混沌のNBA’23ウェスタンカンファレンス、試合内容も混沌。いまだ行く末不明なチームと選手と試合たち。

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混沌のNBA’23ウェスタンカンファレンス、試合内容も混沌。いまだ行く末不明なチームと選手と試合たち。

西に一体何が起こっているのか。

2022/12/8時点でのウェスタンカンファレンス順位表。※画像クリックで拡大

NBAが予想通りに行かないのは予想通りですよ。サプライズがあるのは毎年の事なんですけど、ただビックリせずにはいられません。
12月の順位を気にしたってしょうがないのもわかっちゃいるんですけど、その中身がクレイジー。

まずユタ・ジャズ。

シモーネ・フォンテッキオがついに来ました。

2022/12/8のウォリアーズ対ジャズ戦。ウォリアーズはステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーン、アンドリュー・ウィギンズ欠場。ジャズはラウリ・マルッカネン、マイク・コンリー欠場。
主力に欠場者が多いのは勿論残念ではありますが、注目もしていました。

調子を取り戻し始めたクレイ・トンプソンが、どうスターター3人の穴を補うのか。

クレイの11月16日から昨日の試合前までのスタッツ。

ジョーダン・プールらウォリアーズの未来を担うべき若手たちとどういったケミストリーをみせてくれるのか。

対するジャズは11月21日のコンリー離脱直後に5連敗、そんな苦しい状況の中奮闘を続けていたラウリ“バード”も本試合は欠場。
それでも得体の知れない恐さがあるのが今季のジャズ。

試合内容/結果はここで詳しくは書きませんが、兎に角クレイジーな試合でした。前回の試合でヘッドバンドを投げつけて罰金食らったジョーダン・クラークソンが今回はふんわり投げてるのも笑いました。それとコリン・セクストンが軽傷でありますように。

シモーネ・フォンテッキオのEuroBasket2022での活躍をもう一度見返したくなりましたね。ダニロ・ガリナリが怪我で欠場のイタリア代表のエースとして獅子奮迅の活躍をしていました。特に決勝トーナメントでのヨキッチ擁するセルビアからの大金星は目を見張るものモノがありました。ちなみにそのセルビアにマルッカネン擁するフィンランドは予選リーグで大差の敗北(決勝トーナメントヘは進出)。今季開幕前に一足早い“敵討ち”?を成し遂げています。

EuroBasket2022を見てる時は「ジャズがラウリ・マルッカネンとシモーネ・フォンテッキオ中心になったら面白いなー」なんて漠然と思ったりもしましたけど、

もうジャズは「中心が誰」とかじゃないです。いや、いずれは決めなきゃいけないのでしょうけど、私からすると今のままでも最高に楽しいです。

フォンテッキオは今季ユタ・ジャズに生まれた何人目のヒーローでしょう?もう毎試合違うヒーローが誕生してるイメージです。毎試合驚きのハッピーセットです。

今のジャズは自チームだけで消化するには多すぎる数の指名権を持っていて、それらをトレードアセットとして有効活用するとなると、恐らくは自チームから主力の誰かを放出する事になるでしょう。そう思うと今のジャズには「今しか見れないのかも」っていう“切なさ”もあります。その分も全力で楽しみたいです。

・・・・・・・やっぱり誰も出ってほしくないなぁ。

クラークソンのこの笑顔は愛おしいですし

ジャレッド・ヴァンダービルトは腐る事なくハッスルを続け、ブレイザーズ戦での3Pは痛快でしたし。(ヌルキッチが全くの無警戒でコンテストにも行かない中4/4で3P100%でしたので)

まだ開幕してから2ヶ月経ってないのに、「思い出」というか印象的な選手/出来事が多すぎます。

その証拠に本記事では他のチームについても書こうと思ってたのに、別の機会へ回す事になっちゃいました。(記事が長すぎてもアレなので)

というわけで、今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。

歴代ジャズ選手のWS(※)ランキングと一部スタッツ。

※:Win Shareウィンシェア。選手のスタッツ上での貢献度を表した指標の一種。
複雑な計算式を用いて、チームの勝利数を個人に分配しています。つまりチーム全員のWSを足すと、チームの勝利数となります。(多少ズレます、詳しく知りたい方はこちら→BBR用語解説)

カール・マローンのTS%が意外と低め。ただしWSの230.3って数字は歴代4位の数字です。(レイカーズ時代含めると234.6)

レギュラーシーズン通算歴代WSランキング。
シングルシーズンでの歴代WSランキング。

ちなみにマルッカネンは2022/12/8現在、ジャズ歴代でちょうど100位。

10年ほどカリーム・アブドゥル・ジャバーかウィルト・チェンバレン並にWSを稼ぎ続ければマローンを越えられます。

できるらしいですよ。よかったですね。

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