【NBA】「個人の栄誉とチームの成功」は水と油?歴代受賞者一覧から考えるMVPとDPOYと優勝の傾向。各ブックメーカーのNBA2024MVP&優勝オッズ。/ステフィン・カリー、リラード、エンビード、ヨキッチ、ヤニス、テイタム、レブロン、ドンチッチ、スパーズ

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【NBA】「個人の栄誉とチームの成功」は水と油?歴代受賞者一覧から考えるMVPとDPOYと優勝の傾向。各ブックメーカーのNBA2024MVP&優勝オッズ。/ステフィン・カリー、リラード、エンビード、ヨキッチ、ヤニス、テイタム、レブロン、ドンチッチ

MVPレースはレギュラーシーズン中ファンやメディアから多くの話題を集めます。

選手たちも「ハイパフォーマンスのためのモチベーション」とする事があります。

ステフィン・カリーは2021シーズン中、「あなたは今季MVP?」と問われた際「そうでなけれなならない。おそらく取れはしないだろうけど、なんであれ、僕はドラマチックでありたいんだ」とコメント。リンク
「MVPと優勝が僕のプレイする目標」と常々公言してきたデイミアン・リラード。
2023MVPのエンビードは受賞後「『MVPは気にしていない』と言ったけど、ほっといて欲しかったからそう言っただけ」とコメント。「気にしてないと言ってる選手がいるなら、それは嘘だ」とも。リンク

一方で「個人賞には興味がない」「優勝に集中している」等々意に介さないコメントをする選手もいます。

個人賞・個人スタッツを気にする姿は時として「セルフィッシュ」と受け取られる事もありますが、結局のところ大事なのは「どう貢献するか」です。MVP・個人スタッツ・サラリー他なんであろうと、それをモチベーションにハイパフォーマンスを発揮してチームの勝利に貢献できるのなら、それは言うまでもなく素晴らしい事です。

「チームが勝っているならそれで良い」と言ってチームやファンに何の貢献もしないのなら、それは素晴らしい事とは言えません。

別競技の話題で申し訳ありませんが、面白いインタビューシリーズでした。
リンク

仕事の取り組み方・モチベ―ションの上げ方は千差万別。優秀な結果を残せているのであれば「誰が正しくて誰が正しくない」ではないでしょうし、同じ選手でもシーズン・年齢・役割の変化によって変わってもくるでしょう。

というわけで(?)、「個人賞と優勝の関係」について少し調べてみましょう。

まず「MVPと優勝」について。

1982シーズン以降、MVP受賞経験者なしで優勝したチームは2019ラプターズ、2004ピストンズ、1989ピストンズ、1990ピストンズの4チームのみです。「チームにMVPがいる事」と「優勝」にはある程度の“相関関係”があります。「MVPがいるチームは強い」、当たり前ですね。(必ずしも“因果関係”ではありません)。

1983から2023シーズンの優勝チームとMVP一覧。

そしてMVPには「20代中盤~20代後半の選手が多い」という傾向があります。

MVP受賞最年長TOP10。2023/9/25時点。

2度ランクインしているカール・マローンとスティーブ・ナッシュが優勝出来なかったのがなんとも。
ちなみに35歳(2度目の引退年)のマイケル・ジョーダンはMVP、優勝、FMVP、All-D-1st(DPOY投票4位)、得点王を同時受賞。当時「勝ち逃げかい」と思いました。
カリーム・アブドゥル・ジャバーは38歳54日で最年長ファイナルMVP受賞記録を持っています。

こう見るとより一層「MVPを目指す事はチームのため」な気がしますね。若い選手は特に。

2024シーズンに向けて、MVP受賞者が在籍するチームは

ウェスト:レイカーズ(レブロン・ジェームズ)、ウォリアーズ(ステフィン・カリー)、ナゲッツ(ニコラ・ヨキッチ)、サンズ(ケビン・デュラント)、クリッパーズ(ラッセル・ウェストブルック)、グリズリーズ(デリック・ローズ)

イースト:シクサーズ(ジョエル・エンビード、ジェームズ・ハーデン)、バックス(ヤニス・アデトクンボ)

で8チーム。

もうひとつ。「ディフェンシブプレイヤー・オブ・ザ・イヤーと優勝について」

MVP抜きで優勝した2019ラプターズ、2004ピストンズ、1989ピストンズ、1990ピストンズの4チームには共通点があります。いずれもディフェンシブプレイヤー・オブ・ザ・イヤー(以下DPOY)受賞者が在籍していました。

2019ラプターズにはカワイ・レナードとマルク・ガソル、2004ピストンズにはベン・ウォーレス、1989&1990ピストンズにはデニス・ロッドマン(ただし初受賞したのは1990シーズン)。雑に言えば、いずれもディフェンシブなチームでした。

2024シーズンに向けて、DPOY受賞者が在籍するチームは

ウェスト:グリスリーズ(ジェイレン・ジャクソンJr、マーカス・スマート)、ウルブズ(ルディ・ゴベア)、クリッパーズ(カワイ・レナード)、ウォリアーズ(ドレイモンド・グリーン)

イースト:バックス(ヤニス・アデトクンボ)

で5チーム。

MVP受賞者在籍チームと合わせると9チーム。MVPとDPOY両者在籍チームはグリズリーズ、クリッパーズ、ウォリアーズ、バックスの4チームとなります。

9チームに優勝チャンスがあり、4チームは最早優勝したも同然・・・は言い過ぎですね。

優勝を確信したドヤ顔ラス。(冗談です。念のため)

妄言はさておき

2015シーズンのステフィン・カリーとウォリアーズのように初MVP受賞と優勝を同時に達成するケースも沢山ありましたし、上記9チーム以外にも勿論チャンスはあります。

ここ数年の開幕前MVP予想で有力視され、来年2月に25歳となるルカ・ドンチッチ。

ここ数年コンテンダーの中心選手・リーグ屈指の2wayプレイヤーであり続け、来年26歳となるジェイソン・テイタム。

初のAll-NBA-1stに輝き、ワールドカップでも躍動した現在25歳のシェイ・ギルジャス・アレキサンダー等々。他にも若きMVP候補、つまりは優勝候補が沢山です。

本記事では、MVPとDPOYと優勝を(無理矢理に)結び付けて語りましたが、当然優勝にはもっと多くの事が複雑に絡み合って決定されます。

毎年毎年「○○なチームは優勝できない」みたいなセオリーらしきものを見かけますが、セオリーを覆して優勝するチームが表れるのもまたNBAです。過去「得点王のいるチームは優勝できない」とか「アウトサイドシュートを武器にするチームは優勝できない」等色々ありました。

昨季2023優勝のナゲッツも散々「ここ20年レギュラーシーズンのDefRtgが12位以下のチームは優勝していない」とか「ピック&ロールディフェンスやリムプロテクトが悪いチームは」云々言われながらの優勝でした。

2000~2022シーズンファイナル進出チームのレギュラーシーズンOffRtg/DefRtg/Pace/両チームのDefRtg差一覧。

まったくもってバスケは奥が深いスポーツであります。

次に現れる“掟破り”な選手とチームを楽しみにしつつ

今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。

各ベッティングサイトの2024シーズンMVPオッズと優勝オッズ。2023/9/11時点。引用元:Vegas Insider

見辛くなるので省きましたが、上記5人以下は順にKD、ステフ、ブッカー、SGA、ドノバン・ミッチェル、リラードが有力視されています。あくまでベッティングサイトのオッズ上では。

各メディアのパワーランキング含め、どこもかしこも来季スパーズへは厳しい評価です。

けど新人王予想ではビクター・ウェンバンヤマがド本命。

スパーズ優勝とウェンバンヤマ新人王、両方に全ツッパする猛者はおらんのか。

止めるコブラ。(給料高くても日本からはダメです)
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