今季NBAレーティングTOP30ランキングと“ラインナップ スタッツ”BESTランキングと’23シーズンの占い方etc.。/ウォリアーズ、ニックスetc.

目次

今季NBAレーティングTOP30ランキングと“ラインナップ スタッツ”BESTランキングと’23シーズンの占い方etc.。/ウォリアーズ、ニックスetc.

前回記事ではオンコートNet Rtgon/off ディファレンシャルについて語りました。

本記事では“ラインナップ スタッツ”(※)について。

※:特定の2~5人の複数選手がコートにいる時のチームスタッツの事。「オンコートスタッツの複数選手バージョン」と捉えて良いです。
“ラインアップ スタッツ”と記載していますが、便宜上私が名付けたもので公式による呼称ではありません。NBA.comやBBR等各種データサイトで“Lineups”の項に収納されてるので勝手にそう呼んでおります。

各チームのオフェンス力やディフェンス力、総合力を計る際によく用いられるオフェンシブレーティング(以下OffRtg)/ディフェンシブレーティング(以下DefRtg)/ネットレーティング(NetRtg)。

これら数字は色々な場所で引用され、各チームを評価し、シーズンの行く末を占うためにも使われます。

とりあえず2022/11/22時点での今季各Rtgランキングを見てましょう。

OffRtgランキング。

DefRtgランキング。

NetRtgランキング。

上記ランキングの中に、“ラインアップ スタッツ”と各Rtgについて理解を深めるのに最適なチームが1チームあります。

ゴールデンステイト・ウォリアーズです。

現在ウォリアーズのDefRtgは昨季リーグ2位からリーグ26位にまで落ち込んでいます。あれだけの堅守を誇ったウォリアーズに何があったというのか。

答えを先に言うと、セカンドユニットの時間帯で大きく数値を落としています。

スタッツを見ずともウォリアーズの試合を追いかけている方なら一目瞭然でしょう。ステフィン・カリーらスターターがベンチへ下がった際、相手チームに大きくアドバンテージをとられてしまっています。スターターが軒並み欠場した11月22日の対ペリカンズ戦はその最たる例です。(ルーニーは5分のみ出場)

当たり前ですが、通常引用されるRtgは全時間帯ひっくるめての数字です。
ウォリアーズのDefRtg114.1は、スターターが堅守をしている時間帯とセカンドユニットらが脆弱な守備をしている時間帯両方をひっくるめての数値です。

例え別の2チームがRtgで同じ数値/近い数値を記録していても、その中身には大きな違いがあったりします。

その中身を把握するのに役立つのが“ラインアップ スタッツ”です。

NBA.comの今季ウォリアーズの一部“ラインアップ スタッツ”を見てみましょう。(ミニッツの多い順にソートしたもの)

こちら↓はCleaning the Glassによるもの。(ポゼッション数の多い順にソートしたもの)※画像クリックで拡大

画像一番右のPts/PossがDefRtg

ウォリアーズは、スターターがコートにいる間は相変わらず強豪でいる事が数値的に窺えます。

一方、そのウォリアーズとNetRtgで同数値、DefRtgではより優秀な数値を記録しているニューヨーク・ニックスの“ラインアップ スタッツ”を見てみましょう。

NBA.comの今季ニックスの“ラインアップ スタッツ”。(ミニッツの多い順にソートしたもの)

Cleaning the Glassによるもの。(ポゼッション数の多い順にソートしたもの)※画像クリックで拡大

ニックスはウォリアーズとは逆に、スターターが主にコートにいる間、相手にアドバンテージを奪われている事がわかります。

御覧の様に、NetRtgや他チームスタッツが同じだったり数値が近くとも、その中身には大きな違いがあったりします。

「けど両チームNetRtgが-2.4で同じなら、結局は両チームとも100ポゼッションあたり2.4点差で負けてるって事だから一緒じゃない?」

はい、そうです。そうなります。いくら「ウォリアーズはスターターがいる間は強豪」と言ったって結局はセカンドユニットだって試合に出なければならないんですから。ウォリアーズの今後を楽観視する事は出来ません。

「じゃあ結局“ラインアップ スタッツ”って何の役に立つの?」

まず一つは、そのチームの強力なラインアップを探るのに役立ちます(逆も然り)。
我々ファンは実際に選手起用をするわけではないので、強力なラインアップを探ったところでそれが実生活に活きるわけではありませんが、なんとなく楽しいです。

もう一つ、チームのローテーション/選手起用法を探ることが出来ます。
誰と誰を多く一緒に出場させているのか、スターターをどの程度ずらして起用しているのか等も知ることが出来ます。
ウォリアーズで言えば、ドレイモンドは兎に角ステフの側から離れたくない“寂しがり屋さん”のようです。(冗談です)

もう一つは、プレイオフで手強そうなチームを探るのに役立ちます。
レギュラーシーズンとプレイオフの違いの一つに「スターター/主力の出場時間が増え、起用する選手の数が減る」というものがあります。スターターが非常に強力なチームはプレイオフで、さらにその強みを発揮できる傾向にあります。プレイオフ直前にそういったチームを探して結果を占ってみたり出来ます。

勿論「スターターラインアップ スタッツが超優秀=優勝候補」なんて単純なものでもないです。あくまで「妄想で色々と楽しめる」って程度のものですけど、それもまた一興です。

大体こんな感じでしょうか。

今回は5人の“ラインアップ スタッツ”を例にして紹介しましたが、他にも2選手の“ラインアップ スタッツ”を眺めて自チームのベストデュオや3選手の“ラインアップ スタッツ”でリーグのベストトリオを探してみたりと、楽しみ方にもバリエーションがあります。

NBA.comによる2選手ラインアップNetRtgランキング。(2022/11/23時点。300分以上出場対象)

NBA.comによる3選手ラインアップNetRtgランキング。(2022/11/23時点。300分以上出場対象)

また、今季現時点でのウォリアーズとニックスを例に使い説明しましたが、実際は戦力分析をするにも先を占うにもまだまだサンプルサイズが小さいです。ただ説明をするのに丁度良いサンプルだと思ったので例に挙げさせてもらいました。気を悪くされたであろうニックスファンの皆様申し訳ありません。

・・・・・・

ごめんて、スパイク・リー。

スパイク・リーはニックスのみならずレジー・ミラーやMJら偉大な選手と色々ドラマを生んでくれた歴とした功労者だと思います。

今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。

今季の5選手“ラインアップ ”出場時間ランキング。

今季の5選手“ラインアップ ”NetRtgランキング。(80分以上出場対象)

データで見る

  • URLをコピーしました!
目次