【NBAの流行語・ミーム】「○○製ステフィン・カリー」「○○のジョーダン」「ベイビー・○○」等々、名選手と期待の若手に付きものなアダ名一覧と四方山話。/ラリー・バード、コービー、ヨキッチ、カワイ、シェングン、八村塁、レイカーズ、ウォリアーズ

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【NBAの流行語・ミーム】「○○製ステフィン・カリー」「○○のジョーダン」「ベイビー・○○」等々、名選手と期待の若手に付きものなアダ名一覧と四方山話。

NBAの流行語・ミームシリーズ第6弾。

“○○のジョーダン”みたいなアダ名はよく聞きます。

Maple Jordanことアンドリュー・ウィギンズ。
Baby Jordanことハロルド・マイナー。
モー・バグナーも映画「ハッスル」内で“German MJ”言われとりました(架空の役で)。
画像左は本人役で出演したトバイアス・ハリス。NBAファンにとっては“史上最も豪華出演陣な映画”かもしれません。

世界各国の3Pが上手い選手にステフィン・カリーの名が冠せられているのもよく見ます。

和製カリーってなんか美味しそうなアダ名ですよね。coco壱的な。

他にも

Bald Mamba(ハゲたコービー)とも呼ばれたレイカーズ時代アレックス・カルーソ。
Baby Jokicと呼ばれる事について「イヤじゃないよ、今はまだね」と謙虚かつ野心も覗かせるアルペレン・シェングン。NBA入り時に通訳が必要だった英語もすっかりお上手に。動画へのリンク
アダ名ってほどではありませんが、カワイ・レナードとよく比較されていた八村塁を指してKawaii Leonard(可愛いレナード)なんて呼ぶ方も。

おまけに

高身長投手は軒並み「○○のダルビッシュ」言われとりました。

まぁ兎に角沢山です。

そんな「○○の誰々」系ニックネームにおいて異質なモノがあります。

“White Larry Bird”「白人のラリー・バード」

です。

特定の選手がそう呼ばれているわけではなく、シュートとパスの上手い白人選手への誉め言葉として偶に聞かれます。

・・・・・はい、御存じの通り、オリジナルのラリー・バードは白人です。おかしな褒め言葉ですよね。

この誉め言葉には元ネタがございまして、それは映画「スペース・ジャム」でのマイケル・ジョーダンとビル・マーレイのやり取り。

「僕が白人だからプレイできないって言うのか?」と駄々をこねるビル・マーレイにジョーダンは「ラリー・バードだって白人だ。それは関係ない」と答え、更にビル・マーレイはこう答えます。

Larry Isn’t White, He’s Clear.

ラリーは白人じゃない。彼はクリアーだ。

この返答はダブルミーニングになっていまして、ラリー・バードが「白人の中でも特に白く透き通った肌と髪色の持ち主」な事と「人種の範疇に収まらないほどの名選手」である事を絶妙に面白おかしく表している名台詞として今も愛されております。件のシーンへのリンク

左からラリー・バード、ビル・マーレイ(俳優)、マイケル・ジョーダン、アイヴァン・ライトマン(スペースジャム制作)。NBAファンにとって“史上最も豪華出演陣な映画”はやっぱこっちかな?

そんなわけで、シュートとパスの上手い白人選手はしばしば“White Larry Bird”と呼ばれ、“Larry is White”とツッコミが入り、“Larry Isn’t White, He’s Clear.”という名台詞で締めるテンプレが極稀に生まれたりします。予定調和なんですけど、何度見聞きしてもフフッってなっちゃいます。

ラリー・バードと言えばマジック・ジョンソンとのライバル関係・フレンドシップが有名ですが、マイケル・ジョーダンとのソレも互いの個性が出ていて非常に尊いです。

引退となったバードへのMJのコメント。
「ラリー、引退するらしいな。神に感謝する。嬉しいよ。君の顔を見るのにはウンザリだったんだ。君は僕に多くの悲しい記憶をもたらしたからね」
自身も偉大な選手でありトラッシュトーカーだったMJからの最大級の賛辞。
1998年バードがペイサーズHC時、カンファレンスファイナルで対戦後のMJとバード。
2人共めっちゃ口悪いけど、めっちゃ良い笑顔でした。当時の私もペイサーズが負けて心底悔しかったけど「良いシリーズだった」とも心底思える激闘でした。

キャリアスタッツ一覧。2024/2/13時点。

今回のNBAの流行語・ミームシリーズはこの辺で。ではまた。

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