【NBAサマーリーグ開幕&FA&延長契約続報】NBA史上最も過払いな選手?キングスはビーム継続?身長低くて重い選手と身長高くて軽い選手が大活躍のサマーリーグ。/グリズリーズ、OKCサンダー、キングス、ウォリアーズ、レイカーズ、デンバー・ナゲッツ、キャバリアーズ、スパーズ

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【NBAサマーリーグ開幕&FA&延長契約続報】NBA史上最も過払いな選手?キングスはビーム継続?身長低くて重い選手と身長高くて軽い選手が大活躍のサマーリーグ。

本日2023/7/4、FA交渉も落ち着きを見せ始めております。

昨日の記事以降の主だったサイニングは

ウルブズのアンソニー・エドワーズが5年260Mで延長契約。

クリッパーズのメイソン・プラムリーが1年5Mで残留。

ラプターズのダラノ・バントンが2年契約でセルティックスへ。

レイカーズのマリーク・ビーズリーは1年2.7Mでバックスへ。

サンズのトーリー・クレイグは2年契約でブルズへ。

とりあえず以上。現時点での未契約FA選手や契約成立選手を調べたい方は、例によってSpotracのFA trackerか有志の方がまとめたコチラへどうぞ。

毎年のオフ中、契約関連で必ず話題に上るのが「最も過払いなのは誰?」といった話題。

サラリーは絶対的な評価基準ではなく、チーム・状況によって、その選手へ支払うべき適切なサラリー額は変動します。

雑に例を挙げると、ハンドラーが余っているチームがハンドラーに高額オファーしたら、例えそのハンドラーがエリートだとしても過払いになり得ますし、逆もまた然りです。

「A選手の方が良い選手なのにB選手の方がサラリーが多いのはおかしい」とは単純に言えないのがNBA契約の面白いところです。「契約の中にチーム事情・チームの方向性を妄想する余地がある」と言いますか。

なので、選手の名前と契約年数とサラリー額だけを並べて「過払い」云々を語っても致し方ない気はしますが、それはそれ。一旦置いておきましょう。

細かい事は抜きにして気軽に議論を重ねるのもNBAの醍醐味。「NBA史上最も過払いが生まれた年」と言われる2016のサイニングを見てみましょう。

全て見たい方は引用元:CBS Sportsへどうぞ。

今とはサラリーキャップ他状況が違うのでピンと来ない方も多いと思いますが、まぁ兎に角この年は異常でした。

その元凶というかキッカケとなってしまったのがティモフェイ・モズコフへの4年64M契約

モズコフの2016レギュラーシーズンスタッツ。
プレイオフスタッツ。13試合出場してますが22試合中9試合はDNPでした。
4年64M契約期間中のレギュラーシーズンスタッツ。というか契約期間終了を待たず2年でNBAから去る事となりました。

上記成績で4年64M。

こんな過払い契約が生まれたもんだから、後の皆が「モズコフが大金もらってんだから」とばかりに見事にインフレ。

他にもソロモン・ヒル4年52M、イアン・マヒンミ4年64M等々。2016オフは兎に角「何が起きているのか?」状態で「NBA組織ぐるみのマネーロンダリング説」が出るくらいの異常なオフシーズンでした(ジョークでです)。

ソロモン・ヒルの4年52M契約期間中のレギュラーシーズンスタッツ。
マヒンミの4年64M契約期間中のレギュラーシーズンスタッツ。

FA契約とは違いますが2022オフはトレード市場で似たような事が起きましたね。

ルディ・ゴベア1人を獲得するためにウルブズは4つの1巡目指名権&5人の選手を放出。

指名権の内3つはプロテクトなし、残り1つもTOP5プロテクト。後知恵とはいえウォーカー・ケスラーも含まれているのがとんでもないです。

ジャズのCEOダニー・エインジや他フロントが「じゃあ他の選手も安売りしません。指名権&若手もっと沢山ちょうだい」となりトレード市場が一時停滞。トレードリクエストしていたケビン・デュラントにとってはイイ迷惑だったと思います(多分)。

結局ドノバン・ミッチェルがトレードされるのに9月までかかり(ゴベアのトレードは7月6日)、KDはトレードリクエストを一度引き下げる事となりました。

「たった一件でも適性価格を無視すると市場全体に大きな影響が及ぶ事がある」「過剰な期待は選手のキャリア・評判にマイナスに働く事が多い」

その一例だったと思います。モズコフとゴベアの一件は(※)。

※:余談。
ゴベアトレードの適正価格に関しては今でも色々意見があると思います。ちなみに私は「ゴベアの高額契約はジャズにとって適正だった」と今でも思っていますが、ティム・コネリーが差し出したトレードアセットについては「間違いなく楽しみは増えたけども、リスク・リターンは見合っていないのではなかろうか」と思いました。コネリーはナゲッツでのドラフト手腕は優秀でしたし尚更もったいなく思います。

・・・今更言ってもしゃーないですね、来季大爆発する可能性も「なきにしもあらずんば虎児を得ず」です。

モズコフも良いところ・名場面が沢山ありましたし、「過払い」「過大評価」って評判・イメージが一度つくと払拭するのは非情に困難ですよね。

有名な誤植画像。(93PTSとあるが実際は23PTS)
この画像というかモズコフの凄いところは“29REBの方は誤植じゃない”ってところです。しかも相手はステフ、クレイ、ドレイモンド、イグダラ、ボーガットの揃ったウォリアーズでした。もはやナゲッツのレジェンド。

トバイアス・ハリスもマックス契約でなければ今よりもずっと「良い選手」として語られる機会は多かったでしょう。

ハワイでボバン・マリヤノビッチと一緒に恐竜を探すトバイアス・ハリス。動画へのリンク
早よどこかボバンにマックス契約提示せんかい。

冗談はさておき、「過大評価」「過払い」と言われる選手皆、まだまだ期待しております。

話題を変えまして。

本日2023/7/4はサマーリーグが開幕。

早速グリズリーズのデイビッド“ビッグボディ”ロディ&ケニー・ロフトンJr、我が愛しの重量デュオが躍動しておりました。

2人とも身長に対して体重が非常に重い。見た目もワイドで目立ちますし、ワイドな割にスキルフルなので見てて面白いです。今日の試合ではクラッチな一面も。

他にも注目ルーキー・若手たちが活躍したり、肥やしを経験したりしております。

休養中の一年で更にサイズアップしたそうで。
トレイ・マンのスラムもヤバかったです。

引き続き楽しみましょう。

ちなみに、本日はデマーカス・カズンズもプエルトリコリーグでプレイ。動画へのリンク

楽しそうで何より。

今回はこの辺で。ではまた。

おまけ。

キングスが2024シーズンの新しいジャージーを発表いたしまして。

発表と共にYoutubeでドマンタス・サボニス&ディアロン・フォックス出演のCMを公開。

動画へのリンク
サマーリーグの試合放送中でも流れていました。

CMの内容から察するに、2024シーズンもビームパフォーマンスは継続してくれるようです。

Light The Beam!

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