歴代2巡目指名以降の選手たちの平均得点/アシスト/リバウンドTOP20ランキング、収拾がつかない。

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歴代2巡目指名以降の選手たちの平均得点/アシスト/リバウンドTOP20ランキング、収拾がつかない。

調べてみたら予想通り?予想不可能な結果でした。
1988年以前は今のような2巡指名制ではなく、ある年は21巡目指名なんてのも生まれていました。

それでは、歴代2巡目指名以降選手平均得点TOP20ランキングから見てみましょう。※画像クリックで拡大

エルジン・ベイラーが前回の歴代一位指名選手平均得点ランキングに続き1位。「?」と思った方に説明しますと、ベイラーは1958年1位指名を受けてレイカーズに加入する2年前にもレイカーズから14巡目91位指名を受けていて、その時は大学に残る事を選択。2年後改めて入団。もし2年前に別のチームから1位指名受けていたら・・・・名門の歴史が大きく変わっていたかも?

2位はジョージ“アイスマン”ガービン。今でも誰かがフィンガーロールを披露するたび実況解説がよく名前を出しますね。史上屈指のシグネイチャームーブを持つ選手であり当然NBA50/75周年記念チームにも選出。

3位アレックス・イングリッシュ。80年代トータルでのNBA得点王です。惜しくも50/75周年記念チーム入りは逃してしまいましたけど、残念がる事はあれど恨み節を展開するわけでもなく、本人はいたって好々爺。「ナゲッツ史上最高の選手議論」の際、今はヨキッチの名前を挙げる人が殆どですが、ヨキッチの名を挙げながら「イングリッシュへの敬意も忘れてはならない」と言葉を添える人もよく見ます。

次は歴代2巡目指名以降選手アシストTOP20ランキング。

1位は70年代を中心に活躍したケビン・ポーター。現ロケッツのケビン・ポーターJrとは血縁関係にないです。
ポーターは4度アシスト王に輝いていますけど、その割にあまり語られる事のない印象です。キャリアPPGは11.6とスコアリングは控えめだったからでしょうか。今ならラジョン・ロンドのようにもっと大きく評価されそうです。

2位はネイト“タイニー”アーチボルト。こちらは50/75周年記念チーム入りを果たしています。
圧巻なのは’73シーズン。34.0PPG11.4APGの成績を残しています。タイニー(ちっちゃい)の愛称どおり185cmの選手です。アイバーソン以前は背の小さなスコアラーが活躍するとよく名前が出ていましたね。
77~78年にアキレス腱断裂後PPGは大きく減少しましたが、キャリア後期の’81にラリーバードのいたセルティックスで唯一の優勝を経験しています。今よりもスポーツリハビリ治療/医療技術が未発達だった時代です、相当な苦労と努力があったと思いますが、その甲斐あってアシスト能力は健在でした。

今はレジェンドシューターとして語られる事が多い印象のマーク・プライスが6位にいます。2巡目歴代3位の3P%、1位のFT%ですからシューターのイメージが優先されるのは当然と言えば当然です。ただ、’93にジョーダン、バークレー、オラジュワン、カール・マローンと並んでAll-NBA-1st入りしたPGでもありますからアシストに秀でているのも当然です。

最後に歴代2巡目指名以降選手リバウンドTOP20ランキング。

リバウンド部門は1970年代中期以前の選手が多く目立ちます。
70年代後期から速攻/トランジッションバスケが採用/重要視されるようになっていき、アナリティクスの発展もあって、今ではディフェンスリバウンドへのアプローチの仕方が大きく変わりました。ざっくり言えば「とにかくビッグマンが積極的に取りに行く」よりも「自分では取りに行かずボックスアウトで相手にとらせない」「自分が取る必要がないリバウンドはハンドラーに譲る」というアプローチが増えてきました。なのでリバウンド自体は非常に重要な勝利への要因ですが、“個人スタッツとしてのリバウンド”は今後あまり重要視されなくなるのではないかと思ったりします。もしくは計測方法が見直されるか。
チームや選手によっても変わってきて一概には言いづらいですし、あくまで選手やコーチたちNBA関係者のプレイ/話を見聞きしてきた“私の感想”ですから話半分に聞いてやって下され。

ランキングに話を戻して、1位はまたまたエルジン・ベイラー。凄すぎるんですけど記事がベイラーばっかになっちゃいますので以下略。

2位デニス・ロッドマン。
今も“お騒がせ男”として名前はよく出ますし、昔の人って印象は全くないです。ただリバウンドとエキセントリックな面が目立ち過ぎて2度のAll-NBA-3rd、2年連続DPOYや7度のAll-Def-1st、5度の優勝経験のイメージは最近ごくわずかに霞んでる印象があります。ほんの少しだけ。
ロッドマンのリバウンドはそれだけインパクトがありました。
見て下さい、このリバウンド↓。




間違えた、こっち↓。

リバウンドと言うかルーズボールである。けどこの写真が好きだから良いんです。

ちなみに御息女のトリニティ・ロッドマンは先日4年1.1Mの契約にサインし全米史上最高額の女子サッカー選手になったそうです。おめでとう!

以上。

総評/感想。

私のブログ記事全般に言える事ですが、語りたい事多すぎて冗長/散漫な記事になっちゃいました。一応厳選したつもりですけど、アレックス・イングリッシュやロッドマンは個人的な思い出もあって本当はもっと語りたかったり。

御覧の皆様にとって馴染みの薄い名前ばかりで退屈な結果になってしまっていたら残念なので、後日1989年以降に絞ったランキングも調べてみようと思います。ではまた。

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