過去5年間の「量と効率を兼ね備えた果敢なスコアラー」TOP60ランキング、お馴染みのメンツと共に時の流れを感じる。リラード、ハーデン、エンビード、レブロン、ザック・ラビーンetc.

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過去5年間の「量と効率を兼ね備えた果敢なスコアラー」TOP60ランキング、お馴染みのメンツと共に時の流れを感じる。リラード、ハーデン、エンビード、レブロン、ザック・ラビーンetc.

タイトルの「量と効率を兼ね備えた果敢なスコアラー」TOP60ランキングというのはPPGが20以上、USG%(※1)が30以上の選手をTS%(※2)の高い順にソートしたランキングです。(USG%とTS%に馴染みのない方には記事最後に補足説明があります)

もっとわかりやすく言うなら「沢山シュート打って効率よく決めた選手ランキング」です。

始めからそう言え?ごもっとも。

では、「量と効率を兼ね備えた果敢なスコアラー」TOP60ランキングを見てみましょう。2022/9/28時点。

上位陣はイメージ通りと言いますか、お馴染みなメンツ過ぎて特に言う事がないです。
強いて言うなら3位の’22ヨキッチは’21もTS%は64.7%で26.4PPGと超高効率スコアラーでしたが、USG%が29.6%と僅かに30%に届かなかったのでランクインならず。

10位に63.4%で’21ザック・ラビーンがいるのが意外といえば意外でしょうか。
’22はデローザンの加入もあってUSG%が28.8%に低下。本来ならTS%の上昇を期待したかったところですけどロンゾやカルーソの離脱→Isoやブーチとの2メンゲームなどオフェンスがパターン化、デローザンはキャッチ&シュートが得意というわけではない、というのも重なって逆に60.5%まで下がってしまいました。(勿論「周囲の環境のせい」にはできない面も沢山あったでしょう)
というか’21の27.4PPGでFG50.1%/3P41.9%/FT84.9%ってヘタな50/40/90クラブ入会より貢献度的には余程でっかいと思うんですけども・・・・無粋ですかね。
なにはともあれ、お子さんも無事誕生し気力十分な来季ラビーンに期待大です。

そして恐らく「いや、ハーデンは?」と思った方もいるでしょう。ご安心を。

TS%60%以上、USG%30%以上の選手をPPGの高い順にソートしたTOP20ランキングではこうなります↓。2022/9/28時点。

1位’19ジェームズ・ハーデンのUSG%40.5%は史上2位の高さでもあります(史上1位は’17ラスの41.7%)。それでいてTS%61.6%の高さを維持しているんですからビックリです。4位のエンビードと共闘する以上もう同じ活躍は見られないと思うと少し寂しい気もしてしまいますね。その分シクサーズでのハーデンver3.0の活躍を楽しむとしましょう。

リラードの復帰後大爆発も期待しております。

ちなみにサムネ画像↓はfadeawayworldのEddie Bitar記者による2019年10月14日当時のランク付けです。

今回はこの辺で。ではまた。

※1:ざっくり言うと、「その選手がコートにいる時にシュートを打つorターンオーバーする割合」。
よく「使用率」と訳されたり、「負担の多さを表している」と説明されてるのを見かけますが(私も面倒な時はそうします)、語弊があります。
下記計算式を見ればわかる通り、USG%はあくまでFGA/FTA/TOVをする頻度にだけ焦点を当てたスタッツです。
なので現在のクリス・ポールのようなファシリテーター(パサー寄りのプレイメイカー)はプレイへの関与率(使用率)や負担が大きくともUSG%は少なくなります。昨季で言うとクリス・ポールのUSG%は19.7%でリーグ98位、同チーム内でもジャベール・マギーやキャム・ペイン以下です。
よって、USG%が高い選手を使用率/負担の大きい選手と見なす事は100%間違いではありませんが、低くとも多くの使用率や負担を背負っている選手もいると思っておくと吉です。我ながら細かいですね。

計算式は以下。覚える必要はないです。
100*((Player’s Field Goal Attempts)+0.44*(Player’s Free Throw Attempts)+(Player’s Turnovers))*(Team’s Total Minutes)
/
((Team’s Total Field Goal Attempts)+0.44*(Team’s Total Free Throw Attempts)+Team’s Total Turnovers))*5*(Player’s Minutes)

※2:3Pやフリースローを含めたシュート効率。欠点がないわけではないですが、総合的なシュート効率を調べる/説明するときは現状これが一番手っ取り早いし便利です。
少し細かい事を言うと、エース的な選手はマーク/コンテストが厳しくなって低くなりやすい傾向にある、シュートエリアの狭い選手は高くなる傾向にある、計算式上フリースローを大きく評価するのでそこら辺は留意しておくと良いかと思います。

計算式は以下。こちらも覚える必要はないです。
Points/ [2*(Field Goals Attempted+0.44*Free Throws Attempted)]

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