【NBA】MVP候補たちは期待どおりのスコアリングができているのか?/返り咲くのは誰なのか?
NBA universityから。今までのキャリアと比較して期待以上に効率よくスコアリング出来ているかをグラフ化したもの。(詳細な算出方法は不明)
留意すべき点として「今までのキャリアから算出される期待/予測値と比較したグラフ」なので、右下にいるヤニス・アデトクンボは必ずしもグラフ上部にいる選手よりも非効率的なスコアラーなわけではないです。
具体的な算出方法がわからないので断言はできませんが、ヤニスの今季TS%は59.2%でリーグ平均以上ではあるものの2019年以降ヤニスの例年と比べると大分低い数字で、アイソでのeFG%やドライブでのFG%も昨季より下がってしまっているのも大きく関係していそうです。(’22ヤニスのアイソeFG%は50.2%、’23は44.9%。’22ヤニスのドライブFG%は60.8%、’23は57.1%。)
昨季は向上したもののヤニスのプルアップには以前から賛否両論ありますよね(特に3P)。
個人的には「打つべき」というか「躊躇わない姿勢は持ち続けるべき」と思っております。ドライブレイアップばかりを頼りにしては今後やプレイオフでまた「ウォール」(早いヘルプでのペイント内/リム近辺への侵入阻止)に苦しむ事になりそうですし、闇雲に打つのはアカンですけど相手ディフェンスに「好きに打たせたくはない」と思わせる程度の試投数はあった方が良いのかな、と。打たない事には向上もしませんし。
まぁその「いつどこでどの程度打つか」のバランスが難しいんでしょうけども。
ヤニスのシューティングタッチや最近のバックスの不調は気になりますがチーム成績は2022/12/27現在22勝11敗でイースト2位。不調を補うだけの武器がヤニスにもバックスにもあるという事でしょう。
クリス・ミドルトンが本格復帰すればオフェンス面での大きな助けになりますし、ヤニスの今後のショットセレクションにも注目したいです。
他の選手ですと、基本的にMVPやオールスター議論で名前が挙がるような選手はグラフ上部にいます。
そんな中見逃せないのは画像中央上部にいるジュリアス・ランドル。
ランドルにとって昨季は散々なシーズンだったと思われますが、今季は今のところ見事なバウンスバックを見せてくれています。
昨季と今季ランドルのスタッツ一覧。※画像クリックで拡大
MIP受賞者は必ずと言ってよいほどプレイオフや次シーズンに壁にぶち当たりますが、昨季シアカムの様にまたAll-NBAに返り咲けたら何よりです。
余談ですけど、歴代MIP受賞者で殿堂入りしたのトレイシー・マグレイディだけなんですよね。今のところ。
1986年創設のまだ歴史の浅い賞ですし殿堂入りする選手も今後増えてくると思いますから、シアカムやランドルらも是非に。
前述のヤニスは史上唯一のMIPとMVP両方を受賞した選手です。殿堂入りも絶対に確実に決定的に100%決まっております。
NBA2Kのレーティングで見るヤニス成長の歴史↓。
某王子もこう言っています。
今回はこの辺で。ではまた。