まさかのフォーニエ、まさかのオスマン、まさかのゴベア、まさかのトルコ対フランスの結果。/ドンチッチが火をつけベルギーが消化してドラギッチとチャンチャーとプレペリッチがまた火をつける。

目次

まさかのフォーニエ、まさかのオスマン、まさかのゴベア、まさかのトルコ対フランスの結果。/ドンチッチが火をつけベルギーが消化してドラギッチとチャンチャーとプレペリッチがまた火をつける。

・トルコ対フランス

第1Q立ち上がり、フランスは前試合欠場のグエルション・ヤブセレ が3Pを決めるなどで7-0のランを決めて幸先の良い展開。トルコの初得点はアルペレン・シェングンのルディ・ゴベア越しターンアラウンドジャンパー。
第1Qは11-18でフランスがリード。
ロングリバウンドで幸運なオフェンスリバウンド、からの3Pなどトルコにとってツイてる場面もあって大差はつきませんでしたが、ゴベアのいるいないに関わらずインテリアディフェンスの差を感じる内容でした。

第2Q。
フランスもミスが多く「盤石」と呼べる展開ではないものの最大16点差がつきます。しかしそこからトルコの3連続3P、さらに相手ターンオーバーからのドライブレイアップで5点差にまで追いつきます。
が、トルコはまたもゴール下が空いてゴベアにエンドワンを献上。35-43でフランスの8点リードで前半終了。

今大会通じてフランスはハーフコートオフェンス時のミスが目立ち、この試合もそれに倣った内容。
トルコはフランスのインサイドを攻略できず前半だけで17本もの3Pを放ち、決まったの5本のみでした。

後半。
フランスはオフェンスを修正するかと思いきや、あくまで「ディフェンシブ」な御様子。ディフェンスでトルコのミスを引き出しチャンスを得ますが、オフェンスでは自滅に近いターンオーバーやレイアップミスなど「ミスの嵐」で逆にトルコへチャンスを献上。
第3Qは殆どこの繰り返しでした。
第3Q残り1:45にはとうとう49-49の同点、フランスは慌ててタイムアウト。

今度こそ修正・・・・・・・ならず。

さらにミスが続き、逆にトルコのブグハン・タンチャーはここまで3P6/6、完全にイケイケで第3Qでも3Pを量産します。

トルコはついに逆転に成功し第3Qは57-49のトルコリードで終了。

第4Q。
フランスはスペインピックやショートロールなどを用いてゴール下、コーナー3で逆転し一安心。

・・・しかしやっぱりオフェンスでミスをする!でトルコの3Pが決まる!

第4Q残り1分。
下馬評では圧倒的有利だったフランスが72-73でわずか1点リード。そしてフォーニエがコルクマズの3Pへ痛恨のファウル(かわいそうな判定ではありました)。フルカン・コルクマズがプレッシャーに負けず3本全て決めトルコがリードを奪い返します。

そしてフランスの運命のポゼッション。
エバン・フォーニエがこの試合2度目のコーナでのラインクロス。これでゲームオーバー・・・・かと思いきやトルコも負けていません。

トルコ2点リードのまま残り10秒でフランスからアンスポーツマンライクをもらい、何故かこの試合あたってるわけでもフリースローが上手いわけでもないセディ・オスマンに2本のフリースローを託します(意地の悪い言い方ですが、私は直前にクラッチFTを3本全て決めてるコルクマズに打ってほしかったんです)。

嫌な予感が当たりオスマン2本ともミス!けどトルコボールですからまだ安心。

からの100%予想出来たはずの相手プレッシャーに負けてパスミス!

今度はトルコがフランスにチャンスを献上。結局ゴベアにプットバックダンクを決められオーバータイム。

・・・・オーバータイムはコルクマズがタフ3Pを2本決めるなど流石にピリッとした試合展開か。

残り10秒で86-87、フランス1点リードでゴベアのフリースロー。・・・・やっぱり2本ともミス!

トルコにチャンス!はい、ターンオーバー!

今度こそゲームセット。

試合結果は86-87でフランスが勝利。ゴベアが20pts17reb。トルコのブグハン・タンチャー22pts、コルクマズ18pts。

「ミスがどーたら」とイチャモンをつけるような事ばかり書きましたが、試合を見た感想を一言で言えば間違いなく「面白かった」です。
フランスは攻守でインサイドを圧倒していましたし、トルコも地力では明らかに劣っていましたが後半3Pが入りだしてからの猛追は見応え抜群でした。だからこそミスが目立っただけで「フランスがディフェンスで勝利をもぎ取った」とも言えますからね。・・・多分。

とにかく「負けたら終わり」のトーナメントでは勝利が一番大事、フランスおめでとう!

フランスの次戦はセルビア対イタリアの勝者と対戦。

トルコは本当に色々とお疲れ様でした。

・スロベニア対ベルギー

第1Qスロベニアはドンチッチの3本含む4本の3Pを連続で沈めリードを奪います。まずはドンチッチ絶好調。24-19スロベニアリードで第1Q終了。

しかしそこからドンチッチの3Pが入らなくなり始めると、途端にスロベニアのオフェンスが窮屈になりベルギーが差を詰めます。ドンチッチはドリブルドライブやドローファウルにプレイをシフトし、スコアを稼ぎますが点差は広がらず。
前半は44-41でスロベニア3点リード。

後半。
一桁差のリードを保ってはいてもスロベニアに余裕は見られず。ドンチッチは随所で相手ディフェンスを読む流石のアジャストを見せますが、スロベニアはシュートの安定感を欠きます。

第4Q残り9分にはベルギーが遂に逆転。

こういう場面で相手の勢いを断ち切るのがルカ・ドンチッチという選手でスロベニアというチーム。ドンチッチのレイアップ、タフエンドワンからドラギッチのファストブレイク。

そののちクレメン・プレペリッチも3P&3本のFTをきっちり決めます。

そしてヴラコ・チャンチャーはリトアニア戦の再現、相手をブロックしてからコートをサボらず走りレイアップを決める好プレイを披露。大好き。

マイク・トビーのお馴染みアリウープも飛び出しリードを大量にし、そのまま試合終了。

試合結果は88-72でスロベニアの勝利。ドンチッチ35pts5reb5ast4stl。ベルギーのマヌ・ルコント16pts。

ドンチッチは第1Qにステップバック3P連発で絶好調だっただけに、以降の安定感のなさがすこーし気になったんですけど気づいたら35得点。終盤には相手オフェンシブファウル&アンスポーツマンライクを引き出す頭脳プレイも。

第4Qにベルギーに一瞬逆転された後はむしろ「スロベニアのチームとしての強さ」が際立つ展開になって面白かったです。

スロベニアの次戦はウクライナ対ポーランドの勝者と対戦。

ベルギーも我慢我慢の展開で食らついていて素晴らしかったです。お疲れ様でした。

  • URLをコピーしました!
目次