【NBA】2024各プレイオフチームの開幕以降パワーランキング推移とオッズ変遷。昨季と今季プレイオフクラッチNetRtg比較その他。/ペイサーズ、セルティックス、マブス、ウルブズ、OKCサンダー、ナゲッツ、ニックス、バックス、サンズ、クリッパーズ

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2024各プレイオフチームの開幕以降パワーランキング推移とオッズ変遷。昨季と今季プレイオフクラッチNetRtg比較その他。

昨日2024/5/26の試合結果。

セルティックスが王手となりました。

タイリース・ハリバートンが欠場となればペイサーズが不利なのは自明の理です。そうでなくともセルティックスは今季開幕以降一貫して優勝候補です。

今季2024開幕直前(2023年10月初旬)の優勝オッズ。

今季プレイオフ直前(2024/4/19時点)での優勝オッズ。

The Athleticザック・ハーパー記者によるパワーランキングでも開幕第1週から最終第26週までほぼ1位を譲らず。

セルティックスのパワーランキング推移。

数少ない懸念点だった試合最終盤・クラッチでの出来も今季は改善。

昨季2023プレイオフでのクラッチ(残り5分5点差以内状況下)でのNetRtgランキング。

レギュラーシーズンでの圧倒的な戦績に対して、クラッチではデシジョンメイキングを疑問視されたりもしました。

今季2024プレイオフでのクラッチNetRtgランキング。

今季プレイオフでは今のところクラッチゲーム3戦全勝。クラッチスタッツはサンプルサイズが小さくなるので強調し過ぎるのもよろしくないんですけどね。

今季のレギュラーシーズン含め、勝負所でIsoからのタフなジャンパーに頼りがちな点は気になったんですけども、昨日の試合ではジェイソン・テイタムがアル・ホーフォードのピンダウンを受けてディフェンスを引きつけ、ビハインド・ザ・バックパスでコーナーへと渡すビューティフォーなプレイ。

Isoからのジャンパーが悪いってんじゃないんですけど、同じシンプルなプレイでも関わる人数が増えるとディフェンスは途端に守りづらくなりますからね。

2024レギュラーシーズン、セルティックスのショットチャート。

赤が濃いほどリーグ平均よりも効率的。青が濃いほど非効率。
セルティックスは右ローポスト以外に非効率なエリアがありません。ほぼ全員シュートエリアが広範です。なので「クラッチは1stオプションや当たっている選手に任せるべき」みたいな不文律にならうのは尚更勿体なく感じちゃいます。

一方色々な意味で苦しい立場となったペイサーズ。

正直言うと、昨日の試合後若干落ち込みました。セルティックスのプレイに興奮した一方で、「またこの展開・・・・しかもハリバートン欠場の逆境を跳ね除けたと思ったらコレかい・・・」とも思ったんです。ちょっと展開が残酷すぎると言いますか。

昨日の試合のリードトラッカー。

第3Qに18点のリード。残り1分ちょいで5点リードと、本当に勝利が目前でした。
・・・・そんなんばっかですね、今季プレイオフ。

どう考えても厳しい。私バスケに関してウソはつきません。ハッキリ言ってペイサーズが今シリーズを勝ち抜く可能性は限りなくゼロに近いと思っています。

ただ、ウソはつきませんけど、夢を抱くのをやめたりもしません。いずれかのチームが0勝3敗になる度に「今度こそ史上初の快挙が生まれるかもしれん!」と勝手に期待してます。0勝3敗となったチームは現在シリーズ154連敗中です。

言ってしまえば優勝以上のレア度。優勝チームは毎年必ず生まれますが、0勝3敗からの逆転は今までゼロで、今後生まれるかどうかもわからない。

ペイサーズはその快挙を手にするチャンス。我々ファンはその歴史の生き証人となるチャンス。必見。

見逃さないアレックス・カルーソ。

今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。

今季2024プレイオフチームのThe Athleticパワーランキング推移。

レギュラーシーズン最後のパワーランキングでペイサーズはプレイオフチーム中で下から2番目の評価でした。シーズン通しての最高順位は9位。

毎年オフシーズンに入る前は必ず「このチームの試合は一から見直そう」ってチームをいくつか決めるんですけど、ペイサーズは内定済みです。何度見ても飽きそうにありませんしね。

その名の通り、“ソフト”とは真逆なアンドリュー・ネムハードとかね。

今プレイオフ、3PA50以上の選手中1位の3P%を記録するなど見事な活躍。加えてプレイオフでドリュー・ホリデーを相手にしてるのもとてつもなく良い経験だと思います。
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