NBAメディアメンバー25名のアンケートで決めた一風変わった“NBA2023TOP75プレイヤー”。高評価と低評価の開きが大きいのはどの選手?/ステフィン・カリー、レブロン、渡邊雄太、ヤニス、ザイオン、ヨキッチ、エンビード、ウェンバンヤマ、ドンチッチ、テイタム、カワイ、ザイオン

目次

NBAメディアメンバー25名のアンケートで決めた一風変わった“NBA2023TOP75プレイヤー”。高評価と低評価の開きが大きいのはどの選手?

カナダスポーツメディアsdpnのNBAリポーターEsfandiar Baraheni氏がNBAメディアパーソン・各チームビートライター(番記者的な人)・NBAアナリストなど25名を対象に「NBA2023現在のTOP50プレイヤー」のアンケート調査を実施。

「TOP○○選手ランキング」は当ブログ含め世に溢れていますし、逐一取り上げていたらキリがないんですけど、Esfandiar Baraheni氏の呼びかけたアンケートで作られた、この“The Top 75 Players In The NBA For 2023”「NBA2023TOP75選手ランキング」は少し変わっていて面白いです。

アンケート回答者のリスト:Katie Heindl, Keerthika Uthayakumar, Vinay K, JDub, Jabari Ali Davis, Mat Issa, Bryce Simon, Amit Mann, Jack Kelly, Oren Weisfeld, Alex Hoops, Will Gottlieb, Ryan Blackburn, Mike Shearer, Joe Hulbert, Mac Cunningham, Trevon Heath, Hoop Venue, Hoop Goose, Joe Viray, Baker Fresh, Chucking Darts, Josh Eberley, Curly, and Mathketball 

元記事へのリンク

結果を順に見てみましょう。

まず1位から7位。※画像クリックで拡大

ランキングはアンケート回答の順位の平均をとって低い順に並べられています。

面白い部分は「順位」と言うより、アンケート回答中での最高位と最低位も併記しているところです。

ニコラ・ヨキッチは25名全員が1位に挙げていたようで特に言う事もありませんが、2位以下の選手には最高位と最低位に大きな開きが見られます。

平均順位7.56でランキング7位のジェイソン・テイタムでも「2023現在のNBAで2位の選手」と高評価する方がいる一方、同時に11位と厳しい評価をする方もいます。

2位ヤニス・アデトクンボの平均順位は2.47、3位ステフィン・カリーの平均順位は3.26と実際のランキング順位と平均順位に大きな開きはありませんが、それでも最高位2位と最低位7位で開いています。(7位にした方のアンケート回答・意見が見てみたいです)

この“最高位と最低位の開き”はランキングが進むほど顕著になります。

8位から12位。

このランキングのもう一つの面白い部分は、Esfandiar Baraheni氏はアンケート回答者に対して「決まったルールや基準はありません。自分自身の基準・条件で好きに順位を決めて下さい」と呼びかけた事です。

だからこその“最高位と最低位の開き”なのかな、と思います。「スキル・能力ベース」の方もいれば「2023プレイオフでの功績」を重視する方もいるでしょう。

私は「NBA2023現在のTOP50プレイヤー」を考えた時、2023レギュラーシーズン52試合・プレイオフ2試合しか出場しなかったカワイ・レナードを8位にはしませんが、数は少なくとも試合に出ていた時(特にシーズン後半)のカワイは8位どころではないスキル・能力の高さを示していましたから、高評価を与える方にも頷けます。

2023シーズン後半カワイの平均スタッツ。
2023プレイオフゲームログ。口惜しい事この上ない。

13位から17位。

SGAの13位(最低位25位)はAll-NBA-1st入りした事を考えると低く思えますが、恐らく「プレイオフで証明せねばならぬ」って事なんでしょう。

1,2年目SGAのプレイオフ平均スタッツ。この時からどれ程の成長を次のプレイオフで見せてくれるかが今から楽しみです。

17位のザイオン・ウィリアムソンは最高位13位・最低位ランク外と特に評価が極端。

アニメ・漫画Narutoの大ファンであるザイオンに送られた、作者様によるメッセージ付きサイン色紙。
スキャンダラスなニュースもありますが忍び耐えて下され。

18位から30位。

つくづくプレイオフってのは「夢の大舞台」であると同時に「残酷な試験場」です。

All-NBA-2ndのジェイレン・ブラウンはランキング28位で、50位との評価を下した方もいます。

逆にトレイ・ヤングの2023レギュラーシーズンは2022シーズンと比べるとダウンイヤーでしたが、プレイオフでセルティックス相手に一矢(2勝)報いた事で大きく名誉挽回したようで、ランキング21位、最高位は15位で最低位でも30位。

“アイストレイ”な姿も見れました。

リンク

31位から50位。

ここら辺から最低位ではランク外となる選手が殆どです

「『あ、アイツ入れるの忘れてた』って事もあるんじゃないか」とワタクシ怪しんでおります。50人のランキング作るのってホント大変ですし。

まだ22歳と若いエバン・モーブリーはランキング45位でありながら最高位は17位の高さです(最低位はランク外)。些か失礼な物言いですが、期待込みの高評価な気もします。

私は、やはりモーブリーはジャレット・アレンとコートを共有する以上はオフェンスでも広範なシュートスキルを目指してほしいなと思います。2023開幕前には「ヤニスとケビン・ガーネットのハイブリット」を目指す志の高さも示していましたし、勝手ながら私も期待を高く設定しております。

オフ中は渡邊雄太や八村塁、ケビン・デュラントらスーパースターも度々お世話になっている名トレーナー、オリン・シンプリスさんの下でスキルを磨いていました。
余談ですが、私は↑のインスタ投稿を見て以来、渡邊雄太が3Pを決めるたびに“Yuta the Shoota!!”と心の中で叫んでいます。

51位から75位。

リストに載った他選手:ジェレミー・グラント、カイル・クズマ、オースティン・リーブス。

まだNBAでプレイしていないはずのビクター・ウェンバンヤマをランキング入りさせてるウッカリ屋さんがいますね。

“多大な期待”は“多大な反感”も生みやすいので、当ブログ内では出来るだけ冷静に見るよう努めていますが、先走ってしまう気持ちはようわかります。

51位から75位だけ見ると「○○がこんなに低いのはおかしい!!」って気もしちゃうんですけど、上位を見ると「タレント豊富過ぎて誰と入れ換えて良いかわからん!!」となります。

こういうランキングを作るのって褒められたり感謝されるよりも不満を言われる事の方が多そうですし、やっぱり難しいですよね。私はスタッツ・指標をベースにしたランキングは沢山作りますけど、主観をベースにしたランキングを作るとなると超臆病になっちゃいます。

何よりメンドイですし。

大抵途中でこうなります。

人からの批判や不満を恐れず手間暇かけてランキング他NBAコンテンツを作ってくれる作成者様たちに感謝をしつつ

今回はこの辺で。ではまた。

元記事へのリンク(アンケート内容について、より詳しい解説がありオススメです)

  • URLをコピーしました!
目次