【NBA】NBA2024クラッチ・勝負強いチームランキングと各種チーム成績ランキングと10年前との違い。「クラッチに強い・勝負強いチーム」とは具体的に何が強いのか。/セルティックス、ナゲッツ、ヨキッチ、テイタム、レイカーズ、キングス、OKCサンダー、バックス

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【NBA】NBA2024クラッチ・勝負強いチームランキングと各種チーム成績ランキングと10年前との違い。「クラッチに強い・勝負強いチーム」とは具体的に何が強いのか。

10年前と比べ3Pライン際やトランジッションでの攻防が増え、試合のペース・1試合あたりの走行距離は増加しました。

2014シーズン、各チーム1試合あたりの走行距離ランキング。

2024シーズン、各チーム1試合あたりの走行距離ランキング。以下全て2024/3/12時点。

2014~2024リーグ平均推移。右端が1試合平均ペース。

3Pが増え、ビッグマンすら3Pライン際でほっとく事は出来ません。スクリーニングアクションも増えたので攻守ともに覚える事・運動量が沢山です。

運動量が増えれば疲労の蓄積も増え、非接触型損傷のリスクも増えます。

現代のNBAは以前にもまして“It’s not a sprint. It’s a marathon.”「短距離走ではなくマラソン」になりました。

試合数の多いアメリカプロスポーツ界隈において、よく引用されるコトワザです。

そういうわけで、どのチームも多かれ少なかれ“ギアの上げ下げ”はあります。

それが顕著に感じられたのが昨日2024/3/12のラプターズ対ナゲッツ戦です。というか、ここ2シーズンのナゲッツです。

ラプターズ対ナゲッツ戦のリードトラッカ―。

欠場者多数のラプターズを相手に最大22点差をつけられてからのカムバック。満身創痍の中で善戦したラプターズにケチをつける様で申し訳ありませんが、前半ナゲッツのディフェンスはお世辞にも褒められたものではありませんでした。

ナゲッツ選手の前半ボックススコア。

後半ボックススコア。

ニコラ・ヨキッチは第3Qだけで19pts,4reb,4ast,4stl(!),1blk。ジャマール・マレーは第4Qだけで12pts,6ast。

昨日の試合に限らず、ここまで“ギアの上げ下げ”が感じられるチームは珍しいと思います。

“クラッチに強い”ってチームなら今までも沢山ありましたけど、相手と時間帯によって出来不出来の差が非常に大きく感じます。

今季2024、Netrtgランキング。OffRtg/DefRtg他併記。

ナゲッツのNetRtgは6位、OffRtg7位、DefRtg9位。(ガベージタイムを省いた数値)

これがクラッチタイム(残り5分5点差以内)になるとNetRtg1位、OffRtg6位、DefRtg3位にまで上昇します。

今季2024、クラッチNetrtgランキング。OffRtg/DefRtg他併記。

この傾向は昨季2023も同じでした。特にディフェンスはDefRtgを見るより試合を観る方が余程わかりやすいくらいに改善。

昨季2023、クラッチNetRtgランキング。

通常時NetRtg6位からクラッチは3位。DefRtgは17位から3位にまで大幅改善。(Cleaning The Glass準拠)

昨季2023、プレイオフNetRtgランキング。

2023プレイオフOffRtgで11位のウルブズ、3位のサンズ、8位のレイカーズ、7位のヒートを相手にしながらナゲッツの2023プレイオフDefRtgは3位でした。OffRtgは言わずもがなの1位。

クラッチやプレイオフでの出来不出来は得てして「勝負強いor勝負弱い」だの「クラッチorチョーカー」だので片づけられがちです。

詳しく知ろうと思うと相応の見識と時間を要しますから当たり前と言えば当たり前で、当然私もナゲッツの勝負強さの原因を理解しているとはとても言えません。

ただ、冒頭で述べたようにNBAのシーズンは「短距離走ではなくマラソン」。ナゲッツのエンジンであり大黒柱のヨキッチのスタミナ・可用性は正にマラソンランナーのソレです。温存の術や試合終盤・シーズン終盤の疲れがたまった状況に慣れている事は大きなアドバンテージでしょう。

2020年代、プレイオフ含む総出場時間ランキング。

現役対象、1試合での最多出場時間ランキング。

もう一つ、ヨキッチ主導のオフェンスはカウンターベース(相手ディフェンスを読み取って変わるオフェンス)で、バラツキの大きくなりがちなアウトサイドショットへの依存度が低めなことも大きな要因かと思います。

今季2024、At Rim FGA Rate(全FGA中リム近辺でのFGA割合)と3PTA Rate(全FGA中3PA割合)のグラフ。

3PTA Rateが高い事自体は決して悪い事ではありませんが、どうしても短いスパンだとブレは出やすくなり、選手の3Pショットメイキング能力への依存度が高くなり、フリースローも少なくなりがちです。
ただ、そのリスクを上回るショットメイキングや打ち消せるディフェンスでもって王朝を築いたウォリアーズもいますし、今季セルティックスは私にとっても依然として有力な優勝候補です。

今季2024、100ポゼッションあたりでのAt Rimアシストと3Pアシスト数のグラフ。

今季2024、クラッチでの3PA割合ランキング。低い順。

クラッチでの3PA割合は24番目程度。

あとは・・・これかな↓。

ヨキッチとマレーは単独でもリーグ屈指のクラッチ&タフショットメイカーでありながら、注意が二人に寄ればアーロン・ゴードンを加えてこんなケミストリーを醸すんですから尚更アンストッパボーです。

今季2024ナゲッツ選手、クラッチでの総得点ランキング。

クラッチでの3P%は18位程度しかありませんが、eFG%はリーグ2位。それだけ2P精度・頻度が高いという事です。

加えてクラッチでのREB%は1位。クラッチでは相手に余計なシュート機会を与えず、逆に自分たちは増やしています。

今季2024、クラッチでのREB%ランキング。

・・・・・・こーいう風に褒め過ぎると何かのフラグになりそうで怖いです。

というわけで

今回はこの辺で。ではまた。

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