ケイド・カニングハム、レブロン&ドンチッチと比べられる。

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ケイド・カニングハム、レブロン&ドンチッチと比べられる。

’21ドラフト1位指名のケイド・カニングハム。ルーキーシーズンに17pts/5reb/5astを達成したのは史上10人目で現役ではレブロンとドンチッチとカニングハムの3人のみ。ってツイートが少し話題になっていたのでついでに色々調べてみました。

まずは各選手1年目の主要スタッツを見てみましょう。※画像クリックで拡大

こうして並べてみると確かに似た数字を持っていますね。ボリュームはありますが各%が低めなのも一緒です(※)。レブロンの一年目は遠い昔、“3pointERA”「3ポイント革命」以前なので3Pの試投数が少なめ。ただ平均出場時間が39.5と化け物。昨季「酷使」言われてたシアカムやバンブリートが37.9です。これも時代ですかね。

※:1位指名(ドンチッチは3位)のルーキーは前年最下位近くのチームに所属するので初年度は大抵「勝ちに行くバスケ」というより「成長を促すバスケ」をします。有り体に言えばシュートをガンガン打たせます。プレイにドンドン関与させます。なので効率は悪くなりがち。
ティム・ダンカンやザイオンのようなイレギュラーも稀に発生します。

次に一部アドバンスドスタッツ。

こっちは結構な違いが出てます。↑の%では似たような数値でしたがTS%ではドンチッチが54.5%で突出していて結構な差があります。全シュートの内3Pとフリースローの割合が高いことによるものですかね。レブロンは3Pが低めで、カニングハムはフリースローが低め。

WS(※)もはっきりと違いがあります。カニングハムのみマイナス。ピシトンズは昨季23勝のみでしたし、シーズン前半は苦しんでましたから、今後が期待されます。WSに関してはカニングハムが悪いのではなくドンチッチとレブロンが異常値です。BPMも似たようなもんです。

※:WS。ウィン シェア。超ざっくり言うと、その選手がもたらした勝利数。チームやリーグ全体が積み上げたスタッツと比べてその選手がどれほどを占めているかで計算される。

次に3人のショットチャート。左からカニングハム、ドンチッチ、レブロン。レブロンは’04で古すぎてトゥルーシューティングチャートがなかったので普通のショットチャートで代用。

’22ケイド・カニングハム
’19ルカ・ドンチッチ
’04レブロン・ジェームズ

レブロンの3Pが少ないことを除けばこれも似てますね。オールラウンドに点を取っています。綺麗。チャートではわかりませんが、プレイの始動が3Pライン外からが多いのも同じ。レブロンはポストからのアタックも多めでしたっけ?遠い昔の事なので忘れちゃいました。

総評というか感想。

思ったよりも似てました、数字上では。

カニングハムは数字的にも期待できますし、コート上での落ち着いた雰囲気も大物感があります。変に気負ってなくてオラついてもいないのでコート全体をよく見てるのかなー、って雰囲気です。

ドンチッチはまだ若いんですけどレアル時代を含めれば結構ベテランなだけあって1年目から現代NBAにある程度アジャストできてたんだなー、って印象です。今のまんまで十分魅力的ですが、もっともっと進化してニュースタンダードを作ってくれたりとか・・・・高望みし過ぎでしょうか。

あとは“レブロンがもう一度ルーキーとして今のNBAに降臨したらどうなるか”を見てみたいと思いましたね。これ言うとジョーダンとかチェンバレンとか皆そうなんですけど。

以上。中々良い暇つぶしになりました(私の)。

今回はこの辺で。ではまた。

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