【NBA】過去優勝チームたちの開幕前予想とプレシーズン成績、ここ5年連続でのサプライズに続くのはどのチーム?パワーランキング下位チームで飛躍するのは?
2023/10/14現在、プレシーズンゲームが絶賛開催中であります。
プレシーズンゲームには“新学期”的な雰囲気があって楽しいモンです。昨季まで大人しかったアイツがキャラ変して突如イケイケになってたりします。
プレシーズンゲームは、勝ったら「はい。優勝待ったなし」、負けたら「プレシーズンゲームはウチのシマじゃノーカンだから」とポジティブでいやすいのも良いですね。
「プレシーズンの結果に意味はない」云々はよく聞きますが、それはそれ。「楽しむが吉」という事で色々見てみましょう。
まずは昨季2023シーズンのプレシーズン成績。
優勝したナゲッツは3勝2敗と勝ち越してはいるもののNetRtg19位で-1.3。一方、躍進を果たしたキングスは4戦全勝で+26.0。2023プレイインに出場し、今季2024は本格的な飛躍が期待されるOKCも5勝1敗と高いNetRtg。
続いて2022シーズン。
2022優勝のウォリアーズはNetRtgでは5位ですが5戦全勝。プレシーズンとは言え、やっぱり優勝するようなチームは最低でも勝ち越すくらいは・・・・・
・・・・・・2021優勝バックスは3戦全敗。
わかっちゃいましたけど、プレシーズンの成績から「優勝・飛躍への法則性」を見出すのは無茶ですな。
ついでに毎年プレシーズンの時期に公開される“GM Survey”「各チームGMへのアンケート調査」の優勝予想を見てみましょう。
2023優勝予想
2022優勝予想
2021優勝予想
2020優勝予想
2019優勝予想
GMたちから本命視されたチームは、ここ5年間1度も優勝していません。それどころか5年間中4度は1票も得られなかったチームが優勝しています。
・・・・いや、違うんです。「GMもどいつもこいつも見る目ねぇなぁ」とか
ってしたいんじゃあないんですよ。
「いつだってNBAは予想困難、群雄割拠」って言いたいだけなんです。「いつだって予期せぬスターやチームが出現してくる」って事を言いたいんです。
近年で言えばヤニス・アデトクンボとニコラ・ヨキッチはまさにその象徴です。
ヤニスもヨキッチも当初から“自身の強み”を示していて「先が楽しみ」とは思っていましたけど、
2度のシーズンMVPとファイナルMVPをこんなにも早く取ると予想出来た人は極僅かでしょう。
5年先の予想は勿論、8か月後の予想も難しい。それどころかプレイオフ直前での予想だって超困難。
ここ5年の「プレイオフ直前で1番人気だったチームの結果」と「優勝したチームのプレイオフ直前での優勝オッズ」
予想困難だったりわからないって事には自由で面白い発想の余地があります。
現状、大抵のNBAメディアはピストンズ、ホーネッツ、ウィザーズ、ブレイザーズ、スパーズをパワーランキングの下位に置いています。
2023/7/21時点The Athleticsのパワーランキング。
2023/7/14時点Bleacher Reportのパワーランキング。
2023/7/17時点NBC Sportsのパワーランキング。
2023/7/30時点でのESPNによるパワーランキング。
下位予想されたチームたちが今季2024如何にして飛躍するか、優勝へのシナリオを脳内でシミュレイトするのもまた一興。
「ビクター・ウェンバンヤマがカリーム・アブドゥル・ジャバーと化し優勝」みたいなシンプルな妄想でも十分楽しいです。
今回はこの辺で。ではまた。