとトルコは隣のチームメイトの声も聞こえないほど厳しい観衆だった」と述べています。

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マイアミでの試合で猛烈なブーイングを浴びた感想を聞かれたヨキッチは「僕はセルビアでプレイしていたんだ」とコメント。(「セルビアで慣れてる」の意)
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エンターテインメントの範疇を越えた熱狂の仕方もあって、おいそれと「見習うべき」とは言えませんけども

欧州バスケの過激エピソードにドン引きするケビン・ガーネットとゲイリー・ペイトン。
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セルビアの首都ベオグラードでのスポーツ観戦は“度胸試し”の対象になるほど危険だそーです。

セルビアは東日本大震災の際に1億9千万円もの義援金を送ってくれた国で(平均月収約4万円の国がです)、日本からも2014年セルビアの洪水被害に1億7千万円もの義援金を送り、やっぱり「手を取り合うべき」素晴らしい国だと思います。記事へのリンク

セルビアの方々もこう言ってくれてますしね↓。

勤勉、礼儀正しい、徳の高さ・・・・

・・・・・・

これからはもっと真面目に、こーいう画像をあげるのは控えます↓。

こーいうのも

ドウェイン・ウェイドです。

こんなのも

今後は上げない・・・・・・かもしれません。多分恐らく場合によってもしかしたら。

明日には忘れていそうなコービー・ホワイト。

今回はこの辺で。ではまた。

追記:タイムリーな事にNBAオフィシャルYoutubeチャンネルがベオグラードを特集した動画をアップ。A Powerhouse In The Heart Of The Balkans 🇷🇸 | FULL EPISODE | Belgradeへのリンク

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