The Athleticによるルーキーランキング。/スクート・ヘンダーソンの楽しみな身体能力。/ダイソン・ダニエルズとクリスチャン・ブラウンの強豪での貢献etc.
The AthleticのSam Vecenie記者による2023/1/4時点での’23ルーキーランキング。
1位はパオロ・バンケロ。ルーキーらしからぬ老獪さも持っていて1試合平均8.0FTAはリーグ11位。
“ルーキーの宿命”で早速偉大なレジェンドと比較されておりますが、彼らのルーキー時代と比較しても遜色ない数字。
バンケロとレブロン・ジェームズとケビン・デュラントのルーキーイヤーのスタッツ一覧。2023/1/6時点。※画像クリックで拡大
基本的にルーキーはシュートタッチに苦しむようで、TS%は低くなる傾向にあります。今となっては信じられませんがKDですら一年目は51.9%。レブロンにいたっては50%未満。ルーキー時代のミスは肥やし、ですな。(KDの今季TS%は68.0%。すんごい)
他に私が注目したいのは9位ダイソン・ダニエルズと15位クリスチャン・ブラウン。
二人ともPer Gameスタッツは5PPG未満他大人しいもの。ですがペリカンズとナゲッツ、ウェスタンカンファレンス上位に属するチームの中で、求められる役割(主にディフェンシブな貢献)を忠実に実行しようとするクレバーかつアンセルフィッシュなプレイが印象的です。
ダイソン・ダニエルズ本人は掘り返してほしくないでしょうが、レイカーズの大逆転劇を生んだ痛恨のフリースロー2本ミス以来応援しております。
後の対ウルブズ戦、118対119残り3秒。ルーキーでありながら相手エースのアンソニー・エドワーズを守る大役を任せられ、その期待に応えファウルせずタフジャンパーを打たせたのはお見事でした。
クリスチャン・ブラウンも1試合平均14.4分の限られた出場時間の中で、ディフェンスで存在感を十分に発揮。
ヨキッチが開幕前に言っていた「(クリスチャン・ブラウンは)要領が悪いと思われる事を恐れずに何でも聞きに来てくれる」というのは、ルーキーにとって非常に重要な資質ではないでしょうか。
’22ドラフトコンバインで3位の垂直跳びを活かしたダンクも見応えがあります。
クリスチャン・ブラウンが20分以上プレイした試合ではナゲッツは現在10勝1敗、縁起も良いです。
ナゲッツとペリカンズは共にスターターに多額のサラリーを費やしています(ザイオンは来季からマックス契約入り)。
比較的サラリーキャップを圧迫しないルーキー契約の選手の活躍も当然大事になってきます。プレイオフでスターターが出場時間/負担を増やし活躍するには、レギュラーシーズン中にルーキー・セカンドユニットが出来るだけスターターに無理をさせない事は重要でしょう。
目を見張るスタッツラインを残す事はなくとも、コンテンダーで存在感を放つダイソン・ダニエルズとクリスチャン・ブラウン。末永く要注目です。
今回はこの辺で。ではまた。
おまけ。
ドラフトTOP3指名候補、スクート・ヘンダーソン18歳の肉体美。
見た目だけでなく↓
楽しみ。