【NBA】ウェンビーとチェット・ホルムグレンとポルジンギスと過去1位指名選手たちのドラフト前評価まとめを見て考える“スカウティングの難しさ”。
注意事項その他は第1弾を参照していただくとして、早速スター達のNBA DRAFT.NETでの評価を見ていきましょう。
ビクター・ウェンバンヤマ。
記載されている長所は・・・・・まぁ褒めちぎられております。TOP3くらいまでのドラフト前評価共通ですけど、長所の欄が長すぎてまとめるのが難しいです。強いてまとめるなら「サイズ・攻守オンボールオフボールスキル・BBIQ・ポテンシャルを兼ね備えている」とされております。もう全部です全部。
記載されてる短所は、やはり線の細さに伴う怪我への不安・フィジカルな相手への対処。ジャンパーの不安定さ。リムに向かう事に積極的でない事。スクリーナーとしての未熟さ。ダブルチームへの対処の未熟さ等々、詳細に綴られております。
また話が脱線しますが、私はNBAと国際バスケ以外はあまりフォローしていないので、上位指名候補のプレイ映像を確認する時はハイライトに頼る事が多くなってしまうんですけど、ハイライト集は文字通り良いとこどりなので、欠点や改善点を確認するのって結構大変なんですよね。(※)
※:さらに余談。
Adam Spinella(通称コーチ・スピンズ)という方がYoutubeに丁寧な映像付きのスカウティングレポートを上げてくれていて、長らくお世話になっていたんですけども、先日シクサーズに正式にスカウトとして雇われる事になったそうで、別の情報源を探さにゃならん事になりました。何となくおめでたい気持ちと残念な気持ちが半々です。
過去の動画は残っているんで、お気に入りの選手のNBA入り前の姿を確かめたりにオススメです。
Adam SpinellaのYoutubeチャンネルへのリンク
そういうわけで、ハッキリと選手の欠点を書いてくれるメディアは私にとっては貴重です。それが多少的外れに見えても「アレ?意外と良いじゃん」で済みますし、妥当なら改善していく過程を楽しめますし。
ウェンビーの線の細さを起因とした不安要素は、ウェンビー以外の細身な高身長選手にも共通です。
チェット・ホルムグレンやクリスタプス・ポルジンギスらも同じ心配をされていました。
彼らとその比較対象のキャリアスタッツ。
若い内はどうしたって粗削りな部分だったり未熟な部分も目立ちますけど、焦らずゆっくり、この精神が大事です↓。
既に規格外なプレイを見せるウェンビーやチェットには余計な御世話な気もしますんで、お詫び(?)に過去ドラフト1位指名たちのドラフト前評価でも眺めてみましょう。
1位指名選手は事前のモックドラフト順位でも大抵TOP3内です。上記11人の1位指名選手中ですとパオロ・バンケロとアンソニー・ベネットだけがNBA DraftNetのモックドラフトで1位ではありませんでした。バンケロはジャバリ・スミスJrとチェットに次ぐ3位で、アンソニー・ベネットは・・・・・10位でした。
NBA DraftNetの2013モックドラフトTOP15。
上記モックドラフトで1位のアレックス・レン(実際は5位指名)他上位陣も期待通りとは言いづらい選手が多いですし、11位指名から新人王とったマイケル・カーター・ウィリアムズは立派でしたが残念ながらその年がピークとなり、14位以上の指名権を持っていたチームは全て後のFMVP(ヤニス・アデトクンボ)をスルーしてしまったわけで、ルディ・ゴベアも27位まで残っていたわけで、やはり実際のスカウト・ドラフト指名ってのは至難の業です。
今回のNBAスターのドラフト前評価まとめはこの辺で。ではまた。