【NBA】選手&チームの3P依存度ランキング。NBAファイナル史上ワースト3P%ランキング。2004以降大学No.1PGリスト。30Ptsトリプルダブル回数ランキング他。/セルティックス、マブス、プリチャード、テイタム、ドンチッチ、ウォリアーズ

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選手&チームの3P依存度ランキング。NBAファイナル史上ワースト3P%ランキング。2004以降大学No.1PGリスト。30Ptsトリプルダブル回数ランキング他。

昨日2024/6/10の試合結果。

セルティックスが2連勝。2-0となったチームのシリーズ統計勝率は92.6%。ファイナルに限ると31勝5敗で86.1%。

第2戦は両チームとも3P30%未満。NBAファイナルともなれば対策や疲労消耗の蓄積は当たり前ですから当然と言えば当然です。タフショットは増えますし、オープンショットにも普段ない心的プレッシャーがかかるでしょう。

「オープンショットは僕にとって最も難しいショット。『どの程度のアーチにするか』とか集中しやすいからコンテステッドショットの方が個人的には好きだね。オープンショットは考え過ぎてしまう」と語るドウェイン・ウェイド。動画へのリンク

この試合でセルティックスは3P10/39の25.6%、マーベリックスは6/26の23.1%。

両チームは「3Pへの依存度が高い」と言えるチームです。

セルティックスはレギュラーシーズンの%PTS 3PT(全得点中の3Pによる得点割合)で大差のリーグ1位。マーベリックスも3位。

2024レギュラーシーズン、各チーム%PTS 3PTランキング。

上記数字だけ見ると、セルティックスにとって3Pショットメイキングは死活問題に見えますし、実際大事でしょう。

ただ、3Pはどうしてもブレの大きくなるシュートです。「オープンでも入らない」って試合はどのチームにも必ず訪れます。特にこの試合でのジェイソン・テイタムのアウトサイド・ミッドレンジジャンパーはそりゃあもうヒドイもんでした。

テイタムのショットチャート。

言うまでもなく「シュートを決める事」は試合において非常に重要です。しかし、「シュートが決まらない」その後も超大事。「シュートが決まらない」試合はいつ何時誰しもに訪れるわけですから。

で、テイタムは「シュートが決まらない」中で非常に良いアシスト・良いポジショニング・良いデシジョンメイキングを見せました。

また随分と恣意的な区切りですが18pts/9reb/12ast以上をNBAファイナルで記録したセルティックス選手はラリー・バードとボブ・クージ―に次いでテイタムが3人目だそうです。

本人的には悔しい部分もあるとは思います。

勝った割に浮かない顔でちょっと心配。
ショットセレクション自体はアグレシッブでタフショットもありましたし、当然スコアリングでも貢献したいはずです。動画へのリンク

何はともあれ、複数のスーパースター・複数のタレント溢れた選手が同一チームに集結するのが当たり前なNBAにおいて、「シュートが決まらない」時に別の形で貢献できる能力・メンタリティってのは非常に貴重かつ大事です。そこで上手くいかなかった選手・チームも多いです。

過去数年のチャンピオンシップチームには、悲惨な3P%を記録しながらも勝ち切れる術を持ったチームも多いです。

歴代NBAファイナル試合、3P%ワーストランキング。3P試投数25本以上対象。以下全て2024/6/10時点。

背景色付きのチームはその試合に勝利し、のち優勝。

正直言いましてNBAファイナルともなると注目すべき要素があり過ぎて時間がいくらあっても足りませんので、開き直って趣味全開のチョイス。

ペイトン・プリチャードは偉大。

元々プリチャードはこーいうショットを打ち決められる選手です。

1試合92得点を記録したピュアスコアラーです。

3年前のプロアマ戦。

ボブ・クージー賞を受賞した全米No.1ポイントカードです。

プリチャードのカレッジ時代スタッツ。

ボブ・クージー賞受賞者リスト。

ただ近年のNBA、特にセルティックスはスコアリングガードには困っていません。

かといって「じゃあプレイスタイル変えよ」で簡単に変えられたら誰も苦労しません。変えるだけなら出来ても、元々そのスタイルだった選手を上回るのは至難の業です。チームだって元々そのスタイルだった選手を優先するでしょう。

そんなこんなで2023年にプリチャードはトレードリクエスト。しかし、その後にセルティックスはプリチャードと4年30Mの延長契約を結びました。トレードアセットとして見込んだ面もあるとは思いますが、プリチャードのタレントを見込んだ面も決して小さくないでしょう。そしてプリチャードはその期待に応えました。

ただ私がプリチャードを好きなのはタレントだけじゃあないんです。チームからのニーズに対応しようとしながら、ちょいちょい持ち味を滲ませる姿が愛おしいんです。

チームメイトと喜びを分かち合う姿を見るのも嬉しいんです、

プリチャードが決めた事でデリック・ホワイトにトリプルダブルをもたらしルーク・コーネットも大喜び。

現役選手中37人しかいない30pts以上でのトリプルダブルを記録した選手の一人だったりもします。ホントに試合を観ていて「もったいない。もっとプレイタイム・大きな役割をもらえるチームでも見てみたい」って気もしちゃう選手でした。

しかしもうそんな事言ってる場合じゃございません。今のプリチャードを楽しまにゃ損です。出場時間がどうなるにせよ、元のインパクト満載なショットを決める事もあれば、地道な献身を重ねもする一挙手一投足に要注目です。

現役選手対象、レギュラーシーズンでの30pts以上トリプルダブル数ランキング。

それはそうとドンチッチは昨日の試合でも30ptsトリプルダブルを記録し、ほぼ確実に来季でレギュラーシーズンでの記録回数で首位になります。僅か7シーズンで。

今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。

2024レギュラーシーズン、選手の%PTS 3PTランキング。58試合以上出場選手対象。

ちなみにステフィン・カリーは60.6%。クレイ・トンプソンやジェームズ・ハーデンも60%前後です。

長年良いシューターであり続けるには3Pショットメイキングだけでなく、クローズアウトシチュエーションにドライブレイアップ・プルアップミドル・ドローファウルなど多様に対応する能力も大事って事なのかなと思いますですはい。

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