【NBA】アイソレーション&DefRtgランキングとキャッチ&シュート効率から考える某選手のトレードその他。/ドンチッチ、テイタム、SGA、エドワーズ、マブス、セルティックス、ホークス、ウルブズ、ペリカンズ、ザイオン、ハーデン、エンビード

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アイソレーション&DefRtgランキングとキャッチ&シュート効率から考える某選手のトレードその他。

デジャンテ・マレーがペリカンズへトレードとなりまして。

スパーズ時代とホークス時代を比べますと、メジャースタッツのボリュームや各種効率を微増させましたが

残念ながらホークスの期待通りとまではならなかったようです。

デジャンテ・マレーは「ディフェンスの良い選手」とされ、私の拙いアイテストでも“ボールへの反応”、特にオンボールディフェンス時のパスへの反応は観ていて非常にエキサイティングでした。

ただ、ホークス全体のディフェンスが改善される事はありませんでした。

2024レギュラーシーズン、DefRtgワーストランキング。右端がDefRtg。Cleaning The Glass準拠。

デジャンテ・マレーのオンコートとオンオフスタッツ。右端がDefRtg。

2024はオンコート、オンオフDefRtg共にリーグ最下層のパーセンタイルに。チームメイトの影響も大いに受けるため決してデジャンテ・マレーのせいとは言えませんが、オフボール時にケアレスだったり規律のないシーンも目立ちました。反応が良過ぎるとどーしてもボールの動きに敏感になり過ぎてマークマンへの注意が疎かになったりオーバーヘルプになりがちな印象あります。アイバーソンがそんな感じでしたね。
トレイ・ヤング長期不在中のオフェンスで奮闘していたのもあって攻守両立はやはり難しいです。

ホークスもペリカンズもまだ動きがありそうですし、来季どうなるかの妄想はまだしないでおきまする。

で、

率直に申し上げまして、私は2024デジャンテ・マレーのディフェンスはあまり高く評価していないわけですが、前述の通りトレイ・ヤング不在時の負担の大きさの影響も大いにあっての事だとも思っております。2024デジャンテ・マレーのオフェンスについては高く評価しております。

2024デジャンテ・マレーはチーム内2位の78試合に出場時し、チーム内1位の総出場時間。特筆すべきはIsoでの超高効率スコアリング。怪我にも苦しんだホークスにおいて大いに助けになったでしょう。

2024レギュラーシーズン、アイソレーション(以下Iso)ポゼッション数ランキング。Isoでの得点数/PPP/eFG%他併記。

Isoポゼッション数TOP10内でNo.1のeFG%。PPPは1.10。まさにフーパー。

Isoに関しては昨季よりも大幅に改善しました。繰り返しますが、トレイ・ヤング不在で相手のデジャンテ・マレーへの警戒が強まっている時期も含めての大幅改善です。素晴らしい。

2023レギュラーシーズン、アイソレーションポゼッション数ランキング。

2023はトレイ・ヤングと二人仲良くeFG45%以下。PPPも1.0以下でした。
セルティックス戦ではOTでのゲームウィナー含む44得点。試合後は「こんなに多くは打ちたくないけど、コービーは誇りに思うだろうね」と謙虚(?)にコメント。

TS%は2024シーズンでも55.5%とまだまだ心許ないですが、キャッチ&シュートも改善させるなど着実に良い兆しを見せています。

2024デジャンテ・マレーのキャッチ&シュートeFG%は57.4%、キャッチ&シュート3P%は39.2%。いずれも2023の47.6%と32.4%から大幅改善。・・・・書いてるうちにまだホークスでのプレイを観たくなってきました。

新しいチームでは役割が変わってくるでしょうけど、Isoやキャッチ&シュートの成長は決して無駄にならないでしょうし、オフェンス面での負担が減ればまたディフェンス面での貢献も増すでしょう。

乞うご期待。

今回はこの辺で。ではまた。

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