2024高額TOP50サラリーランキングと来季2025サラリーランキングを見て考える「お金の使い道」。
ドラフトも終わりまして契約延長やオプション行使or破棄のニュースも盛んになっております。
散々「もらいすぎ」云々言われた選手も1年後にはファイナルMVPに輝くんですからわからんもんです。
そんなわけで(?)
2024の高額サラリーランキングを振り返りつつ、来季2025以降も眺めてみましょう。
2024高額サラリーランキング。Cap hit準拠。引用元:Spotrac
少し意地悪な見方をしますと、TOP10中でプレイオフ1st Roundを突破できたのはニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)のみ。そのナゲッツもカンファレンスセミファイナルで敗退。「彼らは額に見合う活躍をしていない」って事が言いたいのではなく、どうしたってリーグTOPクラスの選手は同時にサラリーキャップを圧迫しがちになり、層の厚さも犠牲になりやすいです。
優勝すれば大黒柱以外の選手のサラリーも高騰しますから、ロスター維持はさらに難しくなります。ここら辺も近年連覇が生まれていない理由の一つと言えるかもしれませんね。
21~50位。
2024優勝のセルティックスで最も高額なのはドリュー・ホリデー(23位)、次いでクリスタプス・ポルジンギス(24位)、ジェイソン・テイタム(38位)、ジェイレン・ブラウン(42位)と続きます。
ミニマムやルーキー契約の選手もNBAファイナルでもしっかりと存在感を放つんですから、すんばらしいです。
2024~2029セルティックスのサラリー概要。以下全て2024/6/27時点。
続いて来季2025のサラリーランキング。
ジェイレン・ブラウンは来季から前述の5年304M契約に入りまして7位に。
一方テイタムは36位のまま。
こう書くと些か気の毒な気がしますが、「タイミングがずれた」ってだけで次の契約は確実にジェイレン・ブラウン以上の額になるでしょう。ありがたいことにサラリーキャップは右肩上がりですからね。
最後に
私お気に入りのサラリーキャップにまつわるトリビア。
1998シーズンのマイケル・ジョーダンのサラリーは33.1M。「意外と安い」と思われるかもしれません。
が、1998当時のサラリーキャップは26.9M。マイケル・ジョーダンは一人でサラリーキャップの123.2%を稼いでいました。(当時は今と違い、選手一人が占められる割合に限度がありませんでした)
2024のサラリーキャップ額で換算するとジョーダン一人で約164Mももらっていた事になります。1位ステフィン・カリーの52Mの3倍以上の額です。アホか。
いやNBA全体への貢献度を鑑みれば「もらいすぎ」とも言えないのがジョーダンの恐ろしい所ですけども。
ジョーダンのサラリー歴。
今回はこの辺で。ではまた。