【NBA】最新MVPオッズと過去MVPたちのTSショットチャートとディアロン・フォックス&ステフィン・カリーの類似性と若手ガードたちの成績比較と。
KingsMuseによるTweet。
「2023シーズンのディアロン・フォックスと2013のステフィン・カリーは共にプレイオフ初進出、4度の優勝経験チームに敗北、MVP投票11位、25歳のポイントガード。そっくり」といった内容です。
「ステフのいるウォリアーズが優勝したのは2年後の2015シーズン、近いうちキングス王朝が訪れる前兆!?」という暗示・励ましの意味も込められているでしょう。
こういう比較、楽しいですよね。「AとBどちらが良い選手か」みたいな比較も良いですけど、一見共通点の少なく見える二人に共通点を見出して、そこから何らかのメッセージを発する、もしくは受け取る事は面白いです。
折角なので、色々比べて見てみましょう。
2013までのステフと2023フォックスのキャリアスタッツ。
既にステフは「史上最高のシューター」の片鱗を見せていますが、フォックスは出場試合数が1.5倍ほど多く、All-NBAとオールスターに1度選出済み。
そういえば若い頃のステフは足首の怪我が非常に多かったんですよね。
2013当時ステフへの評価を全て覚えているわけではありませんが、足首の不安もあり、現在のルカ・ドンチッチやジェイソン・テイタムらほどの期待は抱かれていなかったと思います。
で、そんな2013時点ではAll-NBA・オールスター選出も優勝も経験していなかったステフの2014~2023シーズン成績がこちら↓。
10年間で4度の優勝、9度のAll-NBA(内4度が1st)、2度のMVP、1度のFMVP、9度のオールスター。
まぁ冗談みたいな10年間ですこと。
2023ディアロン・フォックスは、そのステフと類似点があるってんですから“夢が広がりんぐ”です。
勿論ステフのキャリアはレアケース中のレアケース、フォックスがステフのキャリをア辿る保証なんざありません。
しかしですよ?NBA史上のスーパースターの中には周囲の予想を大きく覆してきた選手が多くいます。マイケル・ジョーダンやレブロン・ジェームズらのように周囲の期待通りにスーパースターとなった方が稀かもしれません。
ここ最近のMVP。ヤニス・アデトクンボ
ニコラ・ヨキッチ
ジョエル・エンビード。
ジェームズ・ハーデン
冗談みたいな選手ばかり。(見た目の事ではなく)
最近のMVP・スーパースターは周囲の予想を大きく覆してきた選手、周囲の期待を大きく上回ってきた選手、革新的だったり前例破りな選手ばかりです。
2023/7/21現在の各ベッティングサイトの2024MVPオッズですとフォックスは、おおよそ36倍~51倍の15番人気と大穴予想。引用元:Vegas Insider
この大穴予想はむしろ追い風。MVP云々抜きにして、フォックスの更なる飛躍への前フリです。
フォックスの2018~2022のトゥルーシューティングチャート(フリースローを得た位置・そのフリースローでの得点も含んだショットチャート)
昨季2023フォックスのショットチャート
リムでのフィニッシュとペイント内での効率を上昇させながら、3Pでの成長の余地を残した非常に楽しみなショットチャート。
キングスも同じです。2023キングスはレギュラーシーズンOffRtgでリーグ1位(前年2022はリーグ24位)など躍進しましたが、ウォリアーズにおいてディフェンス面で大きな貢献をしていたとされるマイク・ブラウンをHCに迎えながらDefRtgはリーグ24位(前年は27位)とまだまだ改善を楽しめるチームです。
フォックスの負傷やドマンタス・サボニスやケビン・ハーターの不調などプレイオフでの悔しい思い、キーガン・マレー、デイビオン・ミッチェル、マリーク・モンクらプレイオフ初出場組の経験も良い燃料となるでしょう。
男子三日会わざれば刮目してみよ
2024開幕までは三日どころではありませんが、フォックス並びにキングス全員に要注目であります。
今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。
前述したMVPたちの2023レギュラーシーズン、トゥルーシューティングチャート。
ステフィン・カリー
ヤニス・アデトクンボ
ニコラ・ヨキッチ
ジョエル・エンビード
ジェームズ・ハーデン
みんなちゃんとしゅーときめてえらい。
もう一つおまけ。
来季4年目以降でまだAll-NBA経験のない25歳以下ガード、言わばフォックスのライバル(わりと無理矢理)たちのキャリア成績。
いい顔。