はじめに
2022年9月30日/10月1日/10月2日に開催される「NBA Japan Games 2022 Presented by Rakuten ゴールデンステイト・ウォリアーズ対ワシントン・ウィザーズ」で注目したい選手や来季の見所を毎回ピックアップして少しづつ紹介していこうと思います。
今回はワシントン・ウィザーズのカイル・クズマです。
観に行ける人・行けない人、両方の方が楽しめたら幸いです。
昨季の活躍
まずは昨季主要5部門のスタッツ。
17.1PPG/8.5RPG/3.5APG/0.6SPG/0.9BPG
平均得点はブラッディ・ビールとクリスタプス・ポルジンギスを下回りますが、昨季66試合すべてでスターター出場とコンスタントに数字を積み上げ、総得点と総リバウンド数はチームTOP。
値千金のシュートを数多く決めるなど、昨季序盤におけるウィザーズ躍進立役者の一人とも呼べる存在です。
他にも歯に衣を着せぬ物言いや奇抜なファッションスタイルで、ウィザーズファンのみならず世界中のNBAファンを楽しませてくれました。
来季の見所
クズマの特徴として上記クラッチなところの他に“安定感のなさ”が挙げられます。
1試合平均こそ13Mのサラリーを考えれば十分すぎる数字を残していますが、FG45.2%/3P34.1%でTS%(3PとFTを含めたシュート効率)は54.7%といずれもリーグ平均の46.1%/35.4%/56.6%を下回っています。
また17.1PPGに対して一桁得点の試合が14回もあります(同程度のPPGのアンドリュース・ウィギンズは3回、ケルドン・ジョンソンは8回)。
昨季のウィザーズは新しくウェス・アンセルドJrHCを迎えビールの欠場やロスターにも大きな変更があったので、一概にクズマの安定感のせいにも出来ませんが、リードを守るための落ち着いたショットセレクションやディシジョンメイキングを覚える事はチームへの大きな助けになると思います。
またクズマならそれができるはずです。クズマは1巡目27位の下位指名。名門レイカーズのプレッシャーを跳ね除け、一年目から周りを見返してきた選手ですから。
何を起こすかわからないワクワクドキドキな今のクズマも十分魅力的ですので、変わらないならそれはそれでヨシ!!です。
最後に
【Road to NBA JAPAN GAMES 2022】3回目はカイル・クズマについて書いてみました。
クズマは私が大好きなモンテ・モリスと同郷で、モンテという存在を通してではありますが思い入れの強い選手です。
そのモンテ・モリスと来季からはチームメイト。対極的なプレイスタイルとも言える仲の良い幼馴染と、一体どんなシンフォニーを奏でるのかも楽しみです。
モンテが過去に僕を1on1で打ち負かしていたのは事実だけど、もうそんなことは起きないよ。彼はチビだからね
早速仲の良さを見せつけていて微笑ましいです。
今回の【Road to NBA JAPAN GAMES 2022】はここまで。お読み下さり、ありがとうございました。