影響指標で見る過去5年間の「オフェンシブプレイヤー」TOP50ランキング、複数の影響指標’22ランキング付き。デイミアン・リラード、ステフィン・カリー、ジェームズ・ハーデン、ニコラ・ヨキッチetc.

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影響指標で見る過去5年間の「オフェンシブプレイヤー」TOP50ランキング、複数の影響指標’22ランキング付き。デイミアン・リラード、ステフィン・カリー、ジェームズ・ハーデン、ニコラ・ヨキッチetc.

オフェンス面にフォーカスした影響指標(※)の「O-LEBRON」を使って2018年から2022年の「オフェンシブプレイヤー」たちを見ていってみましょう。2022/9/20時点。

「オフェンシブプレイヤー」といっても「オフェンス面を評価した影響指標でのランキング」ってだけなので、「ランキング中の選手はディフェンスはあかん」とか「このランキングに載ってない選手は実はオフェンス大したことない」ってわけではないです。

※:Impact Metrics。超ざっくり言えば、チームへの影響度を比較的重視した総合指標(All in 1 Metrics、Catch All Metrics)です。
LEBRON、RAPTOR、EPM、RAPM他沢山の種類があり、個人スタッツの他にon/offスタッツ(コートにいる時といない時のチームスタッツの差)など非常に多くの要因が考慮されます。
ボックススコア(個人スタッツ)を重視する総合指標(BPM、TPA、WS、PERなど)が持つ欠点をある程度補完できるという面で便利。
総じてアイテスト(実際に試合を見て評価する事)・他スタッツと併用するべきですが、試合を見たり細かく詳細なスタッツを多く見たり、長い時間をかけて調べるヒマがない時にも便利と言えば便利。

LEBRONの詳細詳細へのリンクRAPTORの詳細説明へのリンクEPMへの詳細説明へのリンクBBRのGlossary(用語説明集)へのリンク

では過去5年間「O-LEBRONオフェンシブプレイヤー」TOP50ランキング。~平均出時間を添えて。※画像クリックで拡大

グラフ化したもの↓。ある程度高水準にフィルタリングしたグラフなので「左下にいる選手は低評価」ではないです。このグラフに載ってる時点で高評価。

怒涛のジェームズ・ハーデン。
アホほど“!so”アイソレーションやってましたし、かつ効率も良かったですからね。
よくディフェンスを揶揄されてましたけど、両立は不可能だったと思います。
’19ハーデンのIso回数は1280回、2位デローザンの316回にぶっちぎりの大差をつけてます。というか2016年の公式計測開始以降、ハーデン以外に1シーズンで600回以上Isoをこなした選手はいません。ハーデンの次に多いのが’18キャブスでのレブロン521回です。昨季1位はドンチッチで408回。
それをハーデンは’18に719回、’19に1280回、’20に956回やっています。チーム成績も65-17、53-29、44-28と良かったです。
来季’23はエンビードと本格的にケミストリーを構築してもらって是非ジェームズ・ハーデンver.3を見せてもらいたいですね。

デイミアン・リラードも復活に期待です。試合に出たがり過ぎて治療が遅れた事にはすこーし賛否ありましたけど、その分復帰の際は爆発してくれるはずです。出場時間の多さと影響指標の高数値の両立って難しいんですけど、その点’20リラードは素晴らしいです。
もう来季全部デイムタイムかも。

ステフィン・カリーとニコラ・ヨキッチはお互いKD&クレイ・トンプソン、ジャマール・マレー&MPJと頼れる相方がいる時いない時両方で高数値を記録してるのが凄まじいです。相方不在の負の影響は絶対にあるはずですけど、それをチームの成績に反映させない/出来るだけ抑えるようアジャスト/奮闘しておりました。

以下おまけ。

データサイト“Dunks and Three”の影響指標EPM(Estimated Plus Minus)のオフェンス面にフォーカスしたOffensive EPM昨季ランキング。

もう一個。“Five Thirty Eight”のOffensive RAPTORの昨季ランキング。

今回はこの辺で。ではまた。

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