【NBA】NBA2024現在と開幕直後のMVP/優勝チーム/MIP他各賞オッズ比較。一時の活躍にはドライで、トレードには敏感なベッティング業界。/レイカーズ、サンズ、ナゲッツ、ウルブズ、OKCサンダー、セルティックス、バックス、シクサーズ、スパーズ

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【NBA】NBA2024現在と開幕直後のMVP/優勝チーム/MIP他各賞オッズ比較。一時の活躍にはドライで、トレードには敏感なベッティング業界。

Shams Charaniaが開幕前と昨日2024/1/2時点での優勝オッズを比較していまして。

オッズはFanDuelのもの。

当ブログも定期的に各種オッズを紹介していますので、Shamsに倣って見比べてみましょう。またデータやらエピソードを添えながら。

の前に少し注意書き。

スポーツベッティングは国に認可されたものを除き違法です。世界各国では合法のもの含め、その中毒性や悪影響は度々問題視され社会問題にもなっており、嫌悪感を抱く方も少なくありません。当サイトでは偶に各種オッズを引用しておりますが、“お金を賭けるため”ではなく、あくまで“一種のデータ・話のタネ”としてお楽しみいただければ幸いです。

では改めまして

開幕数試合後、2023/11/10時点での各ベッティングサイト優勝オッズ。引用元:Vegas Insider

現在2024/1/2時点での優勝オッズ。

これが“オッズの面白いところ”です。つまり、“オッズの面白いところ”とは

“最近の活躍に割とドライなところ”です。

ウルブズとOKCサンダーは現在ウェスト首位と2位で、オッズにも多少反映されてはいますが、それでも現在勝率5割台のサンズよりも大穴オッズ。ウルブズもOKCも現在勝率5割ちょうどのレイカーズとそう変わりません。

逆に開幕前各メディアやオッズで有力視されていたサンズとレイカーズは、現在期待通りの戦績とは言えないもののオッズはある程度維持。

各メディアのパワーランキングは現在戦績でコロコロと変わります。それに比べ、ベッティングサイトのオッズは現在の活躍に対しドライで緩やかな反応を見せるんです。直接的な金銭のやり取りがあるので、極力“Recency bias”(最新性バイアス、全体評価が最近の出来事だけに引っ張られてしまう認知バイアスの一種)を排除しようとしてるって事でしょうか。

勿論人間である以上、誰しも“バイアス・思い入れ”は避けられませんが、兎に角べッティングサイトのオッズや記事ってのは他とは違った切り口もあって中々面白いんです。

現在の戦績や活躍にドライな各ベッター・優勝オッズ一同。彼らが即座に大興奮するのは(即座に変動するのは)“大型トレード”です。

2022年のKDトレードリクエスト後の優勝オッズ変動。DraftKingsのもの。

画像では既にサンズのユニフォームを着ていますが、この変動が起きた時点ではリクエストしただけで行き先は不明でした。それでもこの振れ幅。

文字通り現金な方々です。(今季5度目くらいのジョーク)

ちなみに、実際に起きたKDトレード後のオッズ・メディア予想への影響力は凄まじく、2023カンファレンスセミファイナルでのサンズvsナゲッツの勝敗予想では圧倒的サンズ有利でした。

2023ウェスタンカンファレンスセミファイナル直前ESPNパネリスト予想。

17人中13人がサンズ勝利を予想し、ナゲッツ勝利を予想した4人も全て4勝3敗予想。第4シード(サンズ)vs第1シード(ナゲッツ)の予想でコレです。昨季ナゲッツはレギュラーシーズン最終盤にアクセルを緩めたのもあって、ESPN他メディアにも疑問視する声は沢山ありました。結果はナゲッツの4勝2敗、のち優勝。

シーズン序盤or終盤一定期間での戦績、大型トレードでも、やはり短いスパンで評価する事は非常に難しいです。「楽しい」ってだけで、やる価値は大いにありますから「やめよう」とは全く思いませんが。

また長くなったので以下簡潔に各賞オッズ変動比較。

2023/11/10時点での各ベッティングサイトMVPオッズ。

現在2024/1/2時点でのMVPオッズ。

2023/11/10時点での各ベッティングサイトROTYオッズ。

現在2024/1/2時点でのROTYオッズ。

2023/11/10時点での各ベッティングサイトMIPオッズ。

現在2024/1/2時点でのMIPオッズ。

2023/11/10時点での各ベッティングサイト6OTYオッズ。

現在2024/1/2時点での6OTYオッズ。

2023/11/10時点での各ベッティングサイトDPOYオッズ。

現在2024/1/2時点でのDPOYオッズ。

とりあえず以上。

しつこいようですが、優勝オッズ以外でも各ベッター・オッズは“最近の活躍に対しては割とドライ”です、反応が緩やかです。なので上記オッズの数字は必ずしも「今季これまでの貢献度・活躍度」がそのまま反映されてるわけではありません。贔屓の名前が低いor見当たらなくても、その活躍が否定されているわけではありません。

逆に言うと、既にDPOYでぶっちぎりの本命視となっているルディ・ゴベア(元々有力視されていましたがオッズの変動量がエグい)。6OTYオッズで急浮上のコール・アンソニー。MIPで急浮上のコービー・ホワイト。彼らの活躍には、普段ドライなベッティング業界も大興奮している・・・・・・・はず。



某ベッター。
某ベッターその2。

はい。

今回はこの辺で。ではまた。

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