【NBA】ドローチャージ、スクリーン、ショットコンテスト他、各種“体を張ってる選手”ランキング。背と目の痣と愚痴と尻がデカい選手たち。/クリッパーズ、マイアミ・ヒート、シクサーズ、ナゲッツ、OKCサンダー、ブルズ、ラプターズ、ウォリアーズ、バックス

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【NBA】ドローチャージ、スクリーン、ショットコンテスト他、各種“体を張ってる選手”ランキング。背と目の痣と愚痴と尻がデカい選手たち。

バスケってのは文字通り「体を張る」スポーツです。

その体のサイズや高い身体能力に比例するかのように体への負担も大きくなります。しかもバスケはコンタクトスポーツ、2m100kg近くのヘラクレスどもがピョンピョンしながらぶつかってくるスポーツです。

試合中に11針の裂傷を負ったまま活躍を見せたオースティン・リヴァース。動画へのリンク(流血シーンがありますのでご注意を)
どうなってるのかよくわからん眼の状態で笑いながらインタビューに応じるゴラン・ドラギッチ。動画へのリンク

上記画像の怪我は偶発的に起こった事ですが、“自ら進んで体を犠牲にする”プレイというのもあります。

“ドローチャージ”です。

大ベテランでありながら、ここ2年連続で2位のドローチャージ数を持つケビン・ラブ。

昨季2023レギュラーシーズンのドローチャージ数ランキング。

ルーキーながらにジェイリン・ウィリアムズが1位。

名ディフェンダーとされる選手の中にはドローチャージを得意とする選手も多いです。スコッティ・ピッペンはその内の一人ですが、同時にヘルニアにも悩まされ続けました。

「皆MJの“インフルエンザゲーム”ばかり話題にして俺のヘルニアには目もくれなかった」と嘆くピッペン。動画へのリンク

ピッペンに限らず、体を張ったディフェンスをする選手は慢性的な背中/腰/関節の痛みに悩まされている事が多いです。昨季のドレイモンド・グリーンも“ふくらはぎの張り”で数試合欠場した後に、それが椎間板由来だった事が判明しました。ベン・シモンズも数年前のヘルニアが再発し残りのシーズンを全休する事になりました。

楽しい話ではないのでここまでにしますが、兎に角枚挙に暇がありません。良いディフェンスと怪我の少ない選手生活にはカイル・ラウリーのようなガッシリとした体幹が必須なのかもしれません。

お尻ばっかり話題になりますけど、体幹が凄いですよね。、まさに「大樹の幹」って感じです。

意外に思われるかもしれませんが、ドローチャージやオフェンシブファウルをもらう事の得意な選手の中には「ディフェンスは苦手」とされる選手も少なくないです。

2023レギュラーシーズン、チャージング以外のオフェンシブファウルをもらった回数ランキング。

ルー・ドートやKCPなど流石な選手に混ざってトレイ・ヤングら華奢な選手もいます。工夫の表れと言って良いかもしれません。

Injury Reportには載らないんだけども実は慢性的な怪我を抱えながら献身を続けている選手だったり、注目される事の少ないスタッツだけれども実はしっかり貢献していたり、ドローチャージ数とかNBA.comで“Hustle”(ハッスル)カテゴリに属するスタッツには色々と感慨深いものが多いです。見ていて“しんみり”してくるスタッツと言いますか。

というわけで、最後にいくつかハッスルスタッツを紹介。以下全て昨季2023レギュラーシーズン41試合以上出場者対象。

1試合平均スクリーンアシスト(直接得点に繋がったスクリーン)数ランキング

スクリーンアシストptsはそのスクリーンで得た得点数。
また話逸れますが、イリーガルスクリーンでのターンオーバーって個人的に溜息の出るターンオーバーランキング第3位くらいです。いや難しいのは重々承知なんですけど。

1試合平均デフレクション数ランキング

ブロックやスティールと比べると注目される事は少ないですが、「相手オフェンシブスキームを中断させる・ショットクロックを浪費させる」という大きな意味を持つスタッツ。

1試合平均ショットコンテスト(手を上げて相手シュートを妨害した回数)ランキング

ブルック・ロペスはこのスタッツで5年中4度大差での1位です。

ハッスルスタッツは比較的新しく記録されるようになったスタッツ群でして、今後もまた新しくスタッツが増えていって、また新しく“縁の下の力持ち”が見つかると思うとそれなりに楽しみです。

ふと思いましたが、こんだけ高性能カメラとか最新技術を導入してるのに、未だにジャンプボールが不安定な人力に頼っているのって何故なんでしょう?

誰かが言っていた「ドローンで上から落とす」とか結構良いアイデアな気がしますけども。

「肩車してボバンから落とす」でも可。

「やってられっか」って後姿のメイソン・プラムリーがイイ味出してます。

今回はこの辺で。ではまた。

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