【NBA2023-2024】近年のNBAでサマーリーグ&ルーキー時代から評価を逆転させた選手たち。昨季ルーキーのポセッションあたりでの生産性。ヘッドコーチの系譜と平均年齢。
チケットの売れ行きも好調らしいNBA2023サマーリーグ。
ルーキーたちは早速才能を見せつけたり、洗礼を受けたり、残念ながら怪我をしてしまったり、兎に角皆頑張っております。
そして、負けじと躍動する2年目の選手たち。
超新星ビクター・ウェンバンヤマは「理想のサマーリーグデビュー」とは言えませんでしたが、まだサマーリーグ。長い目で楽しむとしましょう。
「長い目で楽しむ」というのは何もウェンバンヤマやサマーリーグに限った話ではありません。仮に1年目全体が期待外れだったとしても、それならそれで良いんです。
過去10シーズンのAll-Rookie-Teamを見てみましょう。
名前が載っている選手は「素晴らしい1年目を過ごした」という事ですけども、1stと2ndで現在評価を逆転させている選手も珍しくありません。
最たる例は2014All-Rookie-2ndのヤニス・アデトクンボでしょう。
他にも2ndから大出世した選手、1stでそのままチームを代表するまで成長した選手、早くもリーグからいなくなってしまった選手など様々です。
チームを移籍して大躍進を遂げる選手もいます。2023MIP投票で3位と4位だったジェイレン・ブランソンとミカル・ブリッジズはいずれもAll-Rookie-Teamには選ばれていません。二人とも5年目での大躍進。(マブス・サンズにいた頃から良い選手だったので「急に成長した」ってわけではありませんが)
2020&2023NBAファイナル進出マイアミ・ヒートの大黒柱ジミー・バトラーは2ndにすら選ばれていません。1年目は2.6PPG/1.3RPG/0.3APG、FG40.5%/3P18.2%/FT76.8%でした。
そんなわけで、1年目での不調はキレイさっぱり忘れて良いです。代わりに1年でも1試合でも活躍した場合は永遠に覚えておきましょう。
ついでに2023レギュラーシーズン1年目選手たちの75ポゼッションあたりでの生産性を見てみましょう。
TS%とPoints/75。
まだ顔と名前が一致しない選手も多いので名前表記のモノ↓。
Ast/75とReb/75。
ポゼッションあたりでのスタッツ・指標はサンプルサイズの小さい選手と大きい選手を同列に扱ったり色々留意点はありますが、ワクワクさせるには充分です。
昨季サマーリーグ以降当ブログでラブコールを送り続けているケネス・ロフトンJrはやはり目立ちます。「高さの足りなさ」というのは極めて克服しづらい欠点の一つですので「ロフトンJrは大成する」と確信を持っては言えないんですけど、間違いなく見てて楽しい選手です。インサイドでの「工夫を凝らしてる」感がたまらんです。
あとはウォーカー・ケスラーらビッグマン勢もリーグ全体での供給不足を打破すべく期待しております。
「3P?ミッドレンジ?プルアップ?フリースロー?知らん。ペイント内で全て解決」みたいなスコアリングビッグマンとかそろそろ出てきても良いと思うんです。
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今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。
グレッグ・ポポヴィッチHCがスパーズと新たに5年契約を結んだとのことで。
お金と栄誉には困っていないであろう御年74歳。バスケ&スパーズを愛しているのはわかりますが、そのバイタリティがどこから来るのか教えて頂きたい。
アメリカプロバスケットボールリーグのヘッドコーチ平均年齢推移。
100歳までやって下さい。