混戦が続く中、欠場者の目立つウェスト。どこが抜け出していくのか、ウォリアーズはこのまま順位を上げるのか。/知っておくと便利な負傷者リストまとめetc.
非常に残念ながらペリカンズのザイオン・ウィリアムソンが2023/1/3のシクサーズ戦にてハムストリングを損傷。3週間後に再評価されるとの事。ブランドン・イングラムの復帰時期も未定。
クリッパーズのポール・ジョージもヒート戦でハムストリングに不快感(欠場期間は不明)。
先日キングスのドマンタス・サボニスは親指靱帯損傷・剥離骨折(出場は継続)。
遡っていくと、サンズのデビン・ブッカー、ウォリアーズのステフィン・カリー、レイカーズのアンソニー・デイビス、ウルブズのカール・アンソニー・タウンズetc.も現在欠場中。
上記は全てウェスタンカンファレンスチームの中心選手/コアメンバー。
ウェスタンカンファレンスはゲーム差が少なく混戦を極めております。コアメンバーの僅かな欠場が大きな順位の変動を生んでもおかしくありません。
怪我は焦らずゆっくりと治してほしいと思います。しかし本人やチーム関係者にとってはそう単純な問題ではないでしょう。完治・万全な状態だけを目指すなら1年でも2年でも好きなだけ休めばよいですが、その選手がチームにとって重要であればあるほど、欠場期間が長ければ長いほど、チームにとってもその不在は大きなダメージとなります。
しかし、焦って復帰させて更なる怪我を誘発、欠場期間を延長させては目も当てられません。
復帰タイミングや負荷管理の見極めはスポーツ医学的にも選手のメンタル的にも非常に難しいのだと思います。SNS・メディアの発展もあって厳しい声やプレッシャーは選手へ届きやすいでしょうし、そのストレスは計り知れません。トレードの報道・噂も増えます。
今季’23のトレードデッドラインは現地時間2023 年 2 月 9 日の午後 3 時です。 トレードデッドラインは単に「トレードが沢山起きる」というだけではありません。そのシーズンの「各チームの方向性・選手への評価が垣間見える一大イベント」でもあります。
「実力はあれど怪我/欠場の多い選手のチームからの需要と去就」「各チームの『優勝を目指すか、雌伏の時とするのか』の決定」「欠場選手の多いチームの補強策/その後のパワーバランスや順位の変動」は悲しいことも多いですが正直言いましてワクワクもさせられます。
常日頃、怪我をした選手へ心配の声を上げておいて不謹慎かもしれません。しかし、矛盾していようが、やっぱりあるんですよね。怪我のジョークに笑ってしまったり、選手やチームのピンチに逆にワクワクしてしまう事が。
怪我は絶対に増えてほしくないですし、決して喜ばしい事ではありませんが、「どう穴を埋めるのか」「新しいスター誕生のキッカケになるのではないか」といった見方は多少は悲しみを和らげることにも繋がるでしょう。「前向きな姿勢は持ち続けていたい」と言いますか。
ステフ&ウィギンズ不在ウォリアーズの5連勝は胸躍りましたしね。復帰以降物議を醸してきたクレイ・トンプソンのショットセレクションやジョーダン・プールのパフォーマンス、ベンチユニットの働き、それらは“必要な伏線”だったのかもしれません。最近の連勝も“今後の何かの伏線”なのかもしれません。
怪我や欠場は悲しいけれど“素晴らしい何かの伏線”にも成り得る。そう願いつつ、負傷者が出たチームにも注目していきたいと思います。
某執事もこう言っております。
なぜ、人は堕ちるのか?
這い上がる事を学ぶためです。
今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。
各チームのInjury Reportや負傷者リスト・欠場者情報を随時更新・まとめられているESPNページへのリンク。便利。
クレイのステフ離脱2022/12/16以降のスタッツ。
プールのステフ離脱2022/12/16以降のスタッツ。
何度でも言いたいのは、“クレイが日本へ来てくれたことへの感謝”。プレイする予定がないのなら自宅で休んでいる方がずっと楽だったはずです。大きな時差もありリズムも崩れます。クレイに限らず、遠く不慣れな地への遠征はデメリットも存在します。
それでも来日し、試合には出ずとも沢山の日本のファンを笑顔にしてくれたことは試合に出場した選手たちと等しく尊いと思います。(勿論プレイが観れなった事は残念ではありますが)
とにかく最近のクレイやプール、八村塁他来日してくれたウォリアーズ&ウィザーズの好調がたまらなく嬉しいのである。
追記:・・・・・・本日2023/1/5の試合も惜しかった。サディック・ベイを褒めるしかないですな。