KD、ドノバン・ミッチェルの居場所はどこに。トレード市場、失速する。

デュラント
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KD、ドノバン・ミッチェルの居場所はどこに。トレード市場、失速する。

KDやドノバン・ミッチェルの移籍先候補は挙がれど話は進まず、大物がそんな状態なもんだから他選手の移籍や新契約が決まっても「そんなことよりKDとミッチェルが気になる」みたいな空気感があってイマイチ盛り上がりに欠ける移籍市場。

各メディアを覗いてみても同じような記事が目立ちます。

そんな中、The AthleticのFred Katz記者が面白い見方をしています。

2016年のオフにレイカーズはFA交渉期間解禁後いの一番に6.3PPG4.4RPGのビッグマン、ティモフェイ・モズコフに4年6400万ドルの巨額の契約を提供しました。

その契約はそのオフシーズンの代理人や選手にとって“基準”となりビスマック・ビヨンボ4年7200万ドル、全盛期が過ぎ13.7PPGだったドワイト・ハワードに3年7100万ドルと大きなインフレを引き起こしました

そして今オフ、ウルブズはゴベアを得るためにジャズへ大量の選手と指名権を提供しました。

つまりゴベアのトレードが今夏のオフにインフレを引き起こしている。って見方をFred Katz記者はしていて、それに関して色々と面白い事を書いています。(詳しい事は元記事を読んで下され)

ウルブズが放出した指名権の中には保護されていない1巡目指名権が3つも含まれています。デジャンテのトレードでも2つ含まれていました。

NBAにはStepien Rule(ざっくり言うと、「自前の1巡目指名権を2年連続分トレードしちゃダメ」ってルール)がありますから、これ以上のドラフト資産を提供するのは極めて難しくなります。かといって有力選手を出して指名権をもらう側もジャズが美味しい思いをしたのに自分たちだけ妥協したくないでしょうし、ジャズだってミッチェルでもう一回美味しい思いしたいでしょうし急ぐ理由もない。

しかもKDの場合はサンズ始めコンテンダーへの移籍を要求しているとされています。コンテンダー側だってKDとるのに中心選手を大量放出するんでは意味がありません。さらにコンテンダーの指名権はTOP5どころかロッタリーピックになるかさえ怪しいです。

となるとネッツが納得する程の実力と若さのある選手もしくはドラフト資産、これを用意するのは至難の業です。

用意できたとしてもこれだけ大規模なトレードとなると、実際にGOサインが出るまでにはオーナーやら色々な人間に勇気のある判断が求められますし、慎重さも求められます。

どこもかしこも有力な選手を出す側と指名権or有望若手を出す側、いろんなところで身動きとりづらい理由がありすぎて結果市場が停滞してしまっている……のかな?

まぁ、個人的にはそんなバンバン移籍が起きてほしいわけではないので、今のまんまで良いのですけど。

もうどうにでもな~れ

                                     ©gettyimages
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