良くも悪くも圧倒的存在感デニス・シュルーダー対モンテネグロの3P。/サボニスとバランチュナスとエルナンゴメス兄弟とロレンツォ・ブラウンと時々ルディ・フェルナンデス。

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良くも悪くも圧倒的存在感デニス・シュルーダー対モンテネグロの3P。/サボニスとバランチュナスとエルナンゴメス兄弟とロレンツォ・ブラウンと時々ルディ・フェルナンデス。

・ドイツ対モンテネグロ

グループ戦最後のハンガリー戦開始直前にこっそりミカンを食べるデニス・シュルーダー。

見てて少し笑えただけで、特に意味はないです。

第1Q。
ドイツはFG7/22、 モンテネグロはFG4/13と互いにイージースコアを許さない展開。スコアは19-10、ドイツが9点リード。

こういった展開で目立つのは“個のタレント”。
ドイツはマオド・ローのステップバック3P、ドライブレイアップ、バグナーらのタフ3Pが決まり始めます。
そして“個”に注意が向いたモンテネグロのディフェンスには綻びが生まれ始め、ドイツはその綻びを見逃さなずイージースコアを稼ぐ。いわゆる「主導権を握る」展開ですね。逆にモンテネグロは「後手に回る」展開です。

前半は48-24のドイツが24点リードで終了。
デニス・シュルーダーがスロベニア戦の鬱憤を晴らすかのようにワンハンドスラムやハイライトアシストを連発していました。前半だけで8pts7ast。ミカン食ったおかげですね。

後半。
モンテネグロが開始3分で3本の3Pを決め差を詰めます。タイムアウト後もモンテネグロの3Pは好調を維持。
しかしシュルーダーも好調を維持、キャッチ&3やプルアップジャンパーなど多彩なスキルを披露しリードも維持。

67-50のドイツリードで迎えた第4Q。
モンテネグロのシュートはなおも好調を維持。一方ドイツのシュートは陰りを見せ始め、ついにリードは一桁に。

タイムアウト後、まだモンテネグロの3Pは止まらず。ケンドリック・ペリーの2連続3Pで5点差。

シュルーダーが今度は落ち着いたパス/アシストでドイツを牽引。マオド・ローのタフ3も決まりモンテネグロの猛追に抵抗。さらにシュルーダーもプルアップジャンパーを決め勝利を引き寄せます。

このまま終われば「シュルーダーよくやった」だったんですけど、残り2分ほど?で不必要なタフ3を打ったりターンオーバーしたりとある意味「シュルーダーらしい一面」もバッチリ見せて、ちょっとだけピンチを演出。しかし大事には至らず。

試合結果は85-79でドイツの勝利。シュルーダー22pts8ast。モンテネグロのケンドリック・ペリー25pts。

第3Q。バグナーが着地時に相手選手の足を踏み足首を痛めるアクシデントがあり、フリースローは打ったもののそのままコートには戻ってこず。状態が心配されます。どうか無事でありますように。
シュルーダーはやっぱりよくやったと思います。

モンテネグロは後半だけなら37-55でドイツを圧倒、主に3Pで。サマーリーグで活躍したシカゴ・ブルズのマルコ・シモノビッチもさらに良い経験を積めましたし、「ブーチェビッチが戻ってきたら」と思うと期待で胸が膨らみます。ひとまずはお疲れ様でした。

・スペイン対リトアニア

第1Qは19-20と拮抗。ヨナス・バランチュナスが2つ、ドマンタス・サボニスが1つのファウルをする不穏な空気も。

第2Q。
序盤からスペインのボールプレッシャーが増し相手ターンオーバーを誘発、7点をリードします。
そこから試合は互いが大規模なランを許さない再び拮抗した展開。
ところがバランチュナスが第2Q残り4分で3つ目のファウル、ベンチへと下がり後半を前に大きな不安材料を抱える事に。

流れがスペインへ傾くと思われましたが、ミンダウガス・クズミンスカスの3P、サボニスのゴール下、アルナス・ブトケビチウスのエンドワンレイアップ、リトアニアがバランスよくジワジワと差を縮めていき逆転に成功します。

前半は40-45でリトアニアが5点リードで終了。両チーム二桁得点した選手はゼロと総力戦とも言える内容。

第3Q。
ファウルトラブルでバランチュナスが使えないリトアニアはサボニスのポストアップを囮にオープンな選手がシュートを打つなど尚もバランスの良いスコアリングでリードを二桁に広げます。
そして第3Q残り5:38でバランチュナスがコートへ帰還。
インサイドではリトアニアが有利になると思われましたが、スペインはロケッツ所属ウスマン・ガルーバがオフェンスリバウンドなど縁の下の力持ちな貢献。第3Qを63-68のリトアニア5点リードで終えます。

第4Q。
疲れからか双方ミスが目立ちます。グループ戦でリトアニアを牽引してきたバランチュナスはここまで僅か5得点。
残り4分、文字通り千両役者ボー・クルーズことフアンチョ・エルナンゴメスのレイアップでリトアニアのリードも僅か3に。大事な時間帯、バランチュナスはまさかのベンチへ。

そして残り1分42秒スペインが遂に逆転。80-78。

そこから互いにスコアを重ね残り16.2秒、82-81でスペインの1点リード。リトアニアのインバウンズプレイ。

そのインバウンズプレイでサボニスがまさかのイリーガルスクリーン。

グループフェイズのドイツ戦に続き、またも・・・またも・・サボニスの不必要なファウルで・・・・いや責めるわけではないんですけど、あれだけ肘を出しゃ誰が見てもファウルですし、肘を当てて得られるギャップはそのリスクに見合ってないと思うんです。

しかし私の心が折れてるのをよそにスペインはフリースローをミスし、リトアニアは土壇場で同点に追いつきオーバータイムへ。

拾ったようなオーバータイムは今大会のリトアニアを象徴するかのような内容でした。
リトアニアは随所でビッグプレイは出るんですけど、逆転や勝利を決定づけるようなクラッチ中のクラッチな場面でシュートにすら持って行けなかったりミスをしてしまう。
今大会ではバランチュナスとサボニスの起用法は不安定で、残念ながらツインタワーと呼べるほどのものではなかったです。オーバータイム残り3分、バランチュナスはコートに立ってすらいませんでした、どこか怪我をしていたのでしょうか?3ファウルでしたし、少し心配です。

なにはともあれ試合結果は102-94でスペインの勝利。スペインのロレンツォ・ブラウン28pts、ビリー・エルナンゴメス22pts。リトアニアのミンダウガス・クズミンスカス18pts。

・・・・疲れました、本当に。リトアニアに少し辛辣な事を書いたのも、そのせいって事にして下さい。

クソどうでもよい言い訳をしますが昨日の夜7時から現在早朝6時半までぶっ続けで観戦(と記事作成)は老体には無茶でした。「さすがに今日は無理せずしっかり寝よう」と思ったら「ヤニスがチェコ戦に出場予定」とのニュースが。

・・・・二日無理するくらいヘーキヘーキ(^q^)

ああ、あと大事な事を言い忘れていました。スペインおめでとう!

リトアニアもお疲れ様でした。ミスのインパクトが強かっただけで、見ていて楽しいことの方がずっと多かったです。

今度こそ寝ます。ろくに推敲もしてないので誤字脱字その他諸々酷いかもしれませんが、御容赦を。ではまた。

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