【NBA2023オフ】破談となったウィザーズ・セルティックス・クリッパーズのトレード追悼会場はこちら。改めて見るポルジンギス、ブログドン、クリス・ポールたちのトゥルーシューティングチャート。/ラッセル・ウェストブルック、ボーンズ、ガチャピン、ムック、タイムロード

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【NBA2023オフ】破談となったウィザーズ・セルティックス・クリッパーズのトレード追悼会場はこちら。改めて見るポルジンギス、ブログドン、クリス・ポールたちのトゥルーシューティングチャート。

本記事は破談となったセルティックス-ウィザーズ-クリッパーズの3チーム間トレードが実際に起きたと仮定した上での記事です。

記事を書き終える直前にトレード破談のニュースが舞い込んできましたが、なんとなく勿体ないので公開します。

「先走って記事書いてアホやなコイツ」と笑いながら読んで頂けますと幸いです。

では改めまして。点線内は破談を知る前に書いた記事です。

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セルティックスからマルコム・ブログドンがクリッパーズへ。

クリッパーズからマーカス・モリスと指名権がウィザーズへ。

ウィザーズからクリスタプス・ポルジンギス(以下KP)がセルティックスへ。

セルティックスからダニロ・ガリナリがウィザーズへ。クリッパーズからアミール・コフィーと30位指名権がウィザーズへ。「まだ合意には至っていない」との追加情報もあります。

記事を書いている2023/6/22午前8:35時点ではまだ決定していませんし詳細も明らかになっていませんが、暇潰しに色々見てみましょう。

まず、ウィザーズは2025以降のサラリーダンプ(キャップスペースに空きを作る事)が目的でしょう。

KPは2024はプレイヤーオプションでしたので、オプトアウトしてFAになってタダでチームを去られて今キャップスペースを作るよりも、オプトインしてからのトレードで指名権と2024で契約の切れるマーカス・モリス(17.1M)とアミール・コフィー(2025までの約4M/年)を手にして2025以降に柔軟性を持たせる方が再建はスムーズになる、との判断だと思います。

ただ、やっぱり「もったいない」「見返り少ない」とは感じちゃいます。昨季KPは個人成績ではキャリアイヤーでしたからね。

23.2PPG、TS%62.7%などでキャリアハイ。
KPとビールと八村のトレードでウィザーズが得たリターン。
「再建のタイミングを見誤ると見返りも少なくなりますよ」という皮肉なツイートです。

クリス・ポールの去就についても噂が渦巻いています。残留orレイカーズorどこに行くにせよ、来季ウィザーズが再建モードなのは間違いないでしょう・・・・・・・2023ユタ・ジャズの再現になるかも?

クリッパーズには6OTYのマルコム・ブログドンが加入。

加えて、厳しい見方ですがマーカス・モリスの放出は「引き算による足し算」となるかもしれません。モリスはジャンパーに優れているシューター兼Isoスコアラーですけど、それ以外に貢献できることが限らていて、長所の部分も2023は陰りが見られました。なおもタイ・ルーHCからの信頼が厚い・出場時間が多いことで他選手の機会は少なくなっていましたから、モリスの放出が他選手の躍進を生む事に繋がるかも?

けどクリッパーズのフロントコート(インサイドワークに長けた選手)は比較的手薄なんですよね。センター登録ではイビツァ・ズバッツ、マイソン・プラムリーがいますが、PF登録のロバート・コビントンとニコラ・バトゥームはモリスと同じくウィングよりの選手でリバウンドやインテリアディフェンスに長けているわけではありません。年齢も32歳と34歳で高齢。

ブログドンの加入は間違いなくプラスですけど、元々多かったバックコートの人員数が更に増えました。(出場機会を求めてクリッパーズへトレードされたボーンズ・ハイランドは泣いていいです)

昨季から引き続きクリッパーズはリーグ屈指の“タレント揃い”なチームだと思います。ただ、現状ロスターのバランスが良いとは思いませんので、ここからまたインサイド強化に動くんじゃないでしょうか。新加入のブログドン含め怪我の懸念も多いチームなので、スターターを重視するのか・厚みを重視するのか等オフシーズンの動きも見所たっぷりです。

ラッセル・ウェストブルックがどうなるかも気になります。ボーンズもどうにか、またあの素敵な笑顔を。

マーカス・モリスも“mook”「ムック」の愛称に恥じぬ活躍を期待しておりますぞ。

ガチャピンさんもそう言っとる。

セルティックスはクリスタプス・ポルジンギスを獲得。

「3P爆撃スタイル猛進」と言ったら失礼でしょうか。
セルティックスのインサイドにはアル・ホーフォードとロバート・ウィリアムズⅢ(以下タイムロード)がいますけど、ホーフォードは37歳と高齢、タイムロードは膝の懸念もあって2023の起用法は不安定でした。

KPも2023は65試合に出場したとはいえ、ロードマネージメントや起用法には気を使わないといけない方の選手だと思いますので、違ったタイプのビッグマンを3人揃えることは互いにとってもチームにとっても良い事かなと思います。KPの36M契約は2024までなのでジェイレン・ブラウンの契約問題にも柔軟に対応できるようになりましたしね。

ベンチからの得点源ブログドン放出は痛手は痛手ですけど、怪我がちな事とディフェンスで穴となりやすかった事、その二つの問題をクリアしているデリック・ホワイトがベンチに回れる事を考えればそこまで痛手にはならないと思います。

というかセルティックスも元々“タレント揃い”ですから、これ以上は「贅沢な悩み」というか「ないものねだり」というか。

優勝のためには「ロスター改造が云々」というより、今のコアメンバーたちが持つ欠点をそれぞれが改善させる事が重要かと思います。

よそから誰呼んでもジェイレン・ブラウンのドリブルハンドリングは改善しませんし、テイタム自身が成長しなきゃショットメイキング・ショットセレクションの安定感も増しませんし、チーム全体でのミスの多さも彼ら自身がどうにかせにゃイカン問題でしょうからね。

安定感って面でKPの起用法は非常に気になります。

前述の通りKPは2023はキャリアイヤーでTS%は62.7%もありしたけど、安定感のある得点源ではないです。ビッグマンにしてはインサイドでの得点は少なく、3Pやミッドレンジジャンパーが非常に多いです。

フリースローを得た位置・フリースローで得た得点を含めた2023KPのショットチャート。

セルティックスは元々3Pが多く得意なチームで、そこへ更にピック&ポップ3P大好きなKPが加入するわけですから、もう、なんだろ・・・・

・・・・・・・・・

な感じ。

来季2024も優勝候補だと思いますが、グラント・ウィリアムズやペイトン・プリチャードの移籍も濃厚視されてますし、まだまだ動きがありそうで安心できませんね。

今回はこの辺で。ではまた。

本トレード、本記事で取り上げた選手たちの2023トゥルーシューティングチャート(フリースローを得た位置・得点を含めたショットチャート。プレイオフ含む)。※画像クリックで拡大

ラッセル・ウェストブルック。

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以上。

本トレードが破談になっただけでまだまだ動きはありそうなので引き続き注視していきませう。

追記:とりあえずKPはオプトインしてセルティックスに向かうようで。

グリズリーズも関わりタイアス・ジョーンズがウィザーズへ。

マーカス・スマートがグリズリーズへ。超ビックリ。

ショック。もう寝ます。本記事での追記はこれで最後です。

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