ForbesフォーブスのNBA全チーム資産価値ランキング&各チーム10年間の資産価値推移。SpotracによるNBA2023-2027のサラリーキャップ&タックスライン見積もり。
NBAファイナルは世界中から最も注目を集めるNBAイベントと言って差し支えありません。
今季2023の対戦組み合わせはデンバー・ナゲッツとマイアミ・ヒート。
両チーム共、市場規模はそこまで大きくないチームです。要らぬ懸念や揶揄もされました。
以下はSporticoによる2022年1月から2022年12月の資産価値評価額ランキング。(人気度ランキングではありません)
Forbesが2022年10月に出したランキングはこちら↓。
ヒートは12位と11位。ナゲッツは21位と22位となっています。(TOP5チームは全く同じ)
「だから何?」と聞かれると
としか言えないんですけども、何というか「“ビッグマーケットチームの優位性”とか“スモールマーケットチームの不利”やらは強調してもあまり良い事はないんじゃないかなー」と、ふと思ったので調べてみました。
市場規模が戦力・ロスター編成に影響を与える事は間違いなくありますけど、勝敗はそれのみで決定するわけではないですし、「デカい市場規模が不利に働く事もあるんじゃないか」とも思ったりします。人気があり過ぎて「長期的なプランを建てづらい」とかですね。よそからの選手獲得が比較的容易な事が、若い選手やチームカルチャーの育成を阻む事があるんじゃないかと。
近年はセルティックスやウォリアーズがそこらへんを上手く両立してるなぁーと感じます。
ネッツとクリッパーズはその資金力と若い資産を引き換えにスーパースターを手にしましたが、現状望む結果を手にしていません。
KDやカワイらはそれだけの価値のある選手でしたから、その試み自体は失敗と思いませんけども、やはり「ビッグマーケットである事」や「豊富な資産」は時として“リスキー”とも言えるのではないでしょうか。
・・・・うーん、どこも結局同じですかね?
話題を少し変えまして。
↑では全30チームの評価額をランキング形式で紹介しました。となると当然下位のチームもいるわけで、29位グリズリーズや30位のペリカンズら下位チームは景気が悪く見えるかもしれません。
ラーメンマンの言う通りです。んなこたぁないです。
グリズリーズもペリカンズも評価額はウナギ登りです。「他チームと比べた相対評価だと下位」ってだけです。
ここ10年の評価額の推移。
漠然とした書き方で恐縮ですが、NBAは全体的に景気が良いです。
パンデミックの影響でNBA全体で利益が下がったのにもかかわらずサラリーキャップは据え置きだったり、今後数年のキャップ/タックスライン予測も右肩上がりです。
なにはともあれ
NBAは儲かっとります。
今回はこの辺で。ではまた。