【NBA】過去優勝チームのRS成績ワーストランキングと全チームのワースト勝敗記録と歴代優勝回数&勝率ランキングとRingerの開幕直前パワーランキングと色々。
アメリカスポーツメディア“The Ringer”が2023/10/4に中々面白い表現でパワーランキングを公開。
↓画像は私が元記事を基にTier Makerで作成。上ほど高評価、同ティア内では左側ほど高評価になります。
デイミアン・リラード、ドリュー・ホリデー絡みのトレード後にパワーランキングを公開したのメディアはまだ少数です。(2023/10/18時点でザッと調べたところ他にHoopsHypeとLineupsが10月に入ってから公開)
と言ってもバックス、セルティックス、ナゲッツの位置が多少入れ替わる可能性があるってだけで、以前公開した各メディアもそこまで変化はなさそうな気がします。
んで、優勝候補ってのは当然取り上げられる機会は多いわけです。逆に下位予想のチームは少ないです。紙面や時間には限りがあって、どうしても優先順位は出てきちゃいます。
失礼ながらブレイザーズ、ロケッツ、ウィザーズ、スパーズ、ピストンズ、ホーネッツの6チームは大抵のNBAメディアから今季は厳しい予想をされています。※詳しくは↓関連記事参照
正直言いまして私も似たような評価を下していますが、私にとって彼らが「見逃せないチーム」「楽しみなチーム」である事も間違いありません。
というわけで、今回はブレイザーズとロケッツとウィザーズの見所やデータを取り上げつつ、各チーム苦難の時・番狂わせの歴史なんかも見てみましょう。スパーズ、ピストンズ、ホーネッツはまた別の機会に。
まずブレイザーズ。
真面目にリーグ屈指のエキサイティングなロスターを持っていると思います。攻守ともにド派手なシーンが期待できます。
プルアップ3Pシューター、ショットブロッカー、POA・ペリメーターディフェンダー、マルチポジション2wayプレイヤー、ロブフィニッシャー等々上記面々に加え、コヤツら↓もいます。
マルコム・ブログドンもチームにコミットする発言をしてましたし、ジェレミー・グラントも直ぐに老け込む年齢でもありませんし、エキサイティングかつ悪くないバランスのロスターです。少数派でしょうが、もしもプレイオフ争いに加わってもちっとも驚きません。「もうタンクなんかせんといて」って思っております。
続いてロケッツ。
GMアンケート調査「2024シーズン最も成長するチームは?」で2位の票を得たロケッツ。
私からの評価というと・・・・プレイオフ出場候補とは考えていません。ごめんなさい。
なにせ、兎に角わからない。
今季2024から全セルティックスHCイメ・ウドカを新HCに迎えるわけで、「誰が中心となっていくのか?」とか「誰がどういう役割を担っていくのか?」とか、そういったチーム内序列だったりシーズンプラン的なものの見当もつきません。前HCスティーブン・サイラスが築いたもの、過去の戦術への理解を全てリセットしてまた一からとなれば時間はかかる気がします。
しかし、新HCが飛躍のキッカケとなるケースも多いです。(昨季2023マイク・ブラウンHCとキングス、2021トム・ティボドーHCとニックス他)
上記メンツに加え、4位指名ルーキーのアメン・トンプソン、サマーリーグMVPキャム・ウィットモア、昨季All-Rookie-2ndのタリ・イーソンもいて、私お気に入りのジョック・ランデールとジェフ・グリーンも加入。
選手個人個人での魅力で言えば、私も非常に高い評価をしています。ただ、プレイオフ出場の可能性を他チームと比べた時に、「あまりにも未知数が故に少し低くなりますよ」ってだけです。
「是非見たい」「増えたらいいなー」と思っているのはアルペラン・シェングンやジャバリ・スミスJrによるリム・ペイントでの高効率なスコアリング。
2023シェングンのトゥルーシューティングチャート
2023ジャバリ・スミスJr
フレッド・バンブリートもジェイレン・グリーンも3Pを多投する選手で、他若手にも伸び伸びと成長をしてもらうのなら、インサイドでの安定かつ渋い貢献ってのは一層輝くと思います。
ディフェンス?
ディロン・ブルックスに全部なんやかんやで何とかさせます。
次。
ウィザーズ。
何気にスターター(予定)の内二人が優勝経験者です。
つまりセルティックス(ドリュー・ホリデーだけ)とサンズ(KDだけ)以上の豪華スターターです。
冗談はさておき。
カイル・クズマとジョーダン・プールにはNBAファイナルまで戦い抜いた経験があります。両者ベンチからの出場でしたけど、選手として大きなアドバンテージだと思います。疲れの溜まった体への負担やプレッシャーのかかり方を知っていて、その対処法をチームメイトへ多少なりともシェアできるわけですからね。クズマの2020年の変則的なシーズンでのファイナル経験も、イレギュラーへの対処に役立ちそうです。
今季を“雌伏の時”とするにしても、練習に励み試合に出なければ大きな成長は見込めません。そういった意味で上記ウィザーズの面々は欠場が少なく多くの成長を楽しめそうな選手ばかりです。
ダニエル・ギャフォード78試合、デニ・アブディア76試合、コーリー・キスパート74試合(ジャパンゲームスで捻挫し開幕8試合欠場後は全試合出場)、クズマ64試合、タイアス・ジョーンズ80試合、プール82試合。昨季に限らずコンスタントに試合に出続けています。
いや、全試合出場が珍しくなかった時代と比べるとアレですけど、近年では欠場が少ない方なのです。
昨季2023出場試合数ランキング。
プールはMIP候補に挙げられているのも目にします。
各ベッティングサイトのMIPオッズ一覧。
個人的に注目してるのはコーリー・キスパート。「ウィザーズの中で」ではなくて、リーグ全体の中でも屈指の期待を寄せている3Pシューターです。
昨季2023キスパートの3Pスタッツ。
プルアップ3Pを打つ事は少ないですが、そういうのはプールとクズマがいますからね。キスパートには今の長所をグングンと伸ばして頂いて、是非ともオフボールでディフェンスを引っ掻き回すシューターになってもらいましょう。
贅沢言わないんで、ディフェンスも改善してもらって、ついでに1Qで37得点してもらって、29分で60得点してもらって・・・・・気づいたらアレ?みたいな?
以上。
以下は各チームのレギュラーシーズンワーストレコード。
優勝17回で最多のレイカーズとセルティックスだろうが、レギュラーシーズン通算最多勝率60.3%のスパーズだろうが、どん底は経験してます。
優勝回数ランキング。
レギュラーシーズン通算勝率ランキング。
ブレイザーズらの今季がどん底だなんていうつもりはありません。どうなるにせよ、常にチャンスはあるって事です。直ぐでなくても、意外と近いうちに。
優勝したチームのレギュラーシーズン成績ワーストランキング。
今気づきましたけど2022と2023、2年連続でレギュラーシーズン53勝29敗だったチームが優勝してますね。
よし、目指すべきは53勝です。届かなくても44勝までなら優勝の前例ありです。
44勝にも届かなかったなら・・・・新しく歴史を作って下さい。
今回はこの辺で。ではまた。