【NBA】新旧シュートフォーム列伝と歴代&2024ディープ3Pランキング他色々。/ブルズ、レイカーズ、ペイサーズ、ウォリアーズ、ソニックス、ヒート、バックス、セルティックス、ユタ・ジャズ、マブス、ステフィン・カリー、リラード、ハーデン、イングルス

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新旧シュートフォーム列伝と歴代&2024ディープ3Pランキング他色々。

指導要領として基準となる「良いシュートフォーム」ですとか、通俗的な意味で「綺麗なシュートフォーム」といったものは存在します。

マイケル・ジョーダンやレイ・アレンのシュートフォームは多くのプレイヤーが手本とし憧れた事でしょう。

若手からベテラン時代まで綺麗なフォームを魅せ続けたレイ・アレン。

ただ、実際のシュートフォームは千差万別。体の作りや身体能力は人によって違います。各々が試行錯誤しながら何万何十万本のシュートを繰り返しフォームを固めていきます。シュートフォームはまさに「努力の結晶」です。綺麗に見えずとも%の高いシュートフォームを持つ選手は数多く存在します。

肘が大きく開き、オフハンドは添えるだけどころか覆い被さっていて、リフトもほぼないジョー・イングルス。そんな安西先生アンチ(?)のイングルスさん、通算3P成功数1224本、キャリア3P%41.0%の超エリートシューター。
リリース後に両手がクロスするくらい内側に寄るレジー・ミラー。言わずもがなのレジェンド3Pシューターで私のアイドルでもあります。
ワンモーションで肘の位置が低くベント(曲がり)の深い歴代No.1シューター、ステフィン・カリー。最早オーソドックスに近いでしょうか。

同じ選手でもTPO(時・場所・状況)によってシュートフォームを使い分ける事が求められます。

近年印象的なのは所謂“no dip no bent”。腰の位置にボールを一旦つける動作がなく、肘の曲がりが浅いシュートフォームです。

以前からショットクロックのない状況下などで稀に見られるフォームで、今も頻繁に見られるわけではありませんが、現代の選手の中には常日頃から練習しているであろう選手が多く見受けられます。サム・ハウザー、ニコラ・バトゥーム、ラウリ・マルッカネン、パット・カナトンがお上手な印象です。

シュートフォームとはまた違いますが、放つシュートのアーチも千差万別。背の低いフレッド・バンブリートが時折見せるムーンボール(最高到達点の高いシュート)は理に適っていて見応えもありますが、

カワイ・レナードやクリスタプス・ポルジンギスの比較的フラットなアーチも愛おしく、高い%を記録しています。

こういった選手たちのシュートフォームやアーチは数値化が難しく、私の知る限りまとまった形でアーカイブ化もされておりませぬ。

不可能な気もしますが、過去そう思えたモノが近年は数値化されています。正確とは言えないまでも、試行錯誤され日々進歩しております。

MLBですと投手のボールの軌道はしっかり数値化されてますしね。

タイラー・グラスノーのボールの軌道を球種毎に数値化・グラフ化したもの。赤がフォーシーム、オレンジがシンカー、水色がカーブ、黄色がスライダーといった感じでリーグ平均も記録されています。

とにかく誰か早よ。

最後に、シュートフォームの話題ではお決まりの画像を。

マイケル・キッド ギルクリスト。

今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。

歴代ディープ3P(27feet以上)成功数ランキング。2024/8月時点。

40%超えはおりませぬ。やっぱムズイ。

昨季2024ディープ3P(27feet以上)成功数ランキング。

ジョーダン・プールもトレイ・ヤングもド派手なディープ3Pハイライトを持ってますけども昨季は30%未満。決まった時は本人も観衆も脳汁ドバドバですが、やっぱリスキー。

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