飛躍が期待されるNBA2年目選手たち。現時点でのWin SharesとTS%ランキング。

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飛躍が期待されるNBA2年目選手たち。現時点でのWin SharesとTS%ランキング。

以前の記事↓と同じく、まだサンプルサイズの小さい一見役に立たなそーなランキングを眺めながら「好きな選手/気になる選手について語る」だけの記事です。

以下は2年目選手の現時点(2022/10/31)での左Win Sharesと右TS%ランキング。

ジェームズ・ワイズマンは3年目ですが昨季全休なので2年目扱い。

今回取り上げたいのは「凄い数字を残している選手」ではなく「アレ?」って選手とチームです。

’21サマーリーグMVPであり、サクラメント・キングスでの昨季ルーキーシーズンにディフェンス面で高い評価を受けていたデイビオン・ミッチェル。

今季キングスはウォリアーズから、その堅守に多大な貢献をしていたマイク・ブラウンACをヘッドコーチとして招聘。

ディアロン・フォックスのエース/中心選手としての自覚、ドマンタス・サボニスのハブ(ハイポスト/エルボーでのプレイやパスの中継点)としての働き、ハリソン・バーンズのベテランとしての貢献、ケビン・ハーターがもたらす3Pとスペーシング、マリーク・モンクのベンチからのインスタントスコアリングetc.+マイク・ブラウンHCの手腕。

「マイク・ブラウンHCがキングスへウォリアーズそのままなディフェンスを与えられる」とまでは思っていませんでしたが、「ある程度ディフェンス強度/規律を向上できれば、もしかしたら・・・」と私は開幕前、プレシーズン前から今季キングスを楽しみにしていました。

他メンバーにはディフェンスを不安視されている選手も多いだけに、「デイビオン・ミッチェルの存在は重要なものになっていくのでは?」と期待しておりました。

しかし開幕4連敗。対戦相手を考慮すれば、過度に悲観すべき結果ではないとはいえ、少し不安にはなります。

特にデイビオン・ミッチェルのシュートの絶不調(TS%40.3%)は楽観視しづらいものです。

All-Defプレイヤーであるマティス・サイブルがシクサーズで出場時間を得るのに苦労しているように、同じくディフェンスで一定の評価を得ているミッチェルも出場時間が減り、生産性も大きく下降しています。

・・・・・・・・

・・・・・・・昨日までは!

本日は“デイビオン・ミッチェルの日”です(今日も良い試合が多く、他にも大活躍した選手は多いですけどね、ポール・ジョージですとか)。

いやー、格好良かった。
残り1分30秒、211cmのメイソン・プラムリー越しにリードをもたらすプルアップ3Pを決めた時は本日一番の大声が出ました。ちなみにミッチェルは183cmしかなく、この試合前まで3P%は僅か18.7%でした。

しかし、その後のポゼッションで痛恨のパスミス・・・・・と思いきやバックタップで直ぐに取り返し、またもプルアップジャンパーを沈め、勝利を確実に引き寄せる攻守でのクラッチプレイ。

苦しい試合が続いた中でのキャリアナイト、試合後くらい浮かれても良さそうなモンですけど、試合終了のブザーが鳴った直後も表情を崩すことなく、対戦相手のホーネッツ選手を探しハグを交換する姿を見て私はもう・・・・なんというか・・・・

今のところたった1試合での活躍で、キングスはまだ2勝4敗。今後の改善/飛躍が保証されているわけではないですけど、良いモン見せてくれたのは間違いないです。

基本的にスタッツ/指標は「試合、時間、ポセッションあたりでの平均」を表すものが多くて、ミッチェルがここからそれらの見栄えを良くするかは難しいところです、今日途中退場したディアロン・フォックスもすぐ戻ってくるでしょうし。

追記:ごめんなさい。ディアロン・フォックス、結構な重傷でした。

しかしクリッパーズのレジー・ジャクソン(※)なんか昨季のTS%とかスタッツ/指標は割とグロいですけど、紛れもなく昨季クリッパーズ大健闘の大きな要因でした。(今季は今のところ苦戦中)

※:余談。
レジー・ジャクソンは“Big government”ビッグガバメント(大きな政府)という一見カッコいいんだかダサいんだかようわからん愛称を持っています。(命名Justin Russo)
“大きな政府”というのは社会学・政治学用語で、雑に言うと「経営難や財政危機に瀕した企業・団体に対して積極的に経済支援策を打ち出して介入する政府、並びに考え方」の事。 つまりレジー・ジャクソンはカワイやポール・ジョージ不在等で大ピンチなクリッパーズを積極的に救い出したクラッチな選手、まさに“Big government”ってわけです。

ミッチェルが今後スタッツ/指標を良くしていくにせよ何にせよ、というかそれも含めて、今後キングスは要注目だと思います。

それにしてもマイク・ブラウンHCは試合中ずーっと大声上げてて喉が心配なレベルです。

試合中よく声を出す、と言えばラジョン・ロンドは今何をしているのか・・・・

話の脱線が止まりそうもないので、今回はこの辺で。ではまた。

追記:今日はペイサーズの2年目クリス・デュアルテも素晴らしく惜しかったです。

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