クレイ・トンプソンの捲土重来。【Road to NBA JAPAN GAMES 2022】ゴールデンステイト・ウォリアーズ

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はじめに

2022年9月30日/10月1日/10月2日に開催される「NBA Japan Games 2022 Presented by Rakuten ゴールデンステイト・ウォリアーズ対ワシントン・ウィザーズ」で注目したい選手や来季の見所を毎回ピックアップして少しづつ紹介していこうと思います。

今回はゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンです。

観に行ける人・行けない人、両方の方が楽しめたら幸いです。

昨季の活躍

まずは昨季主要5部門のスタッツ。

20.4PPG/3.9RPG/2.8APG/0.5SPG/0.5BPG

クレイは’20と’21シーズン2季連続で1試合も出場することができませんでした。

’19ファイナルで左前十字靭帯断裂。’20オフのトレーニング中に右アキレス腱断裂。それぞれが選手生命に重大な影響を及ぼす大怪我です。

クレイ不在の2年間ウォリアーズもプレイオフに進むことが出来ず、雌伏の時を過ごすこととなります。

そして2022年1月10日(日本時間)、931日ぶりの公式戦出場は世界中のファンやNBA選手からチームの垣根を越えた祝福の声をもって迎えられました。

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https://twitter.com/JCrossover/status/1480366198831206406?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1480366198831206406%7Ctwgr%5Eedab0a9b0f69b1a2aff1f6884ebf452d1fe01653%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.nbcsports.com%2Fbayarea%2Fwarriors%2Fnba-twitter-reacts-klay-thompsons-return-warriors-lineup
これらはほんの一例です。

クレイは元々リーグ史上屈指の3&D。931日間のブランクを経て直ぐに元通りとはいきません。ゆっくりと時間をかけて・・・・・というのは私の様な凡人の発想で、クレイは途中欠場を挟みながらではありますが32試合すべてスターターとして出場。

プレイオフでも全試合スターター出場。なんと平均・総出場時間両方でチームTOPを記録しました。

こうして文字通り体を張ってウォリアーズの優勝に貢献したクレイは、見事2022年ESPN主催のベストカムバックアスリート賞に選ばれます。

来季の見所

スティーブ・カーHCはThe Athleticとのインタビューで、クレイ、カリー、ドレイモンド、ウィギンス、ケボン・ルーニー、ジョーダン・プールの6人に大きくプレイタイムの比重を置くことを示唆しています。

優勝をし上記コアメンバーは残ったものの、失ったものも決して小さくはありません。

ゲイリー・ペイトンⅡ、オットー・ポーターJr、ネマーニャ・ビエリツァ。そして「ウォリアーズのディフェンス構築の最重要人物」との声もあるマイク・ブラウンAC。

マイク・ブラウンと共に仕事をしてきたクリス・デマルコACが後を継ぐとされていますが、クレイを含む古株たちはコート上の働きは勿論、若手にとっての良きメンターであることも求められそうです。

クレイにそういうイメージはあまりないかもしれません。

しかしクレイは’21対戦していたジャマール・マレーが同じ前十字靭帯断裂をした時、いち早く病室を訪れた人間の内の一人でした。後にマレーは記者会見やポッドキャストでクレイに対して度々感謝の意を表しています。↑でクレイ復帰にも喜びのツイートをしていますね。

また、マレーの復帰を急かすような報道が増えた時も周りを諫め理解を求めていました。

一人のアスリートとして相手を問わずアドバイスを与え、それは当然仲間たちにも授けられるでしょう。

それを受けた若手たちとどういったケミストリーを見せてくれるのか。それが私の思う見所です。

最後に

【Road to NBA JAPAN GAMES 2022】4回目はクレイ・トンプソンについて書いてみました。

プレイ内容というよりも“クレイのメンタリティ”に焦点を当てた内容でしたが、いかがだったでしょう。

どの選手いつ何時でも二度と怪我はあってほしくありません。しかし復帰までの931日間はクレイにとって決して無駄ではなく、“人としての成長の糧にする強さ”がクレイにはあったのだと思います。

今回の【Road to NBA JAPAN GAMES 2022】はここまで。お読み下さり、ありがとうございました。

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