「MVPパフォーマンス」が相次いだ一日。今日の結果でFive Thirty Eightによる順位/プレイオフ進出/優勝確率予想はどう変化したのか。
2日前の2022/12/17。オーランド・マジックがボストン・セルティックスを撃破。悔しさからか元セルティックス選手のエディー・ハウスがポストゲームショウでマジックを“Garbage”「ゴミ」等と痛烈に罵倒し話題になりました。
エディー・ハウス、ボストン・セルティックス、オーランド・マジックと言えば、こういう因縁があります↓。
で、迎えた本日2022/12/19。再びのセルティックス対マジック戦。
・・・・・・・・パオロ・バンケロ!アドミラル・スコフィールド!
「まさかの」と言ったら失礼ですが、マジックがセルティックスに2連勝。しかも相手本拠地で。
この試合でバンケロと共にどでかい3Pを決めまくったアドミラル・スコフィールドはセルティックスのグラント・ウィリアムズとテネシー大でのチームメイト。
グラント・ウィリアムズがセルティックスで着実に大きくキャリアを積み重ねている一方、
アドミラル・スコフィールドは2019年シクサーズにドラフトされ即ウィザーズへトレード。翌年ウィザーズからOKCサンダーへトレードされ1試合もプレイすることなくウェイブ(解雇)。一年空いて2022’シーズンにマジックと契約。が、ウェイブされ10デイ契約と2ウェイ契約を繰り返しながら現在マジックに在籍。
4年間で4チーム目、2度もウェイブを経験してるのは相当な苦労人と言えるのではないでしょうか。今の立場も安泰ではないでしょうし、今後もハッスルしてほしいですね。
話を少し戻しまして。
エディー・ハウスのディスリスペクトな発言は大いにマジックの燃料となったようで、今日の試合後何人かのマジックの選手が一斉に同じ内容のツイート。前述のマジックのレイファー・アルストンがエディー・ハウスの頭をはたいてるシーンですね。
マジックのメディア/ファンたちも大騒ぎ。
私がセルティックスの選手だったらこう思います。
「エディー・ハウス、いらんこと言わんといて」
エディー・ハウスの一連の発言はセルティックスを励ましたり鼓舞する内容というより、ただマジックの燃料/力になっただけっていう。
見てる人間からしたら(ラインさえ越えなければ)ちょっとしたスパイスにはなるんですけど、実際に試合をするセルティックスの選手や他メディア/ファンからしたら相手のヤル気倍増&無駄に悪役っぽくもなるし嫌だと思うんですけど、どーなんでしょ。気にしないかな。
まぁ、こういうのもNBA/スポーツエンターテインメントの一部分ですかね。(念のため書いておきますが、エディー・ハウスの発言はセルティックス選手/メディア/ファンの総意でも何でもなく、ハウスの一意見でしかないです)
何はともあれマジックはこれで6連勝、セルティックスは遂に首位陥落。
セルティックスは本日ジェイソン・テイタムが“Personal Reason”「個人的な理由」でお休み。(御子息デュース君の誕生日で一緒にいてあげてるんじゃないか、との憶測がありましたね。そうなら微笑ましいような気もします)
“タイムロード”ことロバート・ウィリアムズ3世も復帰2試合目。
セルティックスが今後どうなるかはまだまだ不透明で楽しみな部分でもあります。セルティックスは2022/12/19午前中の現在、OffRtg1位でDefRtgは8位。タイムロードの復帰はディフェンス面での大きなプラスに思えますが、ひざの手術から復帰後すぐに本領発揮というわけにはいかないでしょうし、万全の状態に戻ったとしても今季今までのような「コートにいる全員3P決めますけど何か?」な長距離砲&スペースたっぷりオフェンスはやりづらくなります。リムフィニッシャー/ロブスレットとして優秀なのでオフェンス面でマイナスとは思いませんが、そこら辺の舵取り/今後の変化が楽しみで注目したい部分です。
マジックはマーケル・フルツが戻ってきて、フランツ・バグナーやバンケロが本来やりたいであろう役割に注力しやすくなったのも大きいんでしょうか。今まではプレイメイクを任されるシーンも多かったですからね。
前述の選手たちの他にもボル・ボル、“ドイツのジョーダン”モー・バグナー(映画ハッスルの中でそう呼ばれる役だったんです)、チュマ・オキキ改めチュマ・オケケ、昨季からの更なる飛躍が期待されるウェンデル・カーターJr他現在療養中の選手の中にも沢山楽しみな選手がいます。ジョナサン・アイザックは焦らず急いでゆっくり万全の状態で戻ってきてください。
兎に角色々とアツい試合でした。
・・・・・・・・で本日の記事を締めようかと思いきや、今日はアツい試合ばっかりでした。
逐一は書ききれませんけど、少しだけ。
ヨキッチはもう笑うしかない。前々回のウィザーズ戦ではこれ↓。
前回のレイカーズ戦ではディフェンス面で大きな失望を生んで敗戦。からの今日のホーネッツ戦。
珍しくWojもヨキッチのスタッツラインをTweet(普段は契約/怪我/移籍関連の内容が殆ど)。
ウォリアーズはステフィン・カリー&アンドリュー・ウィギンズが不在の中ジョーダン・プールが大活躍。ウルブズはカール・アンソニー・タウンズ&ルディ・ゴベアが不在の中アンソニー・エドワーズが大活躍。
レイカーズもアンソニー・デイビスが不在の中レブロン・ジェームズ&トーマス・ブライアント&オースティン・リーブス等が活躍。(というかウィザーズの終盤諸々のてんやわんやは何なのか)
他にもKD&カイリーによる合計81得点、ニックス破竹の7連勝等々、接戦も多くて本当にお腹一杯な一日でした。
現在の順位表がこちら。
イーストは期待されながらも開幕出遅れたチームたちが現在連勝を重ねジリジリと順位を上げてきております。
ウェストは相変わらず団子状態。1位からプレイイン圏内の10位まで僅か4.5ゲーム差。最下位まででも10ゲーム差。
わからん。今後どうなるか全くわからん。
今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。
Five Thirty Eightの予測システム/モデルによる勝敗数&プレイオフ&優勝予想。2022/12/19時点。
ウォリアーズはプレイオフ進出の確率は70%程度と低めに予測されてますが、それに対して優勝確率は5%と高めに予測されてるのが面白いです。
ちなみに約3週間前の2022/11/30時点での予測はこんな感じ。
サッカーのワールドカップ予測はこんな感じでした。
優勝確率7%と予想されたアルゼンチンが見事優勝。
マヌ・ジノビリ&ルイス・スコラ&カルロス・デルフィーノ&ファクンド・カンパッソ、アルゼンチンの皆様優勝おめでとうございます。