NBA’23各種ベストパサー&スコアラー2人組ランキング。/ハーデン、エンビード、トレイ・ヤング、ドンチッチ、ヨキッチ、ハリバートン、サボニス、ガーランドetc.
今回紹介するランキングたちも以前紹介した「縁の下の力持ち系スタッツ」に近いかもしれません。
余計な前向きは省いて、早速いくつか見ていってみましょう。
まずはアシストコンボ(アシストをした選手とスコアした選手の組み合わせ)ランキング。2023/1/21時点。※画像クリックで拡大
このランキングは以前の記事で少し紹介しましたね。
ジェームズ・ハーデンからジョエル・エンビードへの組み合わせが127astで1位。エンビードのピック&ショートロールへハーデンがポケットパス(たまにビハインド・ザ・バック)を出して、ボールを受け取ったエンビードがミッドレンジジャンパーなりドライブなりの黄金パターン。シンプルで読みやすいプレイのはずですけど、ハーデンとエンビードのスキル/精度の高さが効率の良さを生み出しております。
同じくピック&ショートロール/2メンゲームと言えばジャマール・マレー&ニコラ・ヨキッチ。この組み合わせも現在3位。
ヨキッチは“アシストを受け取る側”としてだけでなく“アシストを出す側”でも4位、15位、18位、21位にランクイン。カッターへのリードパス、ゴール下/ポストでミスマッチを作ったアーロン・ゴードンへのエントリーパス、優れた3Pシューターたちへのキックパス/クロスコートパスetc.なんでもござれ。
先日、アレックス・イングリッシュを抜きナゲッツの歴代アシストリーダーに。
ちなみにアレックス・イングリッシュは80年代NBAの得点王でもある正真正銘ナゲッツとNBAのレジェンドです。
祝福のコメントも超紳士。
デイミアン・リラードがブレイザーズの得点リーダーになった時もそうですけど、偉大なる先人たちが祝福している姿が、また偉大です。レブロン・ジェームズの歴史的瞬間も楽しみに待つとしましょう。
話を戻しまして。
タイリース・ハリバートンもバディ・ヒールドとマイルズ・ターナーの組み合わせで2位と10位にランクイン。怪我で離脱以降ペイサーズは6連敗。あまり嬉しくない形で、その影響力が表れてしまっています。
パサーとしてだけでなく50/40/90クラブ入会もギリギリ射程圏内な高効率スコアラーです。お早い復帰を願っております。
マーカス・スマートは5位と6位にランクイン。ジェイレン・ブラウンとジェイソン・テイタムの二人合わせて58PPGデュオへのパスの供給元となっています。
3P限定のアシストコンボ(3Pへのアシストをした選手とスコアした選手の組み合わせ)ランキングですと、こうなります↓。2023/1/21時点。※画像クリックで拡大
こちらのランキングではドマンタス・サボニスやルカ・ドンチッチの名前が目立つ様になります。
アシストをした側にスペンサー・ディンウィディーの名前もありますし、マーベリックスのオフェンスは“Live by the 3, Die by the 3”「3Pによって生かされ、3Pによって死ぬ」ってヤツなのかもしれません。
スパーズのトレ・ジョーンズが12位と21位にランクイン。2巡目41位指名出身の3年目としては立派過ぎる成績を残しています。
最後にRimアシストコンボ(リム近辺へのアシストをした選手とスコアした選手の組み合わせ)ランキング↓。2023/1/21時点。※画像クリックで拡大
こちらではトレイ・ヤング、ダリアス・ガーランド、ラッセル・ウェストブルックの名前が目立ちます。10位のケビン・デュラントとニック・クラクストンの組み合わせも印象的です。
トレイ・ヤングはロブを出させたら現NBAでNo.1と呼んでも過言ではないでしょう。
アリウープデュオランキング。2023/1/21時点。
名前が載ってはいますけど、エバン・モブリーやジャレット・アレンのアリウープやハイローはもっと沢山見たいなぁ、と思います。アレンはアツいスラムも見してくれますしアフロサムライですし、モブリーはオフ中ワークアウトで多才にスキルを磨いていましたし。
とはいえドノバン・ミッチェルとガーランドは優秀なスコアラーなので、そこら辺のバランスは難しいのでしょうね。アレンとモブリーの二人をある程度ディフェンスに注力させてこそのキャバリアーズの高いDefRtgという事もあるでしょう。なんとも贅沢な悩みです。
なにやらまた話が逸れてきた気がするので、今回はこの辺で。ではまた。