【NBA】「現代NBAならもっと活躍していたであろう選手」リスト。その陰にある寂寥感とレイカーズ王朝への架け橋となった名選手。/ペイサーズ、コービー、ウォリアーズ、ロケッツ、マーベリックス、シカゴ・ブルズ、ピストンズ、キングス、マイアミ・ヒート

目次

【NBA】「現代NBAならもっと活躍していたであろう選手」リスト。その陰にある寂寥感とレイカーズ王朝への架け橋となった名選手。

「○○は今の時代ならもっと活躍していた」系の文言はそれなりに見かけます。

過去の選手の自己PRだったり、記者による考察だったり、ファンによるヨモヤマ話だったり色々ありますが、いずれにせよ好奇心が刺激されて中々面白いもんです。

よく名前の挙がる選手たち。右リンク先から選出→リンク リンク リンク

基本的にアウトサイドシュートが上手かったりディフェンスに秀でた選手は、この手の話題で名前が挙がりやすいようです。

トニー・クーコッチのキャリア3P%33.5%は低く見えるかもしれませんが、クーコッチは当時貴重なマルチポジションフォワードで、今で言う「ストレッチ4」もこなせるオールラウンドプレイヤーでした。

現役時代、ジェリー・クラウスGMも絡んで色々あったマイケル・ジョーダンがプレゼンターを務めた殿堂入り受賞式。超良いスピーチ。リンク

そんなトニー・クーコッチ始め、この手の話題に挙がるのは、大抵華やかな実績の持ち主でもあります。上記リストは全員殿堂入りか優勝経験者ですね。

そうなると天邪鬼な考えが私の頭によぎりまして、「もっと日陰に日を当てたらんかい」とも思うわけです。

というわけで、私が考える「現代NBAならもっと活躍していたであろう選手」は

エディー・ジョーンズです。

・・・・・

いや、わかります。現役時代エディー・ジョーンズを知っている方なら「エディー・ジョーンズ充分評価されてたろ。充分日当たってたろ。レイカーズ時代大人気やったろ」とおっしゃりたくなるでしょう。

その通りなんですけども、私にとっては上記リストの選手たちと同じくらい「現代NBAで見てみたい」「現代NBAならどうだったか」を妄想させる選手なわけですよ。

エディー・ジョーンズはまさに現代NBAチーム・チャンピオンチームが欲するであろうタイプの選手でしたから。

身体能力が高く欠場は少なく、All-Dにも3度選出。3Pも4割近くを記録するシーズンが多かったです。(キャリア3PA4.3、キャリア3P%37.3%)

本当に良い選手だったので「不運の選手」扱いは失礼ですが、良い選手が故にトレードアセットとしての価値が高くて、巡り合わせには恵まれなかったと思います。

レイカーズでデビューして早くから実力を発揮して人気も出ましたけど、二年後同ポジションのコービー・ブライアントが加入。よりによってコービー・ブライアントです。

レイカーズはわざわざブラデ・ディバッツを放出してまでコービーを獲得したわけですから、その期待は並ならぬもので、コービーもそれに応えるだけのポテンシャルを示していました。

プレシーズンゲームでの一コマ。
当時無名のルーキーだったベン・ウォレスもこの悔しさをバネに2004レイカーズに勝利したとかしないとか。

結果レイカーズは1999年にエディー・ジョーンズをホーネッツのグレン・ライスとトレード。(エルデン・キャンベルらも絡んだ複数選手トレード)

ポジションに縛られる事の少ない現代NBAならコービーとエディー・ジョーンズを併用していく道を選んでいたかもしれません。

勿論トレード相手のグレン・ライスはMVP投票で5位にもなった超優秀な選手です。2000シーズンにレイカーズは優勝、そのまま三連覇もしましたし、エディー・ジョーンズもホーネッツでAll-NBAに選出されましたから、このトレードが失敗だったとは全く思いません。

しかし、グレン・ライスは2000シーズン後に再びホロ苦い形でトレードされる事となります(ファン人気の高かったエディー・ジョーンズとのトレード加入だった故に、レイカーズファン・メディアから批判の対象になりやすかった事も関係したと言われています)。

エディー・ジョーンズはヒートやマーベリックスなど後に優勝するチームに渡り歩くも、タイミングに恵まれず自身は優勝を経験する事はありませんでした。

それと、これは本人全く気にしてないと思いますけど、エディー・ジョーンズと同姓同名の有名なラグビー指導者がいて若干ややこしいのも何となく不運。

“eddie jones”でグーグル検索した結果。
日本代表監督も務めたラグビー指導者のエディー・ジョーンズさんが殆ど。

繰り返しになりますが、エディー・ジョーンズは素晴らしい選手で輝かしい瞬間も沢山ありましたから「不運の選手」扱いは失礼極まりないです。

ただ、シャック、若きコービー、ニック・ヴァン・エクセル、エディー・ジョーンズらが並び立った1997~1999頃の三連覇前レイカーズもすんげぇワクワクするチームだったなぁ、と不意に懐かしくなり、エディー・ジョーンズの話題をあまり見かけないのが寂しくなったので本記事を書いてみました。

エディー・ジョーンズへの思いはイトコであるタイリース・ハリバートンへ上乗せするとしましょう。

今回はこの辺で。ではまた。

  • URLをコピーしました!
目次