TDL加入選手合流直前のNBA’23全30チームNetRtg・OffRtg・DefRtgランキング。トレード加入&放出選手はチームへどういった影響をもたらすのか?

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TDL加入選手合流直前のNBA’23全30チームNetRtg・OffRtg・DefRtgランキング。トレード加入&放出選手はチームへどういった影響をもたらすのか?

基本的にトレードをするって事はチームに“変化を求めている”という事でしょう。その変化とは大抵「問題点を修正・改善する事」です。

本記事では、2023/2/11時点(トレードデッドラインで加入した選手の合流直前)での全30チームのNetrtg。OffRtg、DefRtg他を見る事で各チームのざっくりとした問題点を窺いつつ、各トレードが今後どのような変化をもたらすかを妄想したいと思います。引用元:Cleaning The Glass(ガベージタイムでの数字を省いたスタッツを載せているデータサイト)

NetRtgランキング(Point Diff列の数字がNetRtg)。2023/2/11時点。※画像クリックで拡大

OffRtgランキング(画像右端Offense列の数字がOffRtg)。2023/2/11時点。※画像クリックで拡大

DefRtgランキング(画像右端Defense列の数字がDefRtg)。2023/2/11時点。※画像クリックで拡大

まず気になるのはフェニックス・サンズです。

各々の贔屓のチームを除けば、恐らく最も注目を集めているチームでしょう。
サンズは2023/2/11時点で31勝27敗、NetRtg18位、OffRtg20位、DefRtg9位、昨季リーグ3位の堅守をある程度維持するもオフェンスは昨季3位から大幅に下落。ただしエースのデビン・ブッカーは今季27試合を欠場、他スターターも多数欠場。
ブッカーの復帰とケビン・デュラントの加入がオフェンスへどれだけのブーストを生むのか、昨季All-D-1stミカル・ブリッジズの離脱はディフェンスへどれだけの損失を生むのか、怪我から復帰したKDがケミストリーを形成する時間・復調する時間は残っているのか、そもそも史上屈指のIso/1on1プレイヤーであるKDにそんな心配は不要なのか、注目です。

マーベリックス。

マーベリックスは2023/2/11時点でNetRtg11位、OffRtg6位、DefRtg21位。ドンチッチが不在ながらカイリー・アービング加入後3連勝と良い兆しを見せていますが、今後大事になるのはチーム、特にドンチッチとの相性です。
OffRtg6位のオフェンスがさらに強力になるのか、ジョシュ・グリーンらの成長・マキシ・クリバーの復帰はドリアン・フィニー・スミスのディフェンス面での損失を補えるのか、昨季のディフェンシブケミストリーを取り戻せるのか、課題のインテリアディフェンスへのジェイソン・キッドHCの回答はどういったものになるのか、注目です。

ウォリアーズとキングス。

ウォリアーズは昨季リーグ2位だったDefRtgが14位と大きく後退。ゲイリー・ペイトンⅡを呼び戻そうとする等対策を取りましたが、既存メンバーたちが昨季のディフェンシブケミストリー・強度を取り戻す事が大事かと思います。TDLがそのキッカケとなるのか、GPⅡはどうなるのか、注目です。

んで、ウォリアーズのディフェンス後退の要因の一つとされているのが、長くウォリアーズのディフェンスを担当していたマイク・ブラウンACの移籍です。マイク・ブラウンは今季からキングスのHCに就任。
さぞキングスのディフェンスは改善した事でしょう・・・・と思いきやキングスのDefRtgは24位、OffRtgは2位。どういうこったよ。
キングスは現在ウェスト3位と上位に位置してはいますが、多くのメディアから“コンテンダー”とは見なされていません。正直言いまして私もキングスの優勝にお金は賭けられません。前述のディフェンスの脆さの他に、中心選手のプレイオフ経験の少なさ、つまりレギュラーシーズン後さらに最長約2ヶ月間戦い抜くだけのコンディショニング・心的プレッシャーへの対処・対策をとられた際の経験不足等々、懸念材料が多くあるように思います。

・・・・・・・・といった野暮なツッコミを是非ライト・ザ・ビームで吹き飛ばしてほしい!

誰しも始めは経験不足。開幕前の下馬評を覆したキングスがシーズン後半、更に驚きを提供してくれるのか、注目です。

ナゲッツ

現在ウェスト首位で2023/2/11時点でNetRtg4位、OffRtg1位、DefRtg14位。スターターのいる時間帯(というかヨキッチのいる時間帯)では無類の強さを誇りますが

ヨキッチのオンコートスタッツとon/offスタッツ。

これだけon/offディファレンシャルが高いという事は、セカンドユニットの時間帯で相手に大きなリードを与えている、という事でもあります。過去2シーズン、ヨキッチには大きな負担がかかり、レギュラーシーズン終盤やプレーオフの4Qではガス欠のようなシーンもよく見受けられました。まして昨オフはワールドカップ予選やEuroBasketにも出場。
新加入のトーマス・ブライアントはお世辞にも「ディフェンスが良い」とは言えませんが、ナゲッツベンチのインテリアディフェンスが悪いのは元々で、悪いなりにハッスルのあるトーマス・ブライアントのリバウンドと1試合平均21.4分出場で12.1PPG、TS%71.2%のスコアリングは、ヨキッチの出場時間/負担を減らす助けになるのではないでしょうか。
チームスタッフとの不和が伝えられ、プレイタイムを得られずにいたボーンズ・ハイランドの放出は避けられない事態だったとはいえ、ベンチオフェンスの選択肢が減るという意味ではマイナスです。しかし、ディフェンス面での貢献が期待されるルーキー、クリスチャン・ブラウンへの出場時間・成長機会の確保がしやすくなったのはプラスに思えます。
ボールムーブメント、オフボールムーブメントの多いナゲッツスターターの美しいオフェンスだけでなく、ベンチユニットの時間帯、特にトーマス・ブライアントのハッスル、クリスチャン・ブラウンの3&D&スラムダンクに注目です。

カンザス大時代の雄叫びをナゲッツでも是非。

ナゲッツとは残念な別れ方でしたが、ボーンズもクリッパーズでまた笑顔を見せて下され。

余談。ボーンズ・ハイランドはナゲッツから去りましたが、ハイランドはまだナゲッツにいます。ディアンドレ・ジョーダンことHyland DeAndre Jordan Jr.ハイランド・ディアンドレ・ジョーダンJr(本名)がいます。

他にも注目チームは沢山ありますが、しんみりしてきたので

今回はこの辺で。ではまた。

追記:ナゲッツがバイアウトとなったレジー・ジャクソンと契約合意との報道。

KCP、ブルース・ブラウン、イシュ・スミスとはピストンズ時代のチームメイトで、コロラド州(デンバー所在地)では6年生から高校生までプレーしていたそうです。“仲良し“が増えて何より。

セルビアでは一般的ですが、アメリカではそうでない同姓同士でのチークキス。セルビア人であるヨキッチへのディアンドレ・ジョーダンからのリスペクト。(ボバンから伝授)
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