【NBA】2024プレイオフ&レギュラーシーズンREB%・2ndチャンスポイントワーストランキングと優勝ルーキーリストと肉体改造の成功者その他。/マーベリックス、OKCサンダー、ヤニス、バックス、ナゲッツ、ヨキッチ、ウルブズ、レイカーズ、セルティックス

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2024プレイオフ&レギュラーシーズンREB%・2ndチャンスポイントワーストランキングと優勝ルーキーリストと肉体改造の成功者その他。

昨日2024/5/19の試合結果。

というわけで、マーベリックスがカンファレンスファイナル進出。ここ3年間で2度目。2度とも第1シードを破ってのCF進出。昨季はプレイオフ未出場だったんですから何ともジェットコースターです。

マーベリックスの歴史全体がそんな気がしますね。

2000以降マーベリックスの戦績。以下全て2024/5/19時点。

2007シーズンの被アップセットからの2011優勝は今思い出してもアツい。

一方OKC、世界中で言われているであろう月並みなセリフですが「良い経験」になりました。

冗談抜きに、過去の名だたるチャンピオンたちは皆優勝前にプレイオフで苦労してきました。マイケル・ジョーダン、レブロン・ジェームズ、ステフィン・カリー、ティム・ダンカンら皆王朝を築く前に「良い経験」をしました。ジョーダンなんて3年連続1st Round敗退しました。

・・・・稀にマジック・ジョンソンやビル・ラッセルみたいのもいますけど。

ルーキーシーズンに優勝した選手リスト。その年のプレイオフPPG順。

ルーキーイヤーからプレイオフでもババリバリの主力を務め優勝を経験した選手ってのは少ないです。割と最近の選手で強いてあげるなら2003マヌ・ジノビリや1994サム・カセールくらいですかね(両者ベンチスタート)。

で、今マーベリックス対OKCシリーズで注目されたと言うか、プレイオフ前から懸念視されていたOKCのリバウンド問題が顕在化したわけですけども。

2024プレイオフでのREB%ワーストランキング。

OKCは下から4番目。レギュラーシーズンでも下から3番目でした。被2ndチャンスポイントも同様です。

2024レギュラーシーズンREB%ワーストランキング。

2024プレイオフ、被2ndチャンスポイントワーストランキング。

2024レギュラーシーズン、被2ndチャンスポイントワーストランキング。

相手のマーベリックスも決してリバウンドの強いチームではなかっただけに、「課題が浮き彫りになった」と言えます。

「よし、リバウンド強化のためにビッグマン獲得!」もしくは「チェット・ホルムグレン太れ!」と言いたくなるやもしれませんが、事はそう簡単かつ単純ではございませぬ。トレードは相手と相手の合意があって初めて成り立ちますし、試合や練習をこなしカロリー・エネルギーを大量に消費しながらバルクアップ(肉体改造)するのは超至難の業です。

ゆっくり時間をかけて至難の業をやってのけた某グリーク・フリークさん。代わりに(?)3P%はルーキーイヤーの34.7%がキャリアハイ

“機敏さ”やハンドアイコーディネーション(※)が損なわれるリスクもあります。

※:Hand-eye coordination。直訳すると「手と目の協調性」。簡単に説明すると「自分の身体を意図したとおりに正確に動かす能力」。

バスケではシュートタッチやボールハンドリングがハンドアイコーディネーションの一部と言えますかね

バスケにおけるハンドアイコーディネーションとは全く別ですが、一般人にも出来る簡単なハンドアイコーディネーションテストへのリンク

急な肉体改造は逆に怪我のリスクも増えかねません。NBAでは体重を増やすにしろ減らすにしろ、長期的な試みが重要だと思います。

たまに「ヨキッチは痩せて良くなった」みたいな声を聞きますが、個人的に「痩せたから良くなった」とは思いません。やりたいプレイに沿った肉体改造、努力を惜しまないコンディショニングによって成功したのであって、単純な体重増減が成功をもたらしはしないでしょう。

というかヨキッチ、今より痩せてる時期の方がずっと長かったわけですし。

2020年前後に大増量した事があったので、その頃のイメージも強いんでしょうか。軽やかなプレイを見せる2014ヨキッチ動画へのリンク
左のドワイト・パウエル似の方がナゲッツのストレングス&コンディショニングコーチ、フェリペ・アイヘンバーガーさん。2022年ストレングス&コンディショニングコーチ・オブ・ザ・イヤー受賞。この方曰く「ヨキッチは私が見た中で最も信じられない男です。試合後どれだけ疲れていてもトレーニングを必ず最後までやり遂げます」。嫌がるヨキッチに「お前はMVPになる」と言い続けてお互い熱くなった事もあったそうで。
元記事へのリンク

そんなわけで

ヤニスもヨキッチもレブロンもMJもステフも試行錯誤努力研鑽紆余曲折を繰り返して今の身体・今のスキルがあるわけですから、どんな形であれチェットもOKCも焦らず自己研鑽を重ねていって頂きたいです。

ヨキッチはシーズン序盤に「もうちょい太った方が良いと思う」とアドバイス。

こーいうのも「後方彼氏面」って言うんですかね。

当時ルーキーのジェイソン・ウィリアムズにクロスオーバーで抜かれて「後方彼氏面」するゲイリー・ペイトン。動画へのリンク

なにはともあれ

OKCはお疲れ様でした。来季も楽しみにしております。

今回はこの辺で。ではまた。

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