【NBA】NBA2024MVP候補とスーパースターがチーム全体のショットチャートに与える影響グラフ。オン/オフショットチャートとNetRtg差ランキングと各種ディファレンシャルの留意点他。
当ブログで度々引用させてもらっているBBall Indexが新しいツールを公開しましたので紹介。
一言で言うと「ショットチャート」です。
今季2024ルカ・ドンチッチのショットチャート。以下全て2024/3/22時点。
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右下FREQ%は距離毎の頻度(ドンチッチは全FGA中43.7%が3PAという事です)。
ショットチャート自体は珍しくありませんが、BBall Indexがこの度公開したショットチャートには複数種類がありまして
![](https://nbananai.com/wp-content/uploads/image-5561.png)
例えばドンチッチの“Shot Change”を選ぶと、「ドンチッチがコートにいる時のマーベリックス全体のショットチャート」と「ドンチッチがコートにいない時のマーベリックス全体のショットチャート」が見れます。
ドンチッチがコートにいる時のマーベリックス全体のショットチャート。
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ドンチッチがコートにいない時のマーベリックス全体のショットチャート。
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オン/オフスタッツの一種ですね。選手の影響力を調べる一助になり得ると思います。
折角なので他選手のも見てみましょう。
ヤニス・アデトクンボがコートにいる時のバックス全体のショットチャート。
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ヤニス・アデトクンボがコートにいない時のバックス全体のショットチャート。
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ジェイソン・テイタムがコートにいる時のセルティックス全体のショットチャート。
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ジェイソン・テイタムがコートにいない時のセルティックス全体のショットチャート。
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シェイ・ギルジャス・アレクサンダーがコートにいる時のOKC全体のショットチャート。
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シェイ・ギルジャス・アレクサンダーがコートにいない時のOKC全体のショットチャート。
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ニコラ・ヨキッチがコートにいる時のナゲッツ全体のショットチャート。
![](https://nbananai.com/wp-content/uploads/image-5573-4-800x705.jpg)
ニコラ・ヨキッチがコートにいない時のナゲッツ全体のショットチャート。
![](https://nbananai.com/wp-content/uploads/image-5573-5-800x708.jpg)
レブロン・ジェームズがコートにいる時のレイカーズ全体のショットチャート。
![](https://nbananai.com/wp-content/uploads/image-5573-6-800x677.jpg)
レブロン・ジェームズがコートにいない時のレイカーズ全体のショットチャート。
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ステフィン・カリーがコートにいる時のウォリアーズ全体のショットチャート。
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ステフィン・カリーがコートにいない時のウォリアーズ全体のショットチャート。
![](https://nbananai.com/wp-content/uploads/image-5573-9-800x695.jpg)
とりあえず以上。
最近はオン/オフスタッツも幾分一般的になりまして各放送局も試合中たまに取り上げておりますが、取り上げられるのはRtgディファレンシャル(その選手がコートにいる時といない時のRtg差)が主です。
今季2024NetRtgディファレンシャルランキング。BBR準拠。
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Cleaning The GlassではFour Factors(eFG%、TOV%、ORB%、FT Rate)他いくつかのオン/オフスタッツ、NBA.comではFour Factors含む多数スタッツのオン/オフスタッツが揃ってますんで、「選手が具体的にどのような影響を与えているか」を知りたい時などにオススメです。
2022~2024ヨキッチのオンコート&オン/オフ。Cleaning The Glass準拠。
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DIFF%が悪い反面スティールやデフレクションが多いなどヨキッチはディフェンスでもジョーカーです。かたくなに「ヨキッチはバッドディフェンダー」と主張する方がいるのもわからないでもないです。
NBA.comは扱っているデータの種類が膨大すぎてUIにクセがありますんで探すのに苦労するかもしれませんが、「任意のチームor選手名+on off stats+nba.com」で検索すれば引っかかると思います。
今季2024ナゲッツの一部オン/オフスタッツ一覧。
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次々新しいツールが生まれる便利な世の中になったもんです。
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今回はこの辺で。ではまた。
余談。
オン/オフスタッツ・オン/オフディファレンスについて軽く補足。
個人的にオン/オフスタッツ・オン/オフディファレンシャルを調べる際は、極力その選手の総出場時間・オンコートスタッツ・ローテーション図も併せて調べるようにしています。
NetRtgディファレンシャルが秀でている選手が二人いたとして、「58試合未満1試合平均20分程度の出場でのNetRtgディファレンシャル+10」と「80試合1試合平均35分の出場でのNetRtgディファレンシャル+10」では、同じ+10でも実際の試合に与えている影響度は大きく違います。なので、その選手の総出場時間と出場試合数を調べる事も私にとっては重要です。
オンコートスタッツも似たようなもんですね。「最悪から幾分マシにしたNetRtg+10」と「普通から最高にしたNetRtg+10」では意味が違ってきます(私個人的には後者を高く評価します)。なので、オンコートスタッツも併せて見ます。
2015~2017レブロンのオンコート&オン/オフ。
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で、オンコートとオン/オフはチームスタッツでもありますんで、当然他の選手・ローテ―ションの影響も受けます。ローテーション図は色々なサイトで見れますけど、恐らく一番使いやすいのはNBA Rotationsだと思います。そのためのサイトなので迷う事もないでしょう。
今季2024OKCのローテーション図。
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他にもラインナップスタッツですとか色々併せて調べておきたいスタッツや留意点はあるんですけど、試合を観る時間が少なくなっては本末転倒なので省略。
・・・と思ったけど最後にもう一つだけ。
全盛期レブロンやヨキッチらと多く出場時間を共有した選手はその間、自ずと数値が高くなりますので、基本的に私がオンコート・オン/オフを重要視するのは「チームの根幹をなすような選手」だけです。加えて長いスパンで見ます。
ナゲッツ加入以降、ヨキッチと共にプレイする時間の多いKCPはドンチッチ以上の数値を残していますが、「KCPはドンチッチ以上の影響力を持っている」とは言えません。「KCPはヨキッチと抜群の相性を誇る名3&D&ハンドオフミッドレンジシューター」とは言えても。
2019~2024KCPのオンコート&オン/オフ。
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2019~2024ドンチッチのオンコート&オン/オフ。
![](https://nbananai.com/wp-content/uploads/image-5572-800x261.png)
・・・・・もうね、オンオート・オン/オフスタッツは語ろうと思うとキリがないです。どのスタッツもそうなんですけど、私のボキャブラリーが及ばない部分もありますし・・・・・・
・・・・寝ます!
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