【NBA】NBA2024各距離毎の最強スコアラーランキングとディフェンススタッツをいくつかとキーオン・エリス&クレイ・トンプソンの行く末と色々。/キングス、ウォリアーズ、ヤニス、ヨキッチ、デローザン、KD、ステフィン・カリー、レブロン、ハリバートン、ブランソン

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【NBA】NBA2024各距離毎の最強スコアラーランキングとディフェンススタッツをいくつかとキーオン・エリス&クレイ・トンプソンの行く末と色々。/

NBAを長く見てますと当然選手に愛着が湧きます。その選手がべテランになるほどソレは深くもなります。

昨日2024/4/17のプレイインゲーム、ウォリアーズ対キングス戦。キングスが勝利しウォリアーズはポストシーズン敗退が決定。

その試合展開、放送局のTNTが試合終盤にこんな画像↓を流すもんだから余計に切なくなりました。

クレイ・トンプソンは今オフFAになるので、早くもステフ・クレイ・ドレイモンド時代が終わるのか否かが注目されております。

クレイのアキレス腱&ACL断裂からのカムバックは近年最も感動させられた事の一つですし、勝手ながら「ウォリアーズ以外では見たくない」って感情は間違いなくあります。

今後どうなるにせよ、末永いキャリアと健康を願っております。

で、

そんな切なさを直ぐに打ち消してくれるのもまたNBAです。キーオン・エリスです。

同試合で32得点したキーガン・マレーと同じく2年目、同じく多大な存在感を放っておりました。

キーオン・エリスは3本の3P含む15pts,4reb,5astに加え3stl,3blk、見事な2wayプレイヤーっぷりを披露。

マリク・モンクやケビン・ハーターら離脱のキングスにとって数字以上に有難い存在でしょう。

キーオン・エリスはシーズン後半まで出場時間が安定しなかったのでPer Gameスタッツこそ目立ちませんが、その試合内容や36分あたりでの数字を見ると、そのディフェンシブインパクトは容易に窺えます。

今季2024レギュラーシーズン、36分あたりでのデフレクション数ランキング。50試合以上出場選手対象。

今季2024レギュラーシーズン、36分あたりでのスティール数ランキング。50試合以上出場選手対象。

今季2024レギュラーシーズン、36分あたりでのブロック数ランキング。ガード登録かつ50試合以上出場選手対象。

5.4PPGとボリュームは控えめながら3P41.7%、TS62.7%とオフェンス面でも非常に効率的です。

面白いと言うか珍しいのが、リーグで最も効率的とされるゴール下とコーナー3では平均以下の効率でありながら上記数字を記録したところ。

今季2024レギュラーシーズン、キーオン・エリスのトゥルーシューティングチャート。

キーオン・エリスのエリア毎のFG%他。

ATB(コーナー以外の3P)で44.7%と超高数値。今季3P%1位のグレイソン・アレンとほぼ同数値です。

グレイソン・アレンのエリア毎のFG%他。

グレイソン・アレンはグレイソン・アレンで左コーナーと右コーナーで20%以上の差がつく面白い事に。

出場時間を増やしながらタフなディフェンスや高効率スコアリングを維持するのはまた別の高い壁ですが、まだ24歳の2年目。これからもそのアクティブハンドと成長を楽しみにしましょう。

で、エリア毎のFG%を紹介したついでに似たようなデータも紹介。

今季2024レギュラーシーズン、距離毎(1feet毎)で最も効率的だった選手と非効率的だった選手の一覧表。

右端の数字は対象となる最低FG試投数条件。
引用元:@automaticnba

1feet毎な分サンプルサイズは小さめですが、大体はイメージ通りな感じがしますね。

便乗してランキング形式でも見てみましょう。1feet毎は長くなり過ぎるので、ある程度区切って。

今季2024レギュラーシーズン、0~3feet(リム近辺)でのFG%ランキング。試合数/試投数/%Ast’d(FG中アシストされたFGの割合)他併記。試投数100以上選手対象。

右端の数字が%Ast’d。ダイブカットやロブキャッチの上手い選手はリム近辺での%Ast’dが高くなる傾向にあります。逆にドリブルペネトレイト等セルフクリエイトからのレイアップに長けた選手は低くなる傾向にあります。
我らが八村塁は8位。よく走り、レブロンやボールハンドラーが引いた注意を上手く利用しています。

今季2024レギュラーシーズン、0~3feet(リム近辺)でのFG%ワーストランキング。

3~7feetでのFG%ランキング。試投数100以上選手対象。

1位ニコラ・ヨキッチは試投数でも1位。2位ザイオン・ウィリアムソンの試投数340(42.6%)に対し403(61.8%)。%Ast’dも58.6%なのでセルフクリエイトでもショートロールでも何でもござれ状態です。

3~7feetでのFG%ワーストランキング。試投数100以上選手対象。

7~10feetでのFG%ランキング。試投数60以上選手対象。

7~10feetでの試投数はリーグ全体でグッと少なくなります。60本上打ったのは72名いて最多はジェイレン・ブランソンで215。ブランソンのハイアーチミッドレンジジャンパーは芸術。・・・・また長くなりそうなので以下は極力簡潔に。

7~10feetでのFG%ワーストランキング。試投数60以上選手対象。

10~16feetでのFG%ランキング。試投数90以上選手対象。

10~16feetでのFG%ワーストランキング。試投数90以上選手対象。

レブロンがワースト1位なのは意外でした。3P%はキャリアハイの41.0%なので、そこらへんの微調整的なモノはやはり難しいのでしょう。基本ターンアラウンドジャンパーだったりタフショットですしね。

16~22feetでのFG%ランキング。試投数90以上選手対象。

16~22feetでのFG%ワーストランキング。試投数90以上選手対象。

22~26feet(おおよそ通常の3P)でのFG%ランキング。試投数100以上選手対象。

22~26feetでのFG%ワーストランキング。試投数100以上選手対象。

26~29feet(ステップバックやディープ3P)でのFG%ランキング。試投数100以上選手対象。

26~29feetでのFG%ワーストランキング。試投数100以上選手対象。

29+feet(超ディープ、ロゴ3、ヒーブ)でのFG%ランキング。試投数20以上選手対f象。

ヒーブとはショットクロックやゲームクロックぎりぎり時にたまに見られるバックコートからのダメ元シュートの事です。

29+feetでのFG%ワーストランキング。試投数20以上選手対f象。

以上。

スタミナの消耗を嫌ってか3P%が低くなるのをイヤがってか、打てるヒーブを打たない選手もいる中で僅かでも可能性に賭ける彼らは偉い↓。

今季2024レギュラーシーズン、ヒーブ試投数ランキング。

ランキング中成功は3本のみ。「体力の無駄遣い」と思われても仕方がない気もします。

今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。余談。

この手のランキング・スタッツは区切り方で印象も違ってくるんで書き方に結構悩みました。「対象を試投数何本以上にするか」とか「距離の区切り方をどうするか」とか。ワーストランキングも載せてるので尚更です。

より詳細に知りたい方はStathead(要有料サブスク)に赴くが吉です。メンドイって方はコチラ↓で我慢してくださいませ。

各距離毎の試投数ランキング。

0~3feet。

3~7feet。

7~10feet。

10~16feet。

16~22feet。

22~26feet。

26~29feet。

29+feet。

当ブログは私の備忘録も兼ねてますんで基本的にPCでの閲覧を前提に書いてるんですけども、先日確認してみたらスマホやタブレットで閲覧下さってる方のほうが多いんですよね。見辛くて申し訳ありません。

お詫び代わりにとっても見やすいデリック・ホワイトのドアップをどうぞ。

いや本当にごめんなさい。

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