【NBA】「優れたディフェンス」と「ファウルの少なさ」を両立する選手たち。歴代ファウル王ランキング。ファウルトラブル%&リムプロテクト%グラフ他。/ウルブズ、マブス、ペイサーズ、セルティックス、ゴベア、ドンチッチ、タウンズ、ナゲッツ、ポルジンギス

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「優れたディフェンス」と「ファウルの少なさ」を両立する選手たち。歴代ファウル王ランキング。ファウルトラブル%&リムプロテクト%グラフ他。

昨日2024/5/29の試合結果.

ウルブズが勝利し1勝3敗に。

3連勝後に相手へ1勝与えてからシリーズを制する事を「ジェントルマンズ・スウィープ」と呼びますが(最近は4勝1敗は全てジェントルマンズ・スウィープと呼ぶ事も多いようです)、昨日のウルブズの1勝は決して与えられたものではなく、またマーベリックスもジェントルマンとは程遠いほど勝利に貪欲でしたね。

貪欲過ぎる4ptsプレイ。

それにしてもKATまじKAT。

前半は5得点のみ、さらに大事な試合で1憶万回目になるであろう不必要なファウルトラブル。6個目はしゃーないにしても。

しかし、それでもKATはヒーローなのである。そーいう二面性こそが私がKATを愛してやまない理由なのです。

213cmにコーナー3を打たすためのセット。一瞬わかってないKATはやはりKAT。しっかり決めてドヤるのもまたKAT。

後半は14分30秒の出場でFG7/10、3P4/5の20pts。小馬鹿にしてるように聞こえるかもしれませんが、KATはその愛称通り本能の赴くままにシュート打ってリバウンドに跳びついちゃうくらいが丁度良いのかもしれません。

マイク・コンリーも「楽しい」言うとります。

「17年もやってると決まったサイクルになるものだけど、彼ら(KATとANT)は15歳の頃公園でプレイしていた時の興奮を取り戻してくれたね」(抜粋翻訳)との事。

ついでにファウル関係のランキングでも眺めてみましょう。

歴代キャリア1試合平均ファウル数ランキング。400試合以上出場選手対象。以下全て2024/5/29時点。

ジョージ・マイカン御大を筆頭に黎明期の選手たちばかりですね。リム近辺でのシュートが主流でFTスキルも未熟な選手が多かった事で「ファウルし得」ってシーンも多かったって事でしょうか。

現役対象ですとこんな感じ↓。

KATが貫禄の1位な一方で、ルディ・ゴベアはあれだけ守備機会が多く優れたディフェンスをしながら2.7で22位。

この「ファウルトラブルの少なさ」と「優れたディフェンス」を両立できる選手はほんの一握りです。ディフェンスに限らずスタッツや指標ってのは「コートにいられない事の不利益」を考慮しないものが多いので、ゴベアの素晴らしさはまだまだ表し切れていないよう思います。

今季2024レギュラーシーズン、ファウルトラブル%(※)とRim dFG% vs Expected%(簡単に言うと、相手のリムFG%をどれほど低くしているか)のグラフ。1000分以上出場選手対象。

ファウルトラブルによってコートにいられずorしっかりと守れず、ゲームプランも崩れ、結果チ―ムにとって多大な不利益となってしまうケースも少なくありません。Qの早い時間帯にボーナスを与えたとなれば一大事です。とは言え「絶対にするな」とも言いづらいので難しいです。

※:ファウルトラブルに陥った試合の割合。
・第1Qで2~5ファウル
・第2Qで3~5ファウル
・第3Qで4~5ファウル
・第4Qで4~5ファウル
・オーバータイムで5ファウル
となった際に「ファウルトラブル」とカウントされます。(BBall Index上の定義では)

今季2024レギュラーシーズン、1試合平均ファウル数ランキング。58試合以上出場選手対象。

今季ゴベアの平均ファウル数は3.1で9位。それでもファウルトラブル%は低いって事は上手く強弱つけられてるって事ですかね。昨日の試合では5ファウルとなりましたが、以降譲りませんでした。。

ちなみに近年のファウル王はデマーカス・カズンズ。

1990以降1試合平均ファウル数ランキング。

テクニカルファウルやミームも多かったですし、ブギーにはスキがありません(?)。

有名なミーム画像。私は覚えてないですけど、この後KAT決めたらしいですね。

今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。

現役対象、プレイオフキャリア1試合平均ファウル数ランキング。

今季2024レギュラーシーズン、1試合平均ファウル数ランキング(チーム)。

ペイサーズはDefRtgでリーグ下位かつファウル数でワースト。「何に起因してのファウルの多さなのか」がわからないと何とも言いづらいですが、そこ含めて今オフ試合を見返すのと来季ペイサーズの試合を楽しみにするとします。

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