各勝敗数毎のプレイオフシリーズ勝利確率まとめ。平均3P試投距離ランキング。NBAにおける「統計的確率」と「数学的確率」他。
昨日2024/5/1の試合結果。
まずは兎にも角にもタイリース・マクシー!
第2戦のお返しとばかりに“7 points in 17 seconds”
ニックスにとっては払拭したはずの悪夢“レジー・ミラーの8points in 9 seconds”の再現となってしまいました。
4ptsプレイ後のゲームタイ3Pはまさかのプルアップロゴ3です。残り8秒あった状況で。つくづく恐ろしい時代です。
今季2024レギュラーシーズン、平均3P試投距離ランキング。ATB3P(コーナー以外の3P)試投数50以上選手対象。以下全て2024/5/1時点。
まぁしかし熱戦を繰り返してくれるのはありがたいですが、まだ1st Roundですよ?大きなお世話ですけど両チーム次シリーズ大丈夫でしょうか?いや大丈夫なわけない。頑張れ。それでいて無理もしないで。いずれにせよ超応援します。
で、その相手が決まるペイサーズ対バックスシリーズ。バックスが勝利し3勝2敗に。こちらも両チーム満身創痍で必死なチームです。やっぱり皆頑張れ。
マジック対キャバリアーズシリーズもキャブス勝利で3勝2敗に。キャブスもジャレット・アレン欠場のピンチを跳ね返しての勝利。
昨日行われたシリーズは全て3勝2敗となりました。
3勝2敗時のシリーズ勝利確率は以下。
3勝側が84.0%でシリーズ勝利。1st roundに限定すると86.7%。2敗側は連勝しなきゃいけないわけですから当然厳しいです。
で、ここ数日間当ブログでは各戦績毎のシリーズ勝利確率を紹介してきました。
以下まとめ。
1勝0敗。
2勝0敗。
2勝1敗。
3勝0敗。
3勝1敗。
3勝2敗。
とりあえず以上。そんで是非忘れて下され。所詮「過去の記録」です。
今まで「シリーズ勝利確率」と称して上記データを紹介してきました。以前説明しましたがもう一度軽く補足。
所謂「確率」には大雑把に分けて二種類、「統計的確率」と「数学的確率」があります。
上記「シリーズ勝利確率」や「選手のFG%・その他%系スタッツ」「野球選手の打率」等は「統計的確率」になります。これらは「過去の蓄積」です。数学的根拠によって今後も同確率が保証されているわけではありません。
今まで3勝0敗チームがシリーズを100%勝利してますが、その100%は今後も100%とは限りません。ステフィン・カリーのキャリア3P%は42.6%あって、ディアンドレジョーダンのキャリアFG%は67.4%ありますが、これらは本人のスキル・努力・衰え・相手のディフェンスその他諸々によって今後いくらでも変動します。
キャリア3P%ランキング。
キャリアFG%ランキング。
たまにシュートの好不調を「上振れor下振れ」「確率の収束・回帰」と表現しているのを見かけます。それが「間違い」とまでは言いません。
しかし実際は「本人もしくは相手・第三者の技術介入」があっての事なので、個人的にはあまりしっくりこないです。選手・チームの努力・アジャストメント他を無視するようで勿体無い気がしちゃいます。
もう片方の「数学的確率」とは「サイコロの出目」や「コインの裏表」等があたります。
統計学は奥が深く私自身ペーペーなので詳しくは省略しますが、いずれにせよ「本来の確率への収束・回帰」とは非常に長いスパン・多くの試行回数を経てなされるものなので、「こいつのシュート好調はこれ以上続かないはず」なんて舐めてかかると、こーいうことになりかねません↓。
歴代3P100%での1試合最多3P成功数ランキング。プレイオフ含む。
歴代優勝チーム中でのシングルプレイオフ3P%ランキング。20以上成功選手対象。
まぁ近年のNBAは特に変化が著しいので、落ち込んだりネガティブになるくらいだったら「統計的確率」「過去の記録」なんざぁぶん投げましょう。
結局好きに楽しむが吉です。
今回はこの辺で。ではまた。